お店をつくろうと思ったきっかけのお話。
一昨日の21日は、二十四節気の”小満(しょうまん)”でした。
「あらゆる生命が天地に満ち始める」という意味合いがあるそう。
日ごとに上昇する気温に、麦は大きく穂を実らせ、
草木の緑は色濃くなっていく季節の変化が楽しみです。
日本の四季に対する言い習わしって、本当に素敵だなぁと思います。
今日は、なぜ自分たちでお店をつくろうと思ったのか、
そのきっかけのお話を書きたいと思います。
今日はちょびっとばかり長くなります。(たぶん)
今現在一緒に暮らしている彼とは、共通の友人経由で知り合いました。
わたし達の性格をよく知っている友人が、「気が合いそう!」と
神がかり的直感を働かせてくれたおかげで、今のわたし達が在ります。
気が合いそうと思った理由の一つに、
お互いの趣味であった"フィルムカメラ"の存在があったそうです。
この頃すでにフィルムカメラにどっぷりハマっていた彼と、
まだまだ初心者だったわたし。
カメラについて教えてもらったり、一緒に写真を撮りに行ったりして
友人の直感通り、すぐに意気投合し
出会って2か月でお付き合いが始まりました。
それから数ヶ月後。
その年の12月には保育士を辞めて
福岡に引っ越すことが決まり、
その事をわたし達がいつもお世話になっている
カメラの修理、販売をしている方にお話をしたところ、
「うちの中古カメラを販売したり、
現像できる暗室があるお店をつくってみない?」
という、夢のような話を持ちかけてもらったのです。
そんなこと考えたこともなかったので、
二人して大興奮でした。
これが、わたし達の夢のはじまりでした。
きっかけは本当に突然で。
わたしも、保育士を辞めてから何をしていこうか悩んでおり、
なんとなーくで、そこまで具体的に"何のお店なのか"とかまでは
考えたこともなかったのですが、
”自分のお店が持てたら楽しいだろうな〜"とは
幾度か考えた事があったので
お話をいただいた時には
夢からこっちに近づいてきてくれたような感覚で驚きました。
お店を持ちたいと思ってはいても、
昨年身体を崩して手術を受けた持病の心配や、
十分に稼いで食べていけるまでの収入は難しいだろうな..等々
不安の方が大きくて、
夢のままで終わる夢だと思っていたのですが
そこでまたまた思いがけなかったヒーローが登場。
「自分がこのまま看護士として働いてれば
生活はやっていけるだろうから、
一緒にがんばってお店やってみようよー!」
と、彼が言ってくれたのです。
(今思えば半分プロポーズですね、これ)
それからいろんな話をして、
自宅兼店舗にすれば
自分たちの生活スタイルに合いそうだね、とか
せっかくならカメラだけじゃなくて
お茶もできたらいいよね、とか
二人で理想を描く時間は本当に楽しくて、
今でもいくら話しても話尽きません。
彼の存在と、
カメラ屋さんからお話をいただけていなければ
描くことすらしなかったであろう未来。
まだドキドキするけど、
不安も期待もお腹いっぱい味わいながら
実現に向けていきたいと思います。
2021年5月23日 はれ
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