やや中級者向け「ReadItLater」を使用したWebクリップ方法-テンプレート説明編
Image by AI素材.com
「ReadItLater」ってなんぞや?という方はこちらへ(・ω・)つ旦
前文
Obsidianの「ReadItLater」というプラグインはWebページをクリップできますが、そのときに「テンプレート」を設定しておくことによって自分にあった形でのWebクリップが可能になります。
「テンプレート」には様々な変数が設定されており、ノートにWebページの情報を入れることができます。
またクリップしたときのObsidian側の書式(再現性)についても説明してあります。
「Readable article note template title」設定で使用できる変数
この設定部分に入れた(書いた)変数はWebページの内容を取得してノート(ファイル)名として使用できます。
%title%
%title%
Webページのタイトルを取得します。
通常、これをファイル名のタイトルにすると良いでしょう。
%date%
%date%
ReadItLaterでノートを作成した日付が入ります。
Webページの作成、更新日ではなくあくまでクリップしたときの日付であることに注意してください。
入る日付の書式は設定した日付フォーマットで変更できます。
日付フォーマットについてはこちら(・ω・)つ旦
「Readable article note template」設定で使用できる変数
この設定部分に入れた(書いた)変数はWebページの内容を取得してノート(ファイル)の内容として使用できます。
また、Webページの内容を取得したときのObsidian側の書式についても説明してあります。
%articleTitle%
%articleTitle%
Webページのタイトルを取得します。
ノートのタイトル(見出し1)などに設定しておくと良いでしょう。
%articleURL%
%articleURL%
WebページのURLを取得します。
(Readmeによると多分ページ作成に使ったクリップボード内容らしいんだけど多分同じ)
%siteName%
%siteName%
Webページのサイト名を取得します。
例えば「Note」のWebページをクリップしたときには
「note」と取得されます。
%date%
%date%
タイトルの「%date%」と同じです。
入る日付の書式を設定した日付フォーマットで変更できる点も同じです。
%articleContent%
%articleContent%
Webページの実際の内容が入ります。
Webページによりますが、だいたい全文取得します。
(割りとWebページによる)
取得される要素は下記のようになります。
(多分やってみればわかる要素なので読み飛ばし推奨(・ω・)つ旦)
Obsidianに再現されるWebページの要素について
見出し
見出しに「# (レベルで#が増える)」が取得され行頭に付きます。
Obsidianのマークダウン記法で見出しとして扱われます。
リンク
いわゆるwikiリンク(多分)と言われている書式で取得されます。
[リンクのタイトル](リンクのURL)
という書式で取得されます。
画像
画像もリンクと同じようにwikiリンクで取得されます。
![(タイトルがないので通常ここには何もなし)](画像のURL)
頭に「!」があるとプレビューモードで画像をオンラインで取得してプレビューされます。
「Downlord images」オプションで「assets」フォルダ(デフォルトだと)に画像が保管されます。
またその際に「webp」のような直接Obsidianで読み込めない書式の画像を「jpg」に変換してくれます。
「Downlord images to note folder」オプションで先程のフォルダに作成ノート名と同じフォルダが作成され、そこに画像が保存されます。
強調、修飾書式
斜体文字、太字、打ち消しなどの強調、修飾書式も取得されて反映されます。
*斜体文字*、**太字**、==打ち消し==
また[]などのマークダウン記法で使用される記号は
下記のようににエスケープ文字で囲われて取得されます。
\[\
箇条書き、番号付きリスト、コードブロック、引用、インライン表示
箇条書き、番号付きリスト、コードブロック、引用、インライン表示も取得されます。
表
表も取得されますが、マークダウン記法の特性として再現が難しいので
大量の表はスプレッドシートなどに保管することをおすすめします。
使えない(または確認できなかった)変数
%articleReadingTime%
%articleReadingTime%
いわゆる「この記事は○分で読めます」の時間を取得できるらしい変数。
色んなサイトで試してみたけど「1」しか帰ってこなかった。
反映されるサイトがあるのか未実装なのか不明。
%previewURL%
%previewURL%
OpenGraphやTwitterなどの仕様でプレビュー時に表示する画像がサイト側で設定されているときにそれを取得できるらしい変数。
TwitterはTwitter専用設定が優先されるし
OGP(Open Graph_ Protcol)使用サイトでも確認できなかった。
反映されるサイトがあるのか未実装なのか不明。
%auther%
%auther%
設定の記述に存在。多分Webページの作成者を取得すると思われる。
色んなサイトで試してみたけど値が帰ってこなかった。
反映されるサイトがあるのか未実装なのか不明。