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obsidianでキーワードをノートリンクにしちゃおうという話
前文
obsidianのプロパティとかの話なんですがね。
要は単純に色々とノートのプロパティキーについて値(キーワード)を入れるのは主に検索のためだと思うのですが
そこのキーワードをすべてノートリンクにしちゃおうという方法です。
個人的には「スメラギシステム」って呼ぶことにしました(・ω・)
具体的内容
![](https://assets.st-note.com/img/1706749482838-nLxAbamykB.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1706751482794-KWwxRod5F0.jpg)
一例だけど
例えばこのような蔵書ノートを作成するときに
プロパティに
・author(作者)
・Series(シリーズ)
というような項目を設定しておきます。
ここに普通に作者名とかシリーズ名とかを入れてもよく
多分dataviewでも拾えるとは思いますが
ココの利便性を1歩進めるために
一旦何も書いていない空のノートへのリンク
(例えば "[[塩野七生]]" みたいに)
を作成します。
このときに作者名とかシリーズ名とかの実体のノートがなくてもリンクとしては動作するのでダブりさえしなければ(同じ人に2つノートを作ってしまうとかしなければ)問題なく機能します。
利点
ノート相手なのでバックリンクやアウトゴーイングリンクで検索されます。なのでバックリックから作者で辿ったり、アウトゴーイングで文章中にある作者名(あるいはキーワード)に簡単にリンク候補を探したり作ったりできます。
dataviewでも [[~]] でノートリンクが張ってあるノートとして検索できる。
その場で実際に作成しなくても作者名などのノート自体はリンクをクリックするだけで作成できる。
後日そのノートの内容を追記しても実際の書籍ノートには何も影響しない。リンク先、リンク元のノートの内容にはお互い影響されないので何度書き直してもいいし、削除したっていい。
難点
プロパティへの入力がめんどうくさい(最終的には "[[~]]" という形に持っていかないといけない)
1.ライブプレビューにする →2.リンクを書いておきプロパティに貼り付ける
でなんとかなってます(自動でダブルコーテションなり、ブロックスタイルなりに対応してくれる)
2回目からは部分検索で候補が出てくれる(ひょっとしたらプラグインの機能かもしれない)
うっかりすると空ノートへのリンクが大量に増える。
空のノートへのリンク自体は特になにかに悪さしないと思うのでノート名がバッティングしない限りOK。
スメラギシステムについて
今考えているobsidianの管理システム
全く考えまとまってないので以下思いを徒然と記する。
基本的な発想は
「MOCノートを能動的に作るのではなく、個々のノートからのキーワードノートへのリンクを作ることで受動的にMOCのようなノートが作成できるのではないか?」
「ノート自体にリンクを記述するのではなく、他ノートからリンクされる結合点たるノートという概念」
=「内容が外部に仮託される」って概念
なのでインデックス(MOC)ノートを作るときに「ノート自体がリンクしている(されている)ノートへの情報を持っていなくても良い」
dataviewでの検索結果に近いのかもしれないが
実在のノートが存在するのでこちらにも何でも書けるし他のノートへのリンクを貼ったっていい。
バックリンク、アウトゴーイングリンクというobsidianが得意とする方法でリンクが探せる。
リンクされた単語ノートは本質的には「リンクされた」ということしか無い内容のない空虚(Void)なノートなので
他の言葉に切り替える→ノート名を変えるだけですべて追従する。
リンクをやめる→空のリンク先がなくなるだけなので削除するだけ。
ノートとそれへのリンクなのでタグよりも削除もリネームも整理も簡単だし、増やしていくことに抵抗がない(タグはあまり無闇矢鱈には増やしたくないので)
あとノートの利点としては単純にObsidianの仕様の問題(ノートに対してのリンクのほうが色々と便利)なだけなのだが、意識的に「ノートにする」のも発想としてありなのではないかとも思う。
その後、使われていないリンク先単語ノートについては見直して見ることも含めて。
スメラギシステムの元ネタ
なおここで話している「スメラギシステム」とはとあるSF作品「バベルの薫り」の中で語られている概念で
「汝(アイデンティティ)」を外部(天皇)に仮託することで「汝の汝(天皇からみた我)」という自己を得ており、仮託した外部は本質的に空虚(Void)である」
みたいな認識…だったはず。
(個人の感想です)
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結論としては全人類野阿梓作品読んで(ダイマ)(・ω・)つ旦