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【Wayfarer】初心者は掲示板の申請をオススメする理由

はじめに

このnoteは、最近、Niantic Wayfarer(ポケストップ申請、ポータル申請)を始められた、初心者向けのnoteになります。
この「はじめに」は2023年2月に追記しました。
このnoteを執筆して初公開した2022年4月27日と比べると、今は「地域の掲示板」は鉄板候補になり、承認率が非常に高い候補になっています。
まずは、承認されるのが比較的簡単な候補の申請を通して、申請の基本を学び、承認という成功体験を通じてNiantic Wayfarerの世界にエントリーし、慣れてきたら自分が本気でWayspot(ポケストップ/ポータル)にしたいお気に入りのレストラン等の申請に挑戦していきましょう!


鉄板候補(承認されやすい)候補

Wayspot(ポータル、ポケストップ、ジム)には申請して承認されやすい候補と、承認されるのが難しい候補、申請しても承認されない(不承認基準に該当しているため申請しても否認される)候補があります。
まずは、Wayfarerの基準をしっかりと勉強し、ある程度は把握しておく必要があります。
とはいえ、確実に否認だと分かる候補もあれば、基準が曖昧な候補も多くあり、それに加えてAMA(Ask Me Anything)と呼ばれる公式質問会やWayfarerの公式コミュニティで明らかになった公式見解などもあり、公式のソースは英語のみであることが多く実際に全て把握するのは困難です。
そんな中、まずは鉄板と呼ばれる承認されやすい候補を把握しておくことで申請する候補を探しやすくなります。

以前から鉄板案件と呼ばれている一例として下記の候補があります。

  • 公園

  • 公共のオブジェ、記念碑、案内看板

  • 神社仏閣、教会など (公開されている宗教施設)

  • 公民館、集会所、市区役所、町村役場

大雑把なイメージとして、主に探検してて興味を引くユニークなものや、人と人との交流を促すコミュニティを形成する場所、ハイキングコースや公園など運動を促す場所ものが承認対象になります。

しかし、よく考えてみると発端となったIngressは2013年12月15日にリリースされたアプリなので、都会では前述の鉄板候補は既にWayspotになっているという場合が多いです。
私は京都在住ですが、金閣寺、清水寺など有名な神社仏閣へ行くと特に舎利殿(金閣)、清水の舞台など有名なものほどほぼWayspotになっています。
石碑も古いものは高確率でなっているので、都会、特に熱心なIngressエージェントが居る地域の人ほど新規の申請は困難と言えます。
それ故、申請できるレベルになったのに申請できないと思う人も多いかもしれません。

そんな中、最近鉄板候補となり、今最も申請が熱く、多くの人が申請している候補が「地域の掲示板」です。

「地域の掲示板」が熱い理由

それはズバリ、最近承認される候補になったからです。
もう少し詳しく言えば、少し前までは承認基準が明らかになっておらず、否認されることが多かった候補ですが、少し前にNianticが「掲示板はコミュニティとして重要な役割を果たしている」と公表したことにより、正式に承認基準を満たしていることが判明し、承認されるようになりました。
以前は地域の掲示板はほとんど承認されなかったため、まだまだWayspotになっていない掲示板は多く、候補として探しやすいと言えます。
また、掲示板は都会から田舎まで全国各地にあるため、候補となる掲示板自体を探すのも簡単と言えます。

掲示板は承認されるので申請の練習になる

掲示板は前述の通り、承認される候補です。
しかし、承認されない場合もあります。(後述します。)
しっかりとした"まとも"な申請をすれば、ほぼ必ず承認されるので、申請する上での練習にもなります。
中には承認されるために説明や補足情報の質が求められる難しい候補もありますが、掲示板は現在は基準が明確であり審査しやすい候補のため、承認されるための難易度が低い入門案件として最適だと言えます。

承認される申請をするコツ

せっかくなので、軽く承認されるコツを書きます。
実践あるのみです!
申請時に提出する項目は下記の通りなので、何を書くべきかそれぞれ軽く触れておきます。

  • 位置
    航空写真か地図からそのWayspotの位置を決めます。
    正確に決めましょう。
    実際は、ポケストップにするためにある法則に則って微調整する方法もありますが、詳しく書くと長くなるので割愛します。

