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父親が子どもの不登校に不理解な場合の処方案。
こんばんわ、三児の父で未だ半人前。
ナツキのパパこと、みーくんです。
今回のタイトル、本来は「父親」ではなく「パートナー」としたいところなのですが、ぶっちゃけた話が父親が当てはまるケースの方が圧倒的に多いと思うので、敢えて特定してみました。
そして、処方案としましたが、全てのケースに言える正解なんてモノはありませんし、あくまでもボクの主観による考えですので「1つの選択肢」としてどうか?と理解ください。
まずは結論から言ってしまいますが、ボクが考える不登校に理解を示してくれないパートナー(主に男性)への対処法の1つは、次の通りです。
子どもの気持ちやあなたの考えを理解して貰おうと努力しても理解が得られない場合は、子どもの気持ちに寄り添ってとお願いしたり、子どもの気持ちや貴方の気持ちを訴えたりと感情を伝えるのではなく、不登校を取り巻く世間の風潮としての著名人の声やパートナーが尊敬する方の声、文科省の公式発表や法律、政府機関の発表するデータ(数字)など、とにかく感情ではなくデータ、特に『権威や根拠に基づく事実』と『あなたが望む形に落ち着いた実例』の情報を提示すること。
だと思います。
本来は、『親が感じる不安を解決する為ではなく、目の前で苦しむ子どもの心を救う為』に考えて行動してと言って伝わればそれが1番なのですが、そうも行かないから困るんですよね。
ゆえに、個人的にはもうこれが1つの結論で、今回の目的は以上が全てです。
なのでここからは個人的な理由と見解?を補足程度にダラダラと書いてみますので、どうぞ上から目線でボクの拙い考えを品定めしてやってくださればと思います。
父親と母親の不登校に対応における認識のズレ
さて、我が子が不登校になった家庭において、母親の皆さんの多くは、悩んだり苦しんだりしながらも、ある段階を経て「学校に行きたくない・行けないというこの子の気持ちを受け入れて、まずは安心できる状態にしよう」というフェーズに入ると思います。
ところが一方で、そのパートナーである父親に関しては、残念ながら我が子の不登校を甘えであるというように厳しく断じて、あなたの懇願も虚しく、理解を示してくれずに我が子を追い詰めてしまっているなんてケースも結構よく目に耳にします。
実のところ、情けなく恥ずかしく、我が子にも申し訳ない限りですが、ボク自身もそうでした。
そしておそらく、本当に悲しいことですが、この時の父親の行動原理というか心情的要因としては、次のような状態の場合が多いのでないか?と思います。
「子どもを救いたい」という気持ちよりも、「問題を解決したい」の方が上にきている。
不登校の対応に関するズレの本質。
「子どもを救いたい」という気持ちよりも、
「問題を解決したい」が優っている状態。
これは、初期においてはきっと男性に限らないと思います。
ただ、今の日本ではまだまだ男性の方が仕事中心で、子どもの事は母親の皆さんがメインで面倒を見てる、というケースが多いと思うので、どうしても子どもの言葉や気持ちに寄り添えているのが、微妙な感情の吐露や変化の過程を見ているのが、やはり多くの場合は母親で、父親はそれらの悩みの過程や事実を殆ど知らないままに、いきなり不登校という出来事だけを突然目にしている、というこの形が問題というか、ズレの本質、そして背景にあるのではないかと思います。
我が子が「行きたくない」と声を発するまでにどれ程に悩んだのか、父親である自分にとってではなく、あなたの子ども自身にとってどれ程に苦しい事なのか、どれほどの勇気を出して伝えて来たのか、その重さや辛さを分からないままに、目の前に出された「学校に行かないという問題を解決しなければならない」という心理状態に陥っているのだと思います。
子どもの心を救う事ではなく、目の前の問題を解決しようとしてしまっている訳ですが、それを自覚できない状態にある事に気付けたなら、次のフェーズに進める事と思います。
パートナーが想いを理解してくれない理由。
子どもの不登校という事態に遭遇した時に抱いてしまう、この「問題を解決しようとする」という気持ち自体が、最も大切な筈のお子さん、不登校の1番の当事者であるお子さんを追い詰める、1番の原因になってしまう事は、これを今読んでいる方であれば既に理解されているのではないかな?と思います。
また、だからこそあなたは父親であるパートナーにそれを伝えてもいるのに、それでもなぜか伝わらない、想いを共有してくれない、理解してくれず変わってくれない、といった悩みを抱かれている方も多いと思います。
父親だって、不登校に関して初期に連想することや感じる事の多くは、母親とそう大きな差はないと思います。
それは、「学校は行って当然」という固定観念だったり、「他の子は行けているのになぜウチの子は…」といったような比較思考、「普通ではない」といった同質性の欠如に関する不安、「このまま休むことになったら勉強できない子になってしまう」という勉強の遅れの不安、進学や就職で大変な不利益になるという将来の不安、子どもが不登校になった場合の世間の目…などなどです。
もちろん、決して子供のことを考えていないとはいいません。
ただ、直面した時に向いている方向や判断基準が、自身が幼少期から受けてきた同質性教育や同調圧力による洗脳でそうなっているのだと思います。
パートナーに理解・共感・協力して貰う方法。
そして冒頭の結論になるのですが、もしも学校に行きたくないという子どもの気持ちの説明や、あなたの考えを伝えても理解が得られないような場合には、パートナーさんが仕事やプライベートで尊敬する方や、ビジネス界の著名な方などの中から、不登校に関して理解のある発言をされている記事や動画などを探して、彼らが口を揃えて「不登校の問題の多くは、子ども自身の甘えや心の問題ではなく、時代の変化についていけていない社会のシステムや教育体制、古い価値観のまま成長していない大人のせい」だと言っている事や「文科省の公式発表でも明らかにされているし法改正も行われている。」といったように、権威とデータを使って外堀を埋めるよに伝えるのが有効だと思っています。
くどいようですが、繰り返します。
もしもあなたや周りの方が「パートナー(主に父親)が子どもの不登校に理解を示してくれない」といった事で悩んでいる場合には、是非、試してみてください。
「話を聞いて!あなたは分かっていない!あの子は苦しんでる!」と感情に訴えるのではなく、データや法律といった権威な補償された論理で訴えて下さい。
それも、感情的にではなく参考情報程度にさりげなく伝えられたらベストです!
もちろん一回で180度は変わらないかも知れません。
でも、その場で急に良いリアクションが出て来なくても、大丈夫です!
直ぐに信じてくれたなら勿論有難いし、もし信じてくれなくても、「権威に基づく知らない事実」を提示されたなら、男性なら多くの場合、気になってこっそり真実を確かめるくらいの行動は取るかも知れません。
そうなれば、最早こちらの(あなたの)ものです!笑
直接自分の考えを否定される場合と異なり、自分が認める人や権威から情報を取得した方が、本能的にもプライド的にも、一考の余地が生まれると思いますし、その情報に即したさらなる有効有益な情報を(パートナーであるあなたに対してマウントを維持する為にも)主体的に情報を取りに行く可能性が高まると思います。
※あくまでも選択肢の1つとして、困った時にでも試してみて頂けたらと思います。
乱文失礼しました。
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