🇹🇷世界一周ひとり旅の記録day65-67inトルコ〜トルコに来た最大の目的地へ〜

day65-day67
(2024/09/11-2024/09/13)

フェティエを早朝に出発、長距離バスとミニバスを繋いでパムッカレへやってきた
パムッカレはトルコで1番楽しみにしていた場所

お目当ての石灰棚田とヒエラポリス遺跡のエリアへ入場のチケットは30ユーロ

トルコは観光の価格が高すぎて予想以上に出費してしまっている

パムッカレには滞在しないので全ての荷物を背負って来た

遺跡に興味のない私はヒエラポリス遺跡はささーーーと通過したのだけど

ヒエラポリス古代劇場には息を呑んだ

素晴らしすぎる

大昔にこんなに壮大で創り込まれた建築をしていただなんて

なんか、涙が出そうなほど当時の熱気や迫力を感じてしまった

規模のでかさはもちろん

装飾が素晴らしい

そして椅子から階段のさかえ、階段から通路へのさかえなど、素晴らしく考えられて作られている

地下通路や劇場への出入り口など現代の建築より素晴らしい創りかも

古代にこんな建築作っちゃうなんて

すごいなんて言葉じゃ収まりきらない

当時の人の凄さを肌で感じて鳥肌がたった

石灰棚田はこんな感じ

石灰でできた棚田は想像通り、美しかった

水は水色で底には砂利まじりの泥のような石灰

肌にいいのかしら身体中に塗りたくっている人がちらほら

人が多すぎて思うように写真に収められなかったけど

念願の場所に居ることに感動と充実感を得た

陽に照らされて眩しいほど輝く石灰棚田に見惚れていたらかなりの時間が過ぎてしまっていた

パムッカレからはセルチュクへ移動するつもりだった

バスや電車の時刻をちゃんと調べずに来ていた

ふと調べると長距離バスの時間まであと1時間足らず

ちなみに、トルコの長距離バスの検索、予約はobiletというアプリが超便利

多分ほぼ全てのバス会社の予約がこれでできるし、調べやすい

何より数時間前までキャンセル等もできる

私が乗りたいバスはデニズリから出る

パムッカレとデニズリ間はミニバスで約20分弱

大慌てで石灰棚田を飛び出した

と、出口を間違えたようでパムッカレのバス停へ行くのに大回りをしないといけない所へ出てしまった

バス停まで徒歩30分

別の出口へ行くため、中に戻れないか？と遺跡のスタッフに聞くも、答えはノー

地団駄踏んでる時間さえなく20kg強の荷物を抱えてダッシュでバス停を目指す

10分くらい歩いたかな？というところで
一台の車が停まった

優しそうなおっちゃんが、乗りなー！！

と言ってくれた

すぐに人を信じる私は飛び乗った

まじで恩人！！本当にありがとう(;o;)

