「verified」フォルダの活用についての話
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前文
アウトプットの1案。
ファイルを貼付したノートからファイルを取り出すのを快適にするために「フォルダ」をうまく使っちゃおうというアイデアです。
従来の問題点
基本的に作成されるノートとそこに貼付されるファイルはそれぞれ
「Inbox」
「Files」
の直下にすべて入るようにしていました。
それ自体は良いのですがここからアウトプットする場合、例えば
ノートからメールを書いたり
ドキュメントを作ろうとしたり
notoに投稿しようと思ったとき
このような作業をするときにちょっと困るのが「貼付ファイルの引っ張り出し」でした。
無論、貼付ファイルのリンク上で右クリックすれば「フォルダで表示」というメニューが出るので
これで対象のファイルが選択された状態でwindows側のエクスプローラが開くのでこれを活用するのが基本の動作となると思います。
ですが、この場合大量のファイルの中に埋もれて選択されるだけであり、またファイル数があまりにも多くなるとその処理にも時間がかかり、誤クリックも多くなります。
また、自動生成のファイル名が付く場合、サムネイルや内容を確認しないと突貫的に分かりづらく、また命名規則によっては作成順に並ばず、従来の方法では複数のファイルを扱う場合、非常に面倒になります。
解決方法:「verified(確認済み)」フォルダを作成する
その(簡単な)対策として「Files」フォルダ内に一つ
「verified(確認済み)」フォルダ
を作成し、ある程度の期間が経過したものをどんどん移動させていく
という方法を最近行っています。
最初は種類ごと(pdfとか画像とか)のフォルダに分ける方法をやっていたのですが意外と分類自体が手間になり面倒になりました。
そこで単純に「verified」フォルダに全て入れていく方法にしました。
利点
「Files」フォルダを(windows側のエクスプローラで)開くだけで直近に作成されたファイルが全て把握できる範囲の数で確認、活用できます。
ファイルの「verified」フォルダへの移動はObsidian側のファイルエクスプローラでもwindows側のエクスプローラでもどちらでもよくファイル名を変えない限りリンクはちゃんと追従します。
「verified」フォルダは昔のノートからファイルを引っ張るときに参照されますが、そちらは従来どおりですし、この中で種類ごと(pdfとか画像とか)のフォルダに分ける事もできます。特に一度「verified」フォルダに移してしまえば通常の作業時にはあまり開かなくなるので普段は目に入ることなく気が向いたときに余裕を持って分類。
欠点
同一ファイル名があったときにwindows側のエクスプローラで移動してしまうと名前が変更されてしまいリンクが追従しなくなります(なので上書きされそうになったら一回obsidian側でリネームする必要があります。
obsidianのファイルエクスプローラで移動する分にはリネームとリンク更新が同時に行われるので問題ありません。
エクスプローラ系最大の問題ですがうっかりドラック&ドロップをしくじるとどっかに行ってしまいます。ただしリンクの追従は行われるのでそこから行き先を確認して復旧できます。ただしファイル数が5000を超えた状態でこのしくじりを行うとしばらく動かなくなります(体験済み)
最後に
何かとフォルダを分けるのをためらわれるobsidianくんですが、正直ノート数5000、ファイル数5000を越えたあたりから、全部一つのフォルダに入っていると普段の動作は問題なくても貼付ファイルを取り出そうとするとなかなかしんどい状態になります。
どこにあってもちゃんとリンクを拾ってくれるobsidianくんですので、ちょっと(システム的に美しくなくても)フォルダを使ってみるのも良いのではないでしょうか?