  • タイトル
    文字通りWayspotのタイトルです。
    これが承認された時のWayspot(ポータル、ポケストップ、ジム)のタイトルになるので誤字脱字が無いように正確に書きましょう。

  • 写真
    Wayspotの写真です。
    そのポータル、ポケストップなどに表示される写真になります。
    CDジャケット、映画のポスターを撮影するつもりでなるべく綺麗な写真を撮りましょう。
    ※その場で撮影する方法と、端末に保存してある写真を使用する方法があります。
    ※Wayspotの写真として使用可能な写真は、自分で撮影したオリジナルの写真のみです。ストリートビューのスクリーンショットも含めて自分が撮影した写真以外の使用はNGで、「サードパーティー画像」として否認対象です。必ず現地で自分で撮影した写真を使用しましょう。(2023年4月18日更新)

  • 説明
    ポータルやポケストップのフォトディスクを開いた時に表示されるそのWayspotの説明です。
    勘違いされている人が非常に多いのですが、そのWayspotの説明を書きましょう。タイトル、説明は明らかに嘘の説明はNGです。
    ルール的に、ポータル、ポケストップなどゲームに関する用語を書くのもNGになっていて否認対象なので注意が必要です。
    ※最近、WayfarerアプリやNiantic審査の影響もあり、一部地域で虚偽の申請が複数件確認されています。説明に嘘の情報を書くことは、候補が実在していたとしても虚偽の申請になります。掲示板では、マンションの掲示板、ゴミステーションの分別案内板なのに自治体や町内会の掲示板と書くと虚偽の申請に該当します。必ず、掲示板や掲示物の内容を確認した上で申請するようにしましょう。(2023年3月9日更新)

  • カテゴリ
    そのWayspotのカテゴリを選択します。
    掲示板は正しくは「情報表示板」になりますが、ポケモンGOの日本語版ではバグがあり全てのカテゴリが表示されません。
    iOSの場合は端末の言語を英語にすれば英語版でプレイ出来、英語版では全てのカテゴリが選択できるので英語版での申請を推奨します。(カテゴリは英語になりますが、それ以外は日本語で入力可能です。)
    カテゴリが間違っていても審査画面で設定可能なので、カテゴリが理由で否認されることは全く無いはずなので、そこまで重要視されないです。
    ※英語版での「情報表示板」は「Informational Sign」になります。

  • 補足写真
    そのWayspotの周囲の状況がわかる写真を1枚投稿出来ます。
    特に、徒歩で安全にアクセス出来ることが重要です。
    ※その場で撮影する方法と、端末に保存してある写真を使用する方法があります。
    ※これは自分(Wayfarerの管理画面)とその申請を審査する審査員にしか表示されません。
    ※補足画像、補足情報に関しては審査員にしか表示されないため、基本的にレギュレーションはありません。コラ画像、ストリートビューのスクリーンショット、文字や図などを書き込んだ画像などを使うことで、効果的な説明を行うことが出来ます。(2023年4月18日更新)

  • 補足情報
    そのWayspotの審査をする際に鍵となる、そのWayspotのより詳しい説明や状況、申請(推薦)する理由や適格基準を満たしている理由を補足説明する欄です。
    周囲にポケストップが少ないなどと書く人が多いですが、審査画面の重複確認で周囲のWayspotの密度は分かるので不要な情報です。必ず、審査に繋がるそのWayspotの補足説明を行いましょう。
    ※これは自分(Wayfarerの管理画面)とその申請を審査する審査員にしか表示されません。

私が実際の申請した掲示板の例を交えて紹介してみます。
京都市内では「京都市広報板」が主な掲示板になります。

掲示板の申請(タイトル、写真、説明)
掲示板の申請 (補足写真、補足情報)