とおっちゃんにお礼を言うと、おっちゃんはにこにこ

おっちゃんはパムッカレの住人なんだって

パムッカレのバス停まで送り届けてくれて、15分毎にデニズリ行きのバスが来るからねー！
いい旅をー！！

とおっちゃんは去って行った

バス停には１人のおじいちゃんとにゃんこ

おじいちゃんは容赦なくトルコ語で話しかけてくる

何を言っているか分からないけど、とっても穏やかで優しそうなおじいちゃん

3分くらい待ったところでバスが来た

おじいちゃんがこれだよ〜的なことを多分言って、私を誘いながら立った

しかしバスのドライバーは満員サインを出しスルーして行ってしまった

おじいちゃんはあらら〜残念、的なことを多分言ってまたベンチに戻った

待てど暮らせど次のバスがこない

そわそわする私と、おじいちゃんは来ないね〜的なことを多分言いながら様子を伺っていた

と、ここでセルチュク行きの長距離バスに乗るタイムリミットが来てしまった

バスでのセルチュク移動は断念

電車で向かうことに

しばらくして遂に来たミニバスにおじいちゃんと飛び乗りデニズリへ向かった

パムッカレからデニズリは確か25リラくらい

デニズリオトガルから10分ほど歩いて国鉄の駅へ向かう

18時過ぎの切符を買えた

切符は170リラ

長距離バスより安く済んだ

とってもスローな電車だけど長閑な地を抜けていく電車からの景色はとっても心を和ませた

トルコは想像以上に自然が豊かな地だ

山や川、羊か山羊の群れなんかを眺め

夕日に照らされて輝く田舎風景を楽しんだ

3時間30分ほどの長旅を経て

セルチュクへ到着

５人部屋ドミを予約していたのなけど、ツインの個室へ通された

明日はシェアになるけど、今日は１人だよーとのこと

２人シェアってなんだか気まずい気もするけど、とりあえず今日はラッキー

翌朝、朝食付きのホステルだったので

もりもり食べ

セルチュクに来た目的、エフェソス遺跡を目指した

ホステルからは歩いて50分ほど

ホステルのスタッフからはミニバスは目の前の道路から乗れるよーと聞いていた

だけど、ちょっと歩いてみようと思った私は歩き出した

たった5分歩いたところで

道端でフルーツを売るおっちゃんに声をかけられた

エフェソス？って

そうだよーというと、

この道をまっすぐ歩いて、しばらくしたら左へ曲がって、少し登ると着くよ〜と

でも、ミニバスもあるよ？って

あと5分くらいでここを通ると思うよー

バスは30リラだよ

と、

じゃ、暑いしバス乗ろーと思って、バスを待つことにした

待ってる間、おっちゃんはお店のベンチに座られせてくれて、イチヂクをご馳走してくれた

ちょうどイチヂクを食べたいと思っていたから超嬉しかった

おっちゃんは私の爪に残るヘナを見て、ヘナ！！どこでしたの？？と興味津々

トルコにもヘナがあるんだって

トルコのヘナはもっと赤褐色の濃い色なんだとか

ヘナをしてからすぐに洗い流さず、1日経ってから流すから、5-6ヶ月はもつんだって

イスラム色が強いところがそうなのか、アラビックがそうなのか分からないけど、

オマーンでもヘナを褒められたな

インドで数時間だけ一緒に時間を過ごしただけだけど

私の中でとっても大切な人から施してもらったヘナだから

多くの人から褒めてもらえてすっごく嬉しい

しばらくしたらミニバスが来た

おっちゃんにお礼を言って

エフェソスへ

入場料はエフェソス遺跡内のミュージアムへの入場料を含め40ユーロ

高っ

しかし、大感動

いや、感動なんてもんじゃない

正直、遺跡に興味のない私は、高すぎる入場料に来るか迷ったんだ

でも、来て本当に良かった

なにもかもが美しすぎる

これが街ってやばくない？

とんでもなく豪華な街じゃん

というか、今だに道路が土の国だってあるのによ？

古代に地面が大理石で舗装されているってとんでもねえ

見事な彫刻

素晴らしい建築

しかも超実用的

この当時の活気を肌で感じる

鳥肌が立った

ミュージアムも現代的なもので、ヘッドセットをしてプロジェクションマッピングで当時の世界へ飛び込んだように感じるアトラクションのようなものだった

これを通して、より当時の世界へ没入した

人間の凄さを感じた

なんていうか、不思議な感覚なんだけど

現代より発展していると感じた

今のこの世界のどこにも存在しないこの世界観

人々の崇拝のパワーを感じた

この街に私も訪れてみたかった

4.5時間近く滞在したかな

多くの団体ツアーが来ており、ほとんどの訪問客にガイドがついているので盗み聞きをしながら

ロマンに浸った

夜はたまたま見つけた激うまサンドをかぶりついた

ATESっていうお店
ATES special 150リラ

今日はルームメイトがいる

１人で夜を過ごすことがほぼないから、昨夜は逆に落ち着かなかった

夜10時頃にルームメイトが到着

ポルトガル人でスウェーデンに住むサラ

彼女はレンタカーを借りてトルコを周遊中

というか、移動手段にバスや電車があるのを知らなかったのだとか

え？！移動手段あるの？！

トルコ人の友達にないって言われたからレンタカー借りたのに！！！

と嘆いていた笑

彼女はとってもおしゃべりでマシンガントークが続いた

