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YUKIさん《前編》

結婚され、子供もおられますが、MtXとして女性装で生活されているYUKIさん。
YUKIさんをブログで発信したいと思ったのは、このツイートを見たことがキッカケでした。

性的マイノリティを感じていると、生活の中でふいに自分の性に関して不満を感じるシチュエーションがやってきます。
このツイートを見てYUKIさんのように性別違和を感じ、生活の中で苦悩していることを発信し、同じように感じている方の気持ちの支えになりたい。そうお伝えし、快くブログでの発信を了承いただきました。

YUKIさん、本当にありがとうございます!

前・後編でお届けします。前編では、YUKIさんの性別違和についてや、女性装で生活する様になったきっかけを伺います。

それではいきましょう!

~性別の違和感を感じられたのはいつごろからですか?

YUKIさん 1番古い記憶だと、幼稚園の頃ですね。他の女の子が可愛い洋服で登園しているのを見て、「なんで自分はああいう服着ちゃいけないんだろう…可愛い服じゃなきゃ幼稚園行かない!」とワガママ言って、いとこのお姉ちゃんのお下がりを着て行った事を覚えてます。

~そのころは、その違和感をどのように思っていましたか?

YUKIさん 幼かった事もあり、特に深くは考えていませんでした。ただ、男の子達の活発な遊びについていけなかったです。だからと言って女の子達に交ざる勇気もなかったので、ひとりで遊んでいたと思います。

~今は性自認、性対象をどのように感じられていますか?

YUKIさん 性自認は、正直なところ自分でもよく分かっていません。でも、確かな思いとしては”男性である事への違和感”はあります。これだけは幼少期からずっと変わりません。女性として生きていたいとはっきり思っているわけでもなく、Xジェンダーになるのかなと思っています。性対象は女性ですね。

~女性装で生きられるようになったのはいつごろからですか。きっかけなどあれば教えてください。

YUKIさん 3年ぐらい前からです。その時にパートナーに性別違和の事をカミングアウトしました。それと同時にホルモン治療を開始したい気持ちも伝えました。
すでに子供も授かっていて、もう子作りをしない話は以前からしていました。ですが、ホルモン治療を開始することで、生殖機能はなくなっていきます。正直反対されると思っていました。話すことは怖かったです。
でも話してみたら「そんな事、アタシの同意なくてもいいじゃん。やんなよ〜!あ、でも副作用辛いかもよ。それは覚悟した方がいいよ!」と、あっさり言われまして。嬉しかった気持ちと共に、この人やっぱり変わってるなぁとも思いました(笑)

~素敵な奥様ですね。子供を授かったことがきっかけの一つにもなったんですね。

YUKIさん そしてホルモン治療を開始して、そのタイミングで女性装での生活も徐々に始めました。それ以前からレディースアイテムは着ていたのですが、それを期にどんどん割合を増やしていって、現在は完全レディースアイテムのみになりました。

~ありがとうございます。女性ホルモン投与は、やはり副作用も感じますか?

YUKIさん 今は女性ホルモンの錠剤を服用していて、いつかホルモン注射治療に切り替えたいとは思っていますが、まだ検討中の状態です。副作用は、最初の頃、情緒不安定になって怒りっぽくなりました。普段全然と言っていいほど怒りの感情ない人間なのですが。あと、たまに血栓らしきものができる事があります。でもすぐ治るので気にしてはいないです。ケアは大事だと思うので、血をサラサラにするサプリを飲んでいます。

〜前編はここまでです。
明後日アップ予定の後編では、好きなスタイルやお仕事、生活の中で困ることやこれからに期待することを伺います。
是非ご覧ください!✨

YUKIさんのTwitter


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