このように申請しています。
私は写真はミラーレス一眼で撮影するので凝っている方かとは思います。
補足情報は他に掲示板や京都市広報板を申請されている方は多く居られるので、その方を参考にしてみました。
補足写真は、この例のように申請候補の周囲の状況がよくわかる写真が必要となります。

否認される掲示板

掲示板だからと言って100%承認される訳ではありません。
勿論、否認される場合もあります。
私の経験上、否認される掲示板は、他の不適格基準に抵触している場合や、他の不備、問題がある場合がほとんどです。

私の否認された掲示板と推測できる理由について書いてきます。

否認された掲示板 (個人の居住地または農場)

まず1枚目です。
こちらの看板の否認理由の一つは「個人の住宅地または農場」です。
不承認理由に「個人宅や農場」があるので、特に個人の一軒家の壁にかかった掲示板は個人宅の敷地内と判断されて否認されることが多いです。
個人宅前の場合、掲示板は独立して立っていることが基本的な承認条件です。

否認された掲示板 (場所の不一致)

次に2枚目です。
こちらの看板の否認理由の一つは「場所の不一致」です。
こちらは本来は承認基準を満たしている掲示板です。
「場所の不一致」で否認された場合の90%以上は、掲示板に限らずストリートビューで確認できないことが理由です。
この掲示板はストリートビューのデータが古く、一部の角度から見た場合表示されていませんでした。
第三者の存在確認は航空写真よりもストリートビューになるので、ストリートビューで表示されることが承認の絶対条件とされています。
360度写真を投稿してストリートビューに表示させるテクニックもありますが、長くなるので今回は割愛します。
初心者の方は、まずはストリートビューを確認して表示されるものを申請すると良いと思います。

それ以外では、反射して掲示板かカーブミラーに撮影者(申請者)の顔が映っていると、「個人が特定できる」として否認されることが主な例です。
これはやや斜めから撮影するなど、自分の顔が掲示板やカーブミラーなどに映り込まないように工夫して撮影してみましょう。

最近では、近くに消火栓があると否認する人も居られるようです。
消火栓の申請も多いですが、消火栓は火災発生時に駆け付けた消防車に水を供給する消防水利と呼ばれる設備なので、緊急車両の通行を妨げているとして否認対象とされています。
しかし、掲示板を近くに消火栓があることにより否認することは賛否が分かれています。
否認派の方は、田舎では車で移動し、広い場所に駐車してポケモンGOやIngressをプレイする人が多いため、道路交通法で「消防水利の5m以内は駐車禁止」だから駐車は違反なので否認すべきとの意見のようですが、消火栓は街中の至る所にあるため、消火栓を理由に否認するならば多くの物を否認すべきであり、ゲームとして成り立たなくなります。
特に、歴史的・文化的価値が極めて高い、国宝・重要文化財建造物は文化財保護の観点から万が一の火災の際にすぐに消火できるように、多くの場所に消火栓を始めとした消火設備があります。
頻繁にその消火栓が使われているという確証が持てるならば仕方ないですが、多くの消火栓は年に1回使われるか否かの極低頻度で、逆に頻繁に消防車が来ているならば不審火や放火など周辺地域の治安を疑うレベルなので、真っ先に引っ越しを考えた方が良いかもしれません。
消火栓そのものの申請では無いのに、審査時に周囲に消火栓の有無があるかを確認される人は掲示板以外では聞いたことがないので、掲示板反対派が掲示板を否認するために理由を付けているとしか思えないです。

諦めないことが大事

ここまで色々書きました。
掲示板は本当に様々な場所にあり、候補物に不備や問題が無い限りはほぼ承認される、承認率が非常に高い鉄板候補です。

しかし、どうしても否認されてしまうこともあり、すぐに改善点がわかる否認理由もあれば、理不尽な否認理由で否認されることもあります。

中にはリジェクトマンと呼ばれる個人的基準や嫌がらせなどで承認基準を満たしていても否認される方や、掲示板が承認理由を満たしているとの公式見解があった今でも掲示板の承認を歓迎しない方が一部居られるので、そのような方に当たると否認されることがあるのも事実です。

否認されても同一内容での申請は勿論、申請内容を工夫して同一候補を再度申請することもでき、今ではNianticに審査結果の不服を申し立てする機能もあるので、諦めずに承認されるまで何度も申請するのが大事です。

Wayfarer、ポケストップ申請楽しんでいきましょう!

