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魔女の国 第一章 41話~50話 まとめ
第41話 マリーの回復魔法
「くそっ!生意気な娘め・・・!」ゼインの魔法もブロックできている。
「よかった!今度は私が助けるわ!」ゼロの腹には大きな穴が開いていた。
ゼロを魔法陣の上に寝かせると、杖に祈りを込めて回復の呪文を唱えた。
第42話 復活
数分の時間稼ぎが功を奏して、ゼロの傷が癒され回復。「ゼロ、大丈夫?」
ゼロはマリーの頭をなでると立ち上がり、結界の外へ出て静かに集中。
「平和に生きて能力が落ちたんじゃないか?ゼロ。」ゼインが挑発した。
第43話 決着
「・・・そうだな。争いはこれで終わりにしよう、ゼイン。」
その瞬間ゼロの杖から強い光が放出され、ゼインは動けなくなった。
ゼロがゼインに近づき手を触れると、ゼインは石像ように固まっていた。
第44話 戦いの後で
「これで安心だ。魔法を解かない限り、ゼインが動き出す事はない。」
「油断した。助かったよ。」「ゼロ・・・!」結界を出て駆け寄る。
「・・・杖と仲良くなったみたいだな。」「レベルアップ出来たみたい。」
第45話 相棒
旅の中で、段々と2人のコンビネーションが良くなってきた気がする。
だけど私は、元の世界に戻る日が近づいているのよね・・・。
2人で歩きながら、そんなことを思うと少し切ない。
第46話 最北の地
いよいよ最北の地に足を踏み入れる。最後の目的地、魔法の洞窟を目指す。
岩場の上がり降りを毎日繰り返すけど、こういうことも慣れてきた。
もうすぐ洞窟にたどり着く。なんだかザワザワしてきた。
第47話 光の扉
今日は満月の夜、歩き続けて夜になった。「マリー、見ろ。あの洞窟だ。」
ゼロが指さす先に、確かに洞窟が見えた。「光の扉、あるかしら。」
ランプを手に、洞窟に足を踏み入れる。すると、洞窟の奥に光が見えた。
第48話 元の世界に戻る時
光の扉があったことに安心した。だけど、なんだか複雑な気分。
扉を目の前にして、突然ぽろっと涙が出て来た。「どうしたマリー。」
「戻ってしまったら、もうあなたと会えなくなる。」涙が止まらなくなる。
第49話 別れの葛藤
「せっかく魔女になれたのに。」ゼロはやさしくマリーの手を握った。
「よく頑張った。マリーはオレの相棒だ。元の世界の家族が心配するぞ。」
それもそうだけど、私の気持ち分かってないのね・・・。
第50話 彼と歩む道 完
「いつかまた会える?」光に手を近づけると、ゼロがマリーを引き留めた。
マリーはゼロの頬にキスをして「まだ魔女の修行がしたい。」と言った。
マリーは彼と共に生きることを選択した。光の扉は消失していた。
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