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日本とオーストラリアの子どもの違いって?|保育留学の話

Hi, how is going mate!🌅

オーストラリアの保育園で働いて感じた2カ国間の子どもの違いをまとめてみる。
ちなみに、オーストラリアの1つの園で3-5歳クラスを約1年、発達障害のお子さんの療育で色んな園を訪問する中で日本の現場を4年以上見てきた人の視点からのまとめです。


日焼けオン眉先生 




👶実際子どもたちは、どう違う??

まず、違うといっても子どもは子どもです。走り回るのが好き、
キラキラしたものが好き、新しいおもちゃが好き、おもちゃの取り合い
叫びまくる、たたく噛む、褒められることが好き、意外と単純、
汚れまくる、とにかくかわいい
そんなところは全く同じです。


子どもが大好き砂遊び

ですが、全く違う保育スタイルや環境で育つ子どもの違いってやっぱりあって。

👯‍♀️日本は基本集団行動

日本では、子どもたちは先生の話を聞いて、提示さた活動に取り組むのが当たり前ですよね。運動会・発表会の練習はもちろん、工作やルール遊びもクラスのみんなで!!っていうのが日本の保育の特徴だと思っています。
集団行動についていけない子が問題児として怒られたり、発達障害として診断を受けて加配の先生をつけてサポートを得たり。
実際私が発達障害とされるお子さまの療育をしていた時、親御様から、「この子はじっと座って話を聞けないのですが、どうしたらいいでしょうか」「集団行動についていけないのが心配」などの相談をたくさん受けていました。

🏃‍♂️オーストラリアは基本自由行動

もちろん先生の話を聞かなければならないという概念はありますが、
オーストラリアでは、先生の話を聞いて何かに取り組む時間は圧倒的に少ないです。。。なので、ほとんどの子どもたちはじっと座ってなにかをするということが苦手です。日本でよく怒られている子どもたちが、もしオーストラリアにいたら、目立たないと思います。(笑)
集団活動でも、「NO」と言う子どもたちは、強制的に参加させられることは基本的にありませんでした。もちろんそういう子だちにも参加の促しはするけど、「YES」というまでは基本的に放置状態。なので、ずっと砂場で遊んでいるなど、1日中自由遊びをしている子どもたちもいました。

🎈子どもの特性の違い

・日本の子どもたち

日本の保育園や幼稚園で過ごす子どもたちは、集団行動や社会性が抜群に高い!!!幼い頃から「みんなで一緒に」という文化の中で育つため、遊びや活動の中でも自然と協力し合ったり、話し合ったりする場面がオーストラリアの子どもたちと比べて圧倒的に多いなと思います。
また、日本の保育では活動に参加することが「当たり前」の環境が整っているため、たくさんの経験を積み重ねられるのも魅力的な部分です。それぞれの経験が、ひらがなや数字・ルール理解などの認知面、ボタンをはめたり、お箸を使ったり、靴紐を結んだりする手先の運動面の発達に表れていると感じます。こうしたスキルが自然に身についていくのが、日本の保育独自の強みなんだな~と感じます。

・オーストラリアの子どもたち

一方で、オーストラリアの子どもたちは、自由でエネルギッシュ!初めて関わったときには、日本の子どもたちが大人しく見えるほどのパワフルさに驚きました。イヤイヤ期の「NO!!!(イヤ)」も、その勢いは日本の子どもたちの3倍くらいあるんじゃないかと思うほど(笑)

給食の時間でお米が出た際は、フォークやスプーンではなく手で食べる子も多く、床に散らばる米粒の量がとんでもないんです。(そのあとの掃除が大変で大変で🙄)
また、みんな靴を履いてこないので、室内・室外関わらず常に裸足です🙄
そりゃこんなにもわんぱくに育つわけ🙄

さらに、オーストラリアでは活動が基本的に自由参加型。そのため、子どもたちは自分の意思をはっきりと伝える力が育っているように感じます。「YES」や「NO」をしっかりと言えるのは、自由な環境で育つからこそだと思います。塗り絵やお絵描きでも、緑色の肌のエルサや虹色の髪の女の子など、見本通りではなく自由な発想で描く子が多く、子どもたちのクリエイティブさに触れるのがとてもおもしろい。

子どもたちから「ありがとう」の代わりに「You are my hero!(あなたは私のヒーロー!)」「You are the best in the world!(世界一最高!)」とお礼を言われたことがあるんですけど、感情や表現力豊かすぎませんか?!
ナチュラルにこんな言葉を言えるのって素敵だな~~~と。
言われたときは、めっちゃいい気分になりました😏


📝まとめ

正直、オーストラリアの保育園で働く前は、「オーストラリアの保育環境のほうが、子どもたちがのびのびと育って、きっと幸せなんだろうな~」なんて思っていました。でも、実際に働き始めてからは、日本の保育の良さや、子どもたちがどれだけ恵まれた環境で育っているのかにも気づくことができました。
日本とオーストラリア、それぞれ全く異なる文化や環境の中で育つことには、それぞれの良さがあり、幼稚園や学校を選ぶときに、子どもの特性に合った環境を選べるサポートやシステムがあれば、子どもたちの園や学校生活がさらに豊かになるんだろうな~~~~と感じた次第です。


最後まで読んでくださりありがとうございます。

きっとまた違う園で働いたら、見方変わるんだろうな~と思うので、
自分の知識や経験がアップデートする度にまた言語化していこうと思います。
また子どもの違いだけではなく、
保育士・保育環境・子育てなど、それぞれの2か国間でのおもしろい違いを今後も言語化して共有していけたらな~と思いますので、興味ある方はまた覗いてみてください🛀

Cheers!🦘

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