わたしの勤めたヤバ歯医者

世の中のために広めたい


勤めていた歯科について覚えていることを書きました

ヤブ医者かどうかの判断は通常だれにもできませんが
不正請求があったことは間違いありません


こういったひどい歯科にひっかからない方法も書こうと思っています



領収書を出さない歯科に勤めていました
領収書くれと患者が言えば、会計額が変わるそうです

→意味、わかりますか?
 通常会計時は領収書を発行せずに、保険での負担額にプラスして不透明な謎の金額を上乗せして請求し、会計していました
 口頭でやりとりするとほとんどの患者さんは気づくことはありませんでした
 領収書には自己負担の金額が載っているため
 領収書をくれと言えば正しい金額を請求するという仕組みでした


現在は歯科医院では領収書は(当たり前ですが)発行義務があり、明細書は設備により発行義務があります
基本的には1or2枚紙がもらえるはずということです
少なくとも治療費が発生すれば領収書がもらえるはずですよね

怪しまれないために領収書について聞かれた際に
毎回領収書を出すか、月ごとにまとめるか、年ごとにまとめるか、選んでいただいていました


まとめの領収書は、実際の徴収額とは違うとか違わないとか…(実際計算していませんが絶対に違う金額になっている仕組みです)
たまにそのことについて問い合わせの電話が来ていました



治療に終わりはありません
残り回数や部位を聞かれてもドクター含めて全員がはぐらかします

毎週来院するように言われます
数ヶ月すると保険で算定するものがなくなるので
一定期間経つと来院しても保険算定せずにお金をもらいます
保険上で1ヶ月の空白をつくり、あらたに初診を取ります


定期検診は歯科衛生士が担当しますが
カルテ入力の内容が患者によってまちまちです
実際の処置はいわゆるクリーニング、メンテナンスの内容ですが
カルテでは感処なんかもバンバン取っています

やっていないFOPの入力があったり
カルテの内容がでたらめすぎて驚きましたが
新卒だったため受け入れてしまいました
そういうものと、思い込まされていました


予約制といって予約はさせるのに
実際はきたもん順
そのうえひとりの治療のためにはドクターは出てこない
何人かまとめて治療するために患者を待たせるルール


休診日は日、祝のみのはずですが
水と土PMは予約が取れない仕組みになっています


自費契約の契約書に「むやみにキャンセルはしない」という文言があるが、それが脅しのようだと患者から不評でした



衛生士として患者の口腔内をみていて疑問に思っていた点
アシストについていないため、実際の処置のことはわかりません



歯科医師、歯科衛生士、歯科助手
みなグローブは使いまわして、数日使っていました
→グローブ自体はかなり上質なものでした


本当にずさんな衛生管理でした


ひとつのユニットに、タービンコントラストレートは1本ずつです
→1日の終わりにオイルを注入して終わりです


もちろん衛生士のユニットにも超音波スケーラーは1本
→チップの先は一日一回滅菌


患者がユニットを去った数秒後に次の患者が座ります
→拭いてないよねもちろん



患者にかけるのは布エプロンにタオルをひっつけたもの
→洗濯は一日に一回
 顔に載せてるタオル、キレイじゃないよ


B肝自己申告あった患者のみ特別対応ラップぐるぐる巻き
→自己申告ない可能性は排除している


全員問答無用でパノラマCT撮影
防護エプロンはなしです
→妊婦にだけ特別にエプロンかけてあげる


衛生士がひとりでデンタル撮影
助手がひとりでパノラマとCT撮影します


フラップ広げる前に1部位抜髄
コンサルして保険になればフラップせず
インレーにする
→それ本当に抜髄必要なのか?
 なぜフラップあけないのか?


コンサル決まればtek入れて、連冠のMBに変身


抜髄後の補綴は保険ならインレーになる
→ほんとに抜髄必要?
 節約か?
 自費なればMBになるのか?


CR処置歯をみたことがない


全員に決まって「歯周病です」


HBインレー、ジルコニアインレー
患者が選んで契約したものではなく
印象のときのドクター判断で決まる
→助手から聞いた話
 その場にいなかったのでわからない


大学生のきれいな歯を遠慮なく削り
大臼歯にベースセメントを詰める
次回治療予定の部位に小さくカッパーシールセメントを詰める

→目印らしい



初診来院から、その後の治療の流れが決まっており
歯があれば全員C処置となります

その流れが麻抜もしくは複数歯の浸麻ベース→インレー印象→セット→インレー印象…と決まっていました

今思えば、患歯を把握していない歯科助手が決めた流れで進む治療とは恐ろしいものです
もちろん歯科助手がすべての治療を決めるわけではないにしても
体感では必ずその流れで治療が進みましたし
CRの出番がないことに違和感を覚えます


治療内容CRの日はドクターがスケーリングしてJ塗布するらしい
→これも助手に聞いた話
 CR処置日でもCRの痕跡は見当たりませんでしたよ


割れた歯は矯正用のバンドを巻いて固定し、リコールの際ドクターのチェックはなし



保険の水増し請求もたくさんしておりましたので

どこかしらに通報したかったですが
ただの新卒衛生士にはそのやり方はわかりません

患者さんが自身の口という証拠を持って通報されるのが確実なのですが
さすがに気づかないか、違和感が大きくてそのまま逃げてしまう方が多かったようです



これが日本の歯科治療の現実なのかと絶望しましたがいまの職場はそうではないです



ここからは、いい歯科とちょっと心配な歯科の見分け方です



まずは予約を取りましょう
予約を取りに直接来院して雰囲気をみる
または電話予約での対応におかしなところがないかチェックしましょう
主訴は「検診をお願いします」または「クリーニング希望です」で問題ありません
検診はやっていません、ともし返されたら(聞いたことはありませんが)定期管理をしてくれないということなので、おすすめできません
厳密には保険で検診というのはグレーなのですが
クリーニング、歯石とりのお掃除というのは必要なので問題ありません


ネット予約は便利でらくちんなのですが
医院の雰囲気、スタッフの雰囲気を見ることができませんのでおすすめしません
歯医者の合う合わないは歯科医師だけでなくスタッフも大事な要素です
いい歯科医師にはいいスタッフが集まってきますよ



領収書とともに明細書を発行していること
電子カルテであれば明細書の発行義務があります
領収書だけでは細かな内容がわからないので
明細書をわざと発行しないのなら、なにやら怪しいニオイです


インフォームド・コンセント(説明と同意)
なにをするにも患者への説明が必要です
どこまでを十分な説明とするかは医師次第でしょうが
わからないこと、気になることが聞きやすい雰囲気の医院がおすすめです
歯科医師だけではなく歯科衛生士も国家資格を持つプロですし
歯科助手にもトリートメントコーディネーターなど役職を設けている歯科もあります
より患者目線で丁寧な説明をしてくれることもありますので先生にこだわる必要はないと思います
医師の仕事は診断と治療計画を立てるところまでです
実際に決めるのは患者自身であり
その仕組みが整っていない医院はおすすめできません


残せない歯を抜かない
取らないといけない歯石を取らない
怖いからなにもしない

そのような患者のわがままをきくのがいい歯科医師ではありません




非喫煙者である
個人的に最大のポイントです

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