彼女からのヨーロッパの情報がとても興味深く超面白かった

彼女はヨーロッパの様々な地で職を転々とし、渡り歩いている

今はスウェーデンに落ち着いており、離れたくないのだそう

スウェーデンにはサウナがいっぱいあって、スウェーデン人には当たり前の習慣

90度なんて彼らからしたら普通だけど、私からしたら死んじまうよーーー！

と言う話に爆笑

スウェーデンはとにかく自分の生活にスポットライトを当てる

長期休みは最大連続5週間くらい

普段も16時だっけ？17時だっけ？かになったら即帰宅

残業してると上司から帰りなー！と注意を受けるのだそう

長期休暇も取らないと逆に注意される

人も街もとっても穏やかで平和で自然豊かなところ

街にウサギが飛んでいたり植物も豊富

とっても素敵なところなんだって

この前は野いちごを積むのに夢中になっていてふと前を見たらオオカミが通り過ぎていったの！！！

と興奮気味に話す彼女をみて

彼女には自然がとっても似合うな〜と感じた

それから、ヨーロッパの中心に住むのも最高だったって

なんてったって週末には2-4時間くらいでパリやローマやスイスやドイツなど周辺国にサクッとドライブで行けてしまうから

たしかにーーー！！！

ヨーロッパに住むって、私からしたらすごい次元だよな

色んな有名都市にサクッと行けちゃうんだよ

羨ましすぎるよ

それからブダペストも街並みが素敵って

何より彼女のおすすめの国はアイスランド

アイスランドを巡るにはレンタカーを借りてキャンプするのがベスト

とにかく自然で溢れている

氷の粒で覆われた海だか湖だかや

山の絶景

地面から吹き出す水の滝？

オーロラ

写真を見るだけでワクワクが止まらない

ポルトガルもいいけど、スウェーデンに慣れてしまったら、人の多さに居心地悪く感じてしまうようになったそう

最近のポルトガルはますます観光地として人気を得ていて観光客でごった返しているのだとか

ヨーロッパに来る際は必ず連絡してね！！！

いっぱい情報あげるし、一緒に旅しよう！！

とサラはキラキラしながら言った

ヨーロッパの人は皆んなとってもフレンドリーでとっても面倒見がよくとっても気が利いて親切

今まで出会った沢山のヨーロッパの人たちに私は沢山救われてきたな〜と再確認した

サラは翌朝早くに宿を去ると言った

朝から動き出して、起こしちゃったら本当にごめん

私のことは気にせず寝てていいからね

と、

こういう気遣いもヨーロッパの人は特によくしてくれる印象がある

翌朝サラはほんっとに物音をほぼ立てず静かに去って行った

私は全く気が付かなかった

私はこの日の夜行バスでセルチュクからイスタンブールへ向かうことにした

セルチュクで過ごす1日、することがない

住宅街やシティセンターを散歩したり

日陰でぼーと人を観察しながら過ごしたり

昨日見つけて気になっていたロカンタでご飯を食べたり

チキン煮込み180リラ

それはそれで楽しかった

トルコの人々はチャイを沢山飲む

トルコのチャイは濃いめの紅茶に角砂糖を何個か落として飲む

ボードゲームをするおっちゃんたちも沢山

みんな働いてないのかな笑

２人でするボードゲールはサイコロを振ってオセロみたいなコマ？をなんか取り合っているようなゲームや

４人でする麻雀のようなボードゲームや

様々

セルチュクではこの麻雀のようなボードゲームが人気のようで

あちこちで沢山の人が集まって朝から晩まで戦っている

こういう日常を眺めて過ごすのも

私の大好きな旅のスタイル

バスは23時発

時間までホテルのロビーで時間を潰させてもらった

ホテルのオーナーがめっちゃいい人で昨日から沢山気にかけてくれている

夕飯をシェアしてくれたり

今日もザクロを持ってきてくれた

ザクロも食べたいなーと思っていたところに来た

私には食の神がついているんだよね

インドで初めてフレッシュなザクロを食べてから、ザクロにハマっているんだ

次の旅のプランが全く立っていないので

色々調べているうちにあれよと夜になった

バスのお供のスナックを買いにスーパーへ向かう

レジで多分、会員？みたいな事をトルコ語で聞かれる

てきとうにノーというと

レジの人が私の後ろ人に声をかけると

後ろの人がが呪文のように何かをいい

店員さんがレジに何か打ち込む

後ろの人にポイントを与えたのかな？と思ったら

私の支払額がディスカウトされた

日本ではルールで縛りすぎていて他人とメンバーシップを共有したり、ポイントを譲渡したりが禁止されているから

スーパーなんかで後ろの人とこんな関わりを持つことなんてないよね

きっとここでもメンバーシップに規約はあるのだろうけど、

そんなことより、ここではお互いのメリットになることを誰もが選ぶ

海外ではレジとお客さんがいつまでもお話ししててレジが長蛇の列になるなんて事も当たり前だし

皆んなどこでもどんな場面でも色んなコミュニケーションを取る

ルールや仕事なんかよりその場の関わりを大切にする

日本と全く異なる感覚だから

いつもこういう場面に心が温かくなるんだ

さて、約2週間ぶりにイスタンブールへ戻る

大好きなイスタンブール

ワクワクが止まらないや

おわり