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【1分間でスペイン旅行】#39 スペインにおける人種の坩堝(るつぼ)の街と呼ばれている『セウタ』(2018年10月訪問)。
アフリカ大陸北部に位置する人口8万人程のスペイン領『セウタ』。
スペインの州の一つとして数えられますが、アフリカ大陸に位置し、隣国がモロッコであるという地理的条件から、この街の住民はスペイン系のキリスト教徒の他、モロッコ出身者が多数を占めるイスラム教徒、ユダヤ人、そして少数のパキスタン人やインド人が暮らしており、人種の坩堝(るつぼ)の街として成り立っています。
イベリア半島の他の都市の歴史とほぼ同じように先史時代から人が住み始め、フェニキア人、カルタゴ、ローマ帝国、イスラム教徒がこの街を収めた歴史があり、また、一時期はポルトガル領として街が成り立っていました。
17世紀にセウタの街はポルトガルからスペインに譲渡され、スペイン領となり、現在に至ります。