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はなも(ん)の東京オリンピック物語 #3
やほ。
年を跨ぐ前に書きたいnoteを大急ぎで書いてます。
東京オリンピック物語です。
第1弾では、2020年の延期を迎える前、
第2弾では、2020の卒業旅行から延期決定を迎えて以降の年末までの動きを書き綴りました。
第3弾では、21年、つまり今年を迎え、
開幕するまでの心境や出来事などを綴ります。
1~3月:不安。
年明け早々いきなり待ち受けていたのは、
何度目かの緊急事態宣言でした。
勤めてる会社の部署も、定期的にリモートワークになり、
前年秋のようにGoToトラベルで活気付いていた頃とは全く違っていました。
この状況下でオリンピックをやること自体にも正直不安を覚えていました。
そんな中、根底を覆すような(個人的には)一大事件が起こります。
憤り、そして憤り
ポジティブな意味で、
— はなもん@黄色い生姜のカスタマーサクセス (@ntk_hanamoto) February 7, 2021
大坂選手のこういった発言はものすごいインパクトがでかい。
森氏発言で大坂「背景知りたい」:日本経済新聞 https://t.co/xYRrqfOtxo
オリンピック関係のプログラムで留学した身から言えば、この発言は本当にありえない。
— はなもん@黄色い生姜のカスタマーサクセス (@ntk_hanamoto) February 9, 2021
そして、よくぞIOCも公式見解を出してくれた。 / IOC、森氏発言は完全に不適切 非難受け新見解、進退問題触れず (共同通信) #NewsPicks https://t.co/uzKmSPv4RY
若干時系列の時間が空きますが、
上が腐りすぎてんだろ、と正直に思いましたし、
こんなことやるんだったら、
もうオリンピックやらなくていいじゃんってよぎりました。
大会ビジョンの1つである、
「多様性と調和」の考え方を、完全にぶっ壊された感覚がして、
悲しさ通り越して憤りを覚えました。
さらに。
緊急事態宣言が引き続き出ている状態で仕方なかったとはいえ、
この決定が出た瞬間に、
「TOKYO2020は死んだ」と感じました。
国際大会ではあるものの、
海外からのボランティアも参加できない、観客も入場できない、
この状態で、どうオリンピックの熱気を世界に発信するの?
4年に一度、世界が1つになる特別な大会から、
自分の中ではありきたりな国際大会に毛が生えたものに成り下がった瞬間でした。
この頃から、
「オリンピックは本当に誰のものなのか?」と考えるようになります。
テレビ的、一方通行的、
— はなもん@黄色い生姜のカスタマーサクセス (@ntk_hanamoto) May 1, 2021
ってのがいい意味で引っかかる。
オリンピックの精神は大事だし、開催を祈ってはいたものの、
世界が本当に求めているものなのか、
本当に考えないといけない時期が来たのかも…
〈SPORTSデモクラシー〉一方通行が招く悪循環:日本経済新聞 https://t.co/8xU46BEt5s
わずかな望みに可能性を求める
4~6月に入り、緊急事態宣言が解除され、
徐々に徐々に緩和されつつありました。
5月末に高尾山に登りに行くと、
展示開始されたばかりのオリンピックマークを見ることができたり、
6月には仕事も安定してきて、
そろそろオリンピックのスケジュールも考えながら仕事しないといけないなと思っていた矢先、雲行きが急に怪しくなります。
サッカーのチケットがピンチ…
— はなもん@黄色い生姜のカスタマーサクセス (@ntk_hanamoto) June 15, 2021
しかも3決だから逃したくないンゴ/ https://t.co/MfJqnhCUZY
なーんか、いろんな観点で矛盾してるんだよな…
— はなもん@黄色い生姜のカスタマーサクセス (@ntk_hanamoto) June 20, 2021
その違和感がどうしても拭えない。
五輪の屋外中継 中止 : 日本経済新聞 https://t.co/vuDmbTykvE
7月、ついに本音が。
オリンピックまであと1ヶ月を切ったわけだけど、
— はなもん@黄色い生姜のカスタマーサクセス (@ntk_hanamoto) July 3, 2021
コロナが来る前であれば、もっと国際的に人が集まってワイワイできたわけで。
それができなくなるわ、
トップの言動に振り回されるわ、
歓迎ムードもどこへやらって感じで、自分が思い描いていた理想像からだんだんかけ離れていってる。
オリンピックを歓迎する街並み、
— はなもん@黄色い生姜のカスタマーサクセス (@ntk_hanamoto) July 3, 2021
空気感、
スポーツを通じて世界で一体感を増していく様子、なんかをイメージしてたわけだけれども。
個人的にチケットも持ってるけど、
五輪、ってよりかは、
国際大会のうちの1つが東京でやる”One of Them”って感じ。
これまで上で記載してきた内容をギュッと凝縮したのが、
この2つのツイートです。
この時点で、無観客の議論が巻き起こっていましたが、
あえてその情報を入れないようにしていました。
というか、考えたくもなかったです。
が、現実は突きつけられました。
7月8日:東京五輪ほぼ全試合無観客開催決定
おわた。 / 東京五輪、1都3県は無観客開催 緊急宣言再発令で転換 (共同通信) #NewsPicks https://t.co/ICaUhM6mJf
— はなもん@黄色い生姜のカスタマーサクセス (@ntk_hanamoto) July 8, 2021
最後の砦が崩れました。
実は友人から鹿島開催のサッカー準決勝のチケットを譲り受ける予定でした。
記載の通り、「1都3県のみ無観客」とのことだったので、
本当の本当に最後のチャンスを臨んでいましたが、
結局その鹿島も無観客になり、自国でオリンピックを観戦する夢は儚く散りました。
オリンピックが無観客になり、
— はなもん@黄色い生姜のカスタマーサクセス (@ntk_hanamoto) July 10, 2021
本当の意味で不満が爆発するんじゃないかと思う。
個人、企業問わず。
我慢の限界に達してるでしょ、
いくらなんでも。
ちなみに、当たったチケットは、
-バスケ3×3
-男子サッカー3位決定戦@さいたまスタジアム2002
でした。
男子サッカーは、
ほぼ確実にこの順位に来るだろうと読んで申し込んで当たったチケットだったので、マジで悔しいです…
上層部の腐り方に、もう我慢の限界
おいおいおいおい、前日に及んで何やってるのよ… / 五輪、開会式演出担当を解任 小林賢太郎氏、ユダヤ団体が非難 (共同通信) #NewsPicks https://t.co/rtKXUhbhcx
— はなもん@黄色い生姜のカスタマーサクセス (@ntk_hanamoto) July 22, 2021
ここまで腐るものかと、
少なくともオリンピックがアスリートのものではなく、
腐った大人のためなのかとすら感じました。
もうここまで来ると、反対とまでは行かずとも、
本当にクリーンなままで終わってくれと切に願うだけでしたね。
とはいえ、個人的にムードを高めに行ってました笑
開会式に合わせて、祝日が集約したこともあり、
世の中が「オリンピック休暇」になりました。
せっかくなので、
日本橋周辺で開催されていた「オリンピック・アゴラ展」に足を運びました。
コエド室町の壁面に、
過去のオリンピックのポスターが展示されていた光景には、
正直泣きそうになりました。
街並みを変える力が、オリンピックにはある。
だけどその感動や体験を味わえるのはごく一握りの人間だけ。
嬉しいやら悲しいやら、そんな複雑な心境で帰宅し、
サッカーの初戦を迎えたのちに、翌日開会式にかじりつきます。
はなも(ん)