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女装趣味と子育ては両立可能か否か
女装界隈の流行やイベント情報などが載っている聖装新聞というものがあります。
企画、運営されているましひろ♂さんにご依頼頂き、下記の記事を掲載頂けました。
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いわゆる女装界隈にいる人間にとって、喜ばしくも頭を悩ませることになることがある。女装活動と結婚生活、または子育てとの両立は可能か、ということだ。結婚や子育てという字面を見て、自分とは関係のない他人事と思われた読者は読み飛ばしてほしい。
SNSで「子供ができたので女装を卒業します」等という投稿を、何度か見たことがある。これまで作り上げてきた女装家としての存在を諦めてしまうことは、残念でならない。確かに正直いうと、家族と女装趣味との両立は難しい。私は幸い、結婚前に妻にカミングアウトを行い、女装趣味の理解者になってもらうことができた。それでも、それまで仕事終わりに女装し撮影をしたり、休みに女装し買い物やイベントに出かけたりという機会は激減した。子供ができてからは皆無と言っていい。
乳児期、幼児期の子育て中の数年間は、睡眠時間も削られ、夫婦共にフルコミットで子供に向き合うことが求められる。私も幼児期の二人の子供がいる。基本的にはどうしても女装したい理由がなければ女装もできないという現実がある。数ヶ月に一度、どうしても行きたいイベントを妻にプレゼンし了承をもらったり、まれに女装で外出させてもらっている。また、女装ができないならと、普段からメンズメイクをするようになり、中性的な姿で生活するようになった。結果として生活の満足度が飛躍的に向上している。
女装仲間で、パートナーにカミングアウトせず女装活動をしている猛者が何人かいるが、いったいどうやっているのか、皆目見当もつかない。しかし、いわゆる女装趣味に使える時間は減ったが、家族との大切な瞬間がどんどん増えていった。どちらがいいということではない。家族を愛し、また自分のことを理解してもらう努力をすることで、少ない時間の中でも女装趣味の継続は可能というのが、私の結論だ。
大前提、パートナーからの理解は必要だろう。パートナーが理解者になってくれることで、ファッションやメイクは、最強の協力者になってくれることは言うまでもない。やはり化粧技術に関しては、女装男子と女性とでは経験の差が違う。パートナーが協力してくれることで、女装のレベルが更に上がることに繋がるだろう。重ねていうが、子供や家族との時間は何物にも変えられない尊いものである。その中で、自分らしい人生を歩むために、家族に協力してもらいながら、できる範囲で女装趣味を楽しみ続けたい。
#聖装新聞 5月号をお届けします。
— 聖装新聞【公式】 (@seisoushinbun) May 26, 2023
聖装新聞を読んでAI女装時代に備えましょう!
主筆…ましひろ
コラム…おりょー、なつき、Ren、Say!交魔ァ子
四コマ…©PMS
広告作成…とりたん
広告主…ディスコファンタジア、エイト、ギリギリナイト、ポレポレ大阪、ロークマイ、ゆないと#女装 #女装男子 pic.twitter.com/QvyKFU9Xnm