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社長を辞めた夫

3ヶ月前、こんな記事を書きました。

夫は6月に辞めると言っていたのですが、その後どうなったかを記しておきます。



社長を辞めて帰って来る

金曜日。
いつものように「これから帰る」というLINEを受け取り、夕飯の支度をした。
特にこれといって何も無い日だったので、普通の夕食を準備していたところへ夫が帰って来る。

「ただいまー。代表辞めてきた
「おかえりなさ…。え、えぇっ…。今日?」
「まぁ6月末日で」
「それはそれは…。長い間お疲れ様でした」

3月に「辞めたい」という話を聞いてからというもの、進捗があるようで無いような、煮えきらない日々だった。
最終的に決めるのは夫だし、私は一切反対しないので勝手に決めてきてもらっても別に構わないのだが。

「事前に言ってくれればごちそう作ったりケーキ焼いてあげられたのに…」
「いいよそんなの。普通で。それに会社は辞めないし」

あ、そうなの?



辞める決意

6月末日を持って夫は代表取締役を退任した。
当初はそのまま会社も辞めるつもりだったのだが、なんだかんだで辞職はしないらしい。

3月に某取締役に辞意を伝えたところ、噂を聞きつけた懇意の人々が夫を訪ねてくるようになった。
引き止める人もいれば、同情してくる人もいる。
自分からOBに話を聴きに行くこともあり、ここ数ヶ月は割とアクティブに過ごしているように見えた。

私も意見を求められたけれど、正直この件についてはあまり口を出したくなかった。
何故なら私の意見を元にして物事を決めた場合、それが悪い方向に転がった時「私のせい」になるからだ。
家電を選んだり服を買う時には最善だと思われるアドバイスを送るが、人生の重要な選択は自分で決めてほしい。

だからあくまでも第三者の視点で考えた時に言えること、たとえば生涯賃金の差額や、仕事と同等のやりがいをすぐに見つけられるかどうかといった話にとどめた。

そしてついに会長が出張でばってくる



会長の一声

夫は会長に大変お世話になった身で、そもそも夫が代表になるというトリッキーな人事(詳しく書けないが色々異例だった)も、会長の熱烈なプッシュにより実現したのだ。
有り難いことに夫の腕を買ってくれているため、全力で引き止められたそう。

結果的に「じゃあ代表は辞めてもいいけど会社は辞めないでね。別の仕事頼むから」と言われたらしい。
そんなわけで代表は降りたが、ちょっと特殊な立ち位置に置かれることになった。
特命係長・只野仁みたいな任務だったら面白いのに。

もちろんそんな体を張った仕事をするわけではなく、現在とある地方で進められている事業を担当する。
夫も興味のある内容だったらしく、やはりプレーヤーが一番好きな人なのかもしれない。

おそらく年内にはそちらへ単身赴任するとのこと。
つまり私はまた東京でひとり暮らしの身となる。
この世で一番ひとり暮らしをさせてはいけない女が再び俗世に解き放たれるぞ。



お疲れ様でした

冒頭に戻る。
「普通でいい」と言われたものの、やはり少しでも華やかなメニューにしたい。
というわけでちょっと手を加えたディナーにしてみた。

ヤングコーンとクリームチーズの生ハム巻き

ワインは無かったのでビールのアテに。
お花はエディブルフラワーという食用花。


お皿が大きくて乗り切らなかった


・アスパラとクロダイのマスタードマリネ
・チキンとトマトのオーブン焼き ハリッサソース

バゲットが無かったのでご飯で。
オーブン焼きは塩コショウとチーズのみのシンプルな味付けのため、カルディのハリッサをソースに。
バジルソースでもイケるはず。

「すごい!ごちそうだ!」と喜んでもらえたので良かった。




色々ありましたが、夫はまだしばらく仕事を続けるようです。
ひとり暮らしになった場合、私は完全なニートとなるため、またぼちぼち仕事を始めようかと思います。
正直webライターはもう飽きたので、ぜんぜん違う仕事をやりたいです。

Vtuberにでもなろうかな。
と一瞬血迷ったけれどすでに2万人いるらしいです。
すごい世界だ…。

あとは万引きGメンとかも興味あるんですけど、結構体力勝負らしいんですよね。
場合によっては走って追いかけないといけないので、すぐ転ぶ私にはちょっと向いてないかもしれない…。

もし面白い職業を知っている人がいたら教えて下さい。
あ、闇バイトは勘弁してくださいね。


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