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【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる77】長編小説「しろやぎさんの逆襲」のあらすじをおおまかに教えてください

♫さっきの手紙のご用事なあに?

本日のお題は『しろやぎさんの逆襲』です。そこで、かつて幼稚園くらいのころに習った童謡を思い出してみたのですが・・・冒頭が思い出せないのですよね。

♫くろやぎさんたら読まずに食べた

ここは思い出せるのですが・・・どうしても冒頭が『♫まいごのまいごの子猫ちゃん』とかぶってしまって出てきません。

確かこの曲は、

しろやぎさんがくろやぎさん宛に手紙を書いて出したけれど、くろやぎさんはその手紙を読まずに食べてしまう。くろやぎさんは、仕方がないからとしろやぎさんに手紙を出し直します。『さっきの手紙のご用事なあに?』と・・・

こうやって書いてみると、ちょっとしたホラーですね。いくらヤギといっても、手紙に文字を書ける程度の知能を持つ動物が、友達からの手紙を読まずに食べてしまうほど、理性を失ってしまうことがあるのでしょうか。もし、あつ森にそんなキャラクターいたら怖いですね。せっかく書いた手紙を全部ご飯がわりにされていたら・・・信じてるからね!やさお〜!!

しろやぎさんが受けた仕打ちとは

さて、本題です。

今回のお題では、くろやぎさんは恨まれています。少なくとも恨まれていると思います。なぜ、くろやぎさんはこのような状況に追い込まれてしまったのでしょうか。ちょっと本編を確認してみましょう。

ダメじゃん・・・何やこれ。

これ、別にくろやぎさんだけがダメなわけでもなく、しろやぎさんも、くろやぎさんが返したお手紙に対して理性ぶっ飛ばして『読まずに食べた』という行為をしているのですよね。お互いに感情的になりすぎというか・・・そんなに、誰かが自分のために書いた手紙って美味しいのでしょうか。そんな好奇心が湧いてきてしまって、非常によろしくない。由々しき事態ですね!!

『しろやぎさんの逆襲』とは

さて、ここまでで類推出来る内容としては・・・

・しろやぎさんはくろやぎさんに対してお手紙を手書きで書いた

・くろやぎさんたら読まずに食べた

・しろやぎさん宛に『さっきの手紙のご用事なあに?』という鈍感な手紙が届く。

こうなってくると、答えはただひとつ。『お前がさっきムシャムシャ食べたところにご用事の一つが書いてあるのだよ!!と・・・!!』

地元の親友がこんな裏切り方をしてきたら、そりゃあもう逆襲したくなるでしょう。

お互いの手紙をムシャムシャと貪り食ってしまったあの日から、しろやぎさんの人生は変わってしまった。信じていたはずにくろやぎさんのことは頭から離れず、だからと行って咎めることもできないままに3ヶ月がたった。

真実を追求する度胸もない。ただ、毎日与えられた仕事をこなしながら、くろやぎさんからの反応を見て一喜一憂してしまう日々が続く。こんなのは嫌だ。私は私らしく生きるのだと居直ってくろやぎさんの家に押しかけたその日、くろやぎさんが何者かによって惨殺されているのをしろやぎさんは発見してしまう。第一発見者として疑われ、世間から逃げ惑う存在になってしまったしろやぎさんはある日、使い魔だという小さな魔物に心の隙間を狙われ、世界を滅亡へと導く悪魔となるための契約書に判子を押してしまって・・・!?

くろやぎさんとの事実関係を知り、自ら地獄へ行こうと試みるしろやぎさん。それを止めようと奮闘する、くろやぎさんの旧友たち。しろやぎさんは無事に真相にたどり着き、真犯人をとっちめることができるのでしょうか?


すみません、タイトルに「大まかなあらすじ」とあったので・・・。

ただ、「死人に口なし」とはよく言ったものですが、真実とは自ら取りに行かない限り手に入るものではない、と大人になってからは感じます。何を真実と思って人生をやっていくかで、幸福度は大きく変わると思うので、わだかまりがあるのならば解決する道をしろやぎさんには選んでいただきたい気持ちでいっぱいです。


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