おわりに

Ingressの古参エージェント(プレイヤー)を中心に、今でも掲示板の申請を批判される方は一部居られますが、臆せずどんどん申請してください。
まずは、とにかく申請、審査の経験を積むことが上達への近道です。
私もこのnoteを執筆した2022年4月27日は申請を始めて3ヶ月程度で、脱初心者くらいの時期でした。
掲示板での初承認から始まり、この「おわりに」を追加した2023年2月現在では、300件近くの承認を得ています。
まずは申請をやってみる、否認されたとしても諦めない、そして、慣れてきたら、より良い申請ができるように工夫することが大切です。

私は今は自分が好きな温泉や旅館、銭湯など色々な申請をしているので、中上級者なのかもしれませんが、脱初心者、中級者向けに最近私が地元・京都で注力している銭湯の申請について紹介したnoteを公開しました。
申請に慣れてきた、近場に銭湯がある、それならば挑戦してみましょう!

掲示板を批判する方達へ

掲示板が鉄板候補になった今でも、掲示板の申請やWayspotを批判する方が居られることを把握しているのでここに軽く書いておきます。

掲示板は今では初心者に最も最適な案件(申請候補)だと言えます。
Ingressリリース当初から適格なものとして公園、石碑、神社仏閣などがありますが、都会ほど既にWayspotになっており、場所によっては新規で探すのが難しい場合も多いと言えます。
一方、掲示板は比較的新しい候補であるため、まだWayspotになっていないものも多く、田舎から都会まであるので申請候補として初心者でも探しやすく取っ掛かりやすいと言えます。
掲示板は大きいので、マンホールや小さな石碑などと比べてストリートビューでも見えやすいので、ストリートビューを撮影しなくて良いケースが多いことも、初心者に薦められる理由です。

それに加え、掲示板は今では3つの適格基準のひとつである「交流できる場所」を満たしており、承認対象になっています。
「XMを感じない」などと言った基準は飽くまで個人の価値観であり、そのような審査基準は存在しません。
IngressやポケモンGOなどといった個々のゲームの世界観ではなく、Wayspotとして平等に審査されなければなりません。
ゲーム内ではポケストップ申請、ポータル申請と呼ばれますが、それもWayspot申請と書き換えた方が正しいように思います。

初心者、新人を受け入れない敷居が高い界隈は廃れます。
私が任天堂が好きな理由は、常に初心者やライト層を大事にしつつ、同じく中上級者も楽しめるように工夫している点で、Splatoonでは今まで敷居が高くライト層が入り辛かったFPS、TPSをライト層が入りやすいゲームデザインに仕上げたことは本当に素晴らしいことです。

誰でも初心者の時代があります。
初心者がエントリーしやすいように迎え入れる姿勢は非常に大事なことで、仲間が増えると界隈が活発化して楽しくなるものです。

掲示板の申請に飽きてきた方達へ

このnoteでは、Niantic Wayfarerの初心者向けに、初心者でも申請が容易な「掲示板(情報表示板)」を取り上げて、申請のコツを解説しました。
掲示板の申請に飽きてきたあなたは、一皮剝けた脱初心者です。
次は、申請の基本を活かして、タイトルや写真、説明、補足情報等を工夫し、様々なものを申請してみましょう。

  • 掲示板で一工夫 「写真をこだわる」
    (作成中)

  • 掲示板で一工夫 「説明に観光案内を記載する」
    (作成中)

  • 他のジャンルの申請に挑戦する
    自分が本当に申請したいもの、例えば、お気に入りのレストランやカフェなどに挑戦してみましょう。
    下記の記事では、私が注力している申請のひとつである、銭湯の申請について解説しています。
    更に応用、発展的な申請方法も紹介しているので、自分が好きな場所の申請に応用できるかもしれません。
    https://note.com/natsuki_kocho/n/n7d698b33f196

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