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Twitterが突然永久凍結され、凍結解除されるまでの42日間

最初に言っておく。
このアカウントの持ち主はスパムでもなんでもなく、ただ趣味を言葉にしていただけのアカウントである。
今、どれだけの方がまだ凍結されているかはわかりませんが、明日は我が身かと。そんな訳で、多くが凍結解除されたようですが、解除されればいいと言う訳ではないという意味を込めて、よろしければ下記への賛同をお願いします。

Twitter社はAIの誤認識で永久凍結したアカウントを認め、凍結を解除してください

Ⅰ:事件は突然に~2023年2月3日凍結祭り~


2月3日朝、突然LINEでもやり取りしているフォロワーさんからLINEが届いた。

目覚めの一発である。
このLINEでびっくりしてTwitter開いたら……

(AIの自動判定鵜呑みにして〝慎重に審査〟とは????)

一説によると、マシュマロの連携が原因の一つらしい(しかし連携しているアカウントでも無事だったアカウントもあったんだよなぁ)。
まぁともあれ、それって誤フラグによる誤凍結じゃん。慌てて異議申し立てをするも自動返信なし(今思い返すと、文書が直接的でなかったせいで異議申し立てとして判定されず不受理だったということなのだろう)。
他のフォロワーさんも凍結されたらしいと知る。その方が翌日に解除されていたので期待するも私は解除されず。ここで初めて自分の申し立てが受理すらされていなかったことに思い至る(敗因)。
再度、異議申し立てをしたら自動返信メールが返って来た。

(ここから)

この時のCase number は#0306xxxxx これが早いのか遅いのかは不明ではありつつも、本人確認メールを返信したから後は待つだけ……この時はまさか長期戦になるなんて思いも寄らなかったのである。

Ⅱ:本人確認メールを送れない! ~送信可、受信不可なサーバーとの攻防~

数日待てば戻るだろう、と思って待っていたところに……

ああ、再試行されるのか、届くと良いなと思ったのは多分私だけではない。誤凍結に遭ったTwitterユーザー全ての願いだった。
しかしその願いはあっさりと砕け散るのである。

(私はサーバー負荷ならやり過ぎは長期化すると思って抑えてた方)

結局、2月16日にメール配信エラーが届いた時に、一旦申し立てをお休みした。
一方で「Twitter 凍結されない」検索をしてみたら私以外にも永久凍土の異世界に強制転移させられた人たちがたくさんいて〝凍結解除されない村〟が形成されているのが哀しくもあり心強くあったりもしたのである。

Ⅲ:新たな問題発生 ~Twitter Blueの呪い~

この騒動と並行して勃発したのがTwitterのサブスク機能〝Twitter Blue〟である。一部で課金していると解除が早い、という情報が流れてきた。

どうせ、申し込み受理されんやろ。

と、ポチッたところ……

課金成立!! アカウントは動かないのに課金成立!!!wwww

凍結アカウントからそもそも申し込みができることがバグなのだが、そのバグに加えて、凍結アカウントから金だけ取るスタイルに唖然(笑)。
本人確認メールは受け取らないくせに、領収書を送ってくるのが早いという腹立たしい事態である。
その後の異議申し立てにはその文句も追記する羽目になったのは言うまでもない。
余談だが、その後で凍結解除されたTwitter Blue利用者が契約強制解除されていたという話をしていて「お前金だけって勝手に解約する気か」と不安に苛まれるオマケまで付いた。

Ⅳ:混沌とする永久凍土の異世界 ~凍結解除が進まず色々の情報が飛び交う~

2月3日以降、定期的に〝Twitter 凍結解除されない〟を検索していた。
突如〝永久凍土の異世界〟に放り込まれた多くの住人たちは、ない情報に右往左往。
ある人は本社へFAXを送り、エラーで送り返された。
ある人は簡易書留や内容証明を送った(内容証明を受け取り拒否された人もいるらしい)。
ある人は弁護士を立てた。
そしてある人は会社に乗り込んだ。
成功した人もいれば、上手く行かない人も。
そんな混沌状態の中、とうとう〝解凍屋〟などというイリーガルな存在まで出現した。
正直な話、だんまりを決め込むだけではなくエラーなんて存在しないような顔をして「ほら、新しい機能だよ」とかどうでも良い改悪を提示してきたり、某CEOがふざけたツイートしたりしてくるストレスはハンパなかった。
更に「Twitter 凍結解除されない」と別アカウントでツイートすると、そこに「アカウント売るよ」みたいな明らかなスパムが返信される。挙句に「凍結解除されないのは、悪いことをしたからだ」みたいに心無いツイートも出現してきた。
生き残ったスパムを眺めていると、ここのAIに学習をきちんとさせず、テストもまともにしないで本番投入してるんじゃないかとさえ疑いたくなる。

そんな中、私は時折、異議申し立てを日本語・英語でするしかなかった。仕事もあったし、地方へ出向していたのもあって弁護士に相談する時間がなかったのである。だからといってイリーガルなことをしようとは思わなかったので、取り敢えずできることをするしかないなと。新しい情報があれば、それに倣ってみようかな程度。

他アカウントからの問い合わせも有効らしいというのを見て実践するも効果はなかった。

Ⅴ:2月23日の公式発表 ~取り残された私たちは5%の人間なのか~

混沌とする永久凍土の異世界に青い鳥が告げた。

要するに「アカウントの停止に新しいルールに適応してから異議申し立てに対する処理時間の短縮してるよ! ほとんどは申し立てから3日以内にできてるよ! だけどごく一部(5%未満)は詳細な審査が必要だから時間が掛かるよ! 」って話だ。
異世界の住人たちはここで「つまり我々は取り残されている5%未満のイレギュラーってこと? 」という負の感情が巻き起こったのである。
このアナウンス、ぶっちゃけ処理されていないユーザーたちにとっては神経逆撫で以外の何物でもないアナウンスである。
このアナウンスが出たことで、凍結解除されていないユーザーや凍結解除されたユーザーの中には、されていないユーザーに非があるのだと認識しうるリスクまで発生したのである。
20日も待って、この仕打ちはないだろうと思う。
そうして取り残された管理者曰く5%未満のイレギュラーたちは、日々異議申し立てを続けることになるのであった。

Ⅵ:3月1日解凍イベントと3月9日の解凍不可事件 ~異世界が二つに分かれる時~

検索を追っていくと、3月1日くらいに凍結解除されたアカウントが多数出ていた。この時、みんなやっと処理が追いついたのだろうかと期待した。私もその一人である。
この頃にはTwitter support宛てのメールの配信エラーもなくなっていた。
3月9日、もう一度本人確認メールを送った。

(我が目を疑ったよね)

まさかの「このアカウントは審査の結果、違反してるから永久凍結な! 凍結解除しないよ! サンキュー」と返って来たのである。
どうも3月9日、一斉に似たようなメールが異世界に取り残された人々へ送られたようだ。
私のは審査の結果、という身も蓋もない文言だったが、一斉メールらしきものでは「本人確認メールにしばらく返信なかったので」みたいな内容だったらしい。
返信をエラーで弾いたのは管理者、お前様の方では????
これはもしかしたら、もうわけわかんねーから一回リセット! みたいなやつでは??

とは言え、こちらだって2010年10月から13年近く使用しているアカウントを勝手に冤罪にされて凍結されるなんて納得はできない訳で。
再度一からやり直すことにした。

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そんな訳でCase numberも新しくなった。本人確認メールも2分で返信しました。今回は配信エラーなく届いた模様。
2月23日の話では3日で何かしらのアクションがある筈。
大分永久凍土の異世界の住人も減っただろうし、また5%のイレギュラーにしてきたりしないよな??
……3月13日、音沙汰なし。
もしかして、土日はきっちりお休みされてる? 3営業日ってことかな??

3月15日――3営業日も過ぎたね!?
再度異議申し立て(前回までと合わせて18回目)。
この時、凍結解除されない永久凍土の異世界で「ヘルプページは簡潔に」「返信メールできっちり責任追及も行うなどの内容を書くと良い」という情報をチラ見。

「てにをは」が間違っているところはありますが、誤字脱字はしないように割と気を付けて本気の抗議を返信した。
これで3日以内にアクションしなかったらマジで動く必要があるかもしれない。

Ⅶ:3月17日凍結解除 ~異世界からの帰還~

異世界生活42日目。
その前日、疲れ果てて眠った私は、朝起きた時のTwitter通知で目を丸くした。

(昔、Twitterなくなるかも騒動の時に作ったツイートが???)

本垢 @natsukazekaworu への通知である。
慌ててアプリを開くも「このアカウントは永久凍結されています」表示。
もしかして、と思ってアプリをアップデートしたところ……

凍結解除されていた!!!!

フォロワー数も以前のままである(否、20くらい減っているので、もしかしたら凍結を機にフォロー解除された方がいる可能性もある)。
そしてTwitter Blueも使えるようになっている。
取り敢えず、フォロワーさんから続々帰還を祝って頂きました。

尚、このアカウントが永久凍結されて行ったこと

  1. 異議申し立て 18回(大半は日本語、一部英語、日本語と英語同時表記)

  2. 署名運動参加

  3. Twitter Blue 課金

  4. サブアカウントからの問い合わせ 2回

の4点。FAXはやろうかと思った時点ですでにエラー報告が「Twitter 凍結解除されない」情報網から流れてきていたので断念しました。
弁護士への相談や内容証明などは検討こそすれ、そこまで手が回らなかった(仕事が馬鹿みたいに忙しかった)。

同時期に早々に解除された方々との違いなんですが……

  1. 1回目の異議申し立てが表現が紛らわしくAI判定ではねられた

  2. 他のアカウントで本垢と同じ電話番号認証をしていた

  3. 13年物のアカウントなのでツイート数が10万超

  4. 最近、習慣化していたウィークリーミッション達成の「お疲れ様」ツイート定期的にbotのごとくあった(アプリ連携してはいないにしても)

3/17以前に凍結解除された方がしたことに倣っても、対応はまちまちだったようなので、正解はなかったのかもしれませんが、上記は個人的な反省点です。まぁ3についてはどうにもできないことなのですが。

Ⅷ:永久凍土から帰還して思うこと

凍結されている間、過去に作ったアカウント @na2kaze_betkana があったから何とか最低限の情報収集と最低限フォロワーさんへの通知もできた。
けれども、サブアカウントがなかったら????
……そのまま消えていなくなる存在になっていたし、誤凍結だと声を上げることすらできなかった訳だ。
実際、くるっぷやpixivなど他サービスにそういう