言語を学ぶ以上に得られるもの
韓国語を学び始めてから7年目
最初はYoutubeをみてノートに書き込んでの独学スタイルから始まった韓国語
7年前にオーディションの帰り道にたまたま見つけた韓国文化院
ネットで検索したら韓国文化院の中にある「世宗学堂」という場所で韓国語講座をやってるという情報がのっていました。
時期的に夏だったので後期のタイミングで空きがあれば受講できると書いてあり即申し込みをしました。
全部で8年間かかる定期講座の現在7年生、、といったところでしょうか?
間にコロナ期間があり対面からオンラインへとなり現在また対面レッスンとなりました。
オンライン期間中、進級テストがとても簡易的になったため今こうして7年生ができているのは奇跡だと思っています笑
韓国語を学びたいとおもったきっかけ
ちょうど世の中的には韓流ブームが少し落ち着いた頃だったと思います。
冬のソナタや天国の階段がテレビで放送されて少し見たことがあったくらいでしたがそこまでのめり込んではいませんでした。
ですが、二十歳の頃のバイト先に在日韓国人のお友達ができたり韓国映画のおすすめを聞いたりして、当時はサブスクなどなかったので、レンタルショップに行き「頭の中の消しゴム」を借りたことがきっかけとなりました。
出演していた、ソンイェジン氏とチョンウソン氏が素敵すぎて、すぐにファンになり、元々日本の映画のリメイクだったそうですがストーリーもとてもよく、泣いた記憶があります。
そこからジャケ買いならぬジャケレンタル???笑
気になる韓国ドラマや映画を借りては続きが気になるから一気に見て、返してはまた借りて、、そんな20代前半でした。
20代後半からは確かドコモのサービスでdtvが出て、韓国ドラマがたくさん見れるようになったのでレンタルせずに携帯で見れるようになり家でTVよりも携帯で韓国ドラマを見ては夜更かししていました。
寝ないほどハマったものはハリーポッターを読んでいた10代以来でした笑
そんなにハマっていてもドラマで覚えた単語は
「ファジャンシリ」「ヨボセヨ」「アボジ!!」
ぐらい( ´∀`)
どこかに習いに行くという発想にはなりませんでした。
しかし、こんなに好きなのにいまだに全然言葉がわからないのはなんだか悔しいと思ったのです。
アメリカ映画でも字幕なしで見れたらな〜なんて思ったことはあったけど英語も後回し。。
韓国は日本語と似ていることもあり
「いつか字幕なしでみれるようになりたい!!」
ここでやっと行動に移し始めます。
今はSNSを使って勉強ツールはたくさんありますが、当時はそこまでなかったように思います。
ここでやっと冒頭に戻りますが、オーディションの帰り道に出会った韓国文化院が私の韓国語勉強のターニングポイントになりました。
韓国ドラマ好きな仲間と共に学ぶ環境
私は夕方のクラスの後期から合流しましたが、毎年クラスが変わるなか、最初に出会ったクラスの仲間とはいまだにLINE上での交流があります。
私がいたクラスは、主婦さんや還暦を迎えた方など、人生の先輩方が多く、「好き」を共有することや一緒に学ぶことで、年齢関係なくお話しすることができました。
中には私の活動を応援してくださり、出演映画の舞台挨拶にもサプライズで来てくださった方までいらっしゃいました( ;∀;)
出逢いによってたくさんの方のバックボーンや、学びの理由を知ることで、自分自身の知識がとても広がったように思います。
自分一人では経験できないことも、一人一人の人生経験を聞くことでたくさんの刺激をもらえ、自分の価値観も広がっていくようだと、この時身をもって体感しました。
言語を学ぶ以上に得られるもの
教科書がすごいのか、、、、
最近とても思うことがあります。
テーマにそって授業が進んでいきますが、テーマについて、自分の考えを韓国語で文を作りみんなで話す時間があります。
もちろん趣旨は、「韓国語で話す」ことでしょうが、この「自分の考え」を考える時間が、すごくすごく「自分を知る」作業になっていることに気づいたのです。
つまり、自分の思うことや考えることに「なぜ」を問いかけることで、実は自分の考えが親や環境がつくってきた考え、価値観だったことに気づけたりするのです。
大人になって、すでに出来上がった価値観を見つめ直す機会は意外と少ないんじゃないかと思います。
ひとつ、教科書から抜粋すると、「あなたに影響を与えたのは誰ですか?」
といった質問が教科書に載っていました。
私は父親と書き、エピソードを作文にしました。
この作業だけでも、たくさんの思い出や感情、形成された価値観を見つめることができます。
日々を生きていると、思い出さなくなることや忘れていくことがたくさんあることにも気づけ、自分はこういう人間だという凝り固まった考えを、この、質問に対して「考える作業」によって、自分を形成してきた価値観を疑うことができる。
これは、とても大切なことのように思うのです。
本来人はまっしろなキャンバスで、年月を重ねていろんな色を足してしまって、もう真っ白に戻れなくなっていく気がするのだけど、この一つ一つ自分の考えに対して「なぜ」を問いかけ紐解いていくことで、またまっしろなキャンバスに近づいたり、新しい色を塗っていけるのだと、韓国語の授業を通して、発見することができたのです。
言語の学び以上のものを今私は得ているようで、とても充実しています。
自分が何をやりたいのかわからない、そんな風に考える人にもおすすめかもしれません。
これから、時々この教科書に問われる質問を、ここにも書いて誰かの考えるきっかけやヒントになったら嬉しいなという気持ちで、またのせたいと思います。
アンニョン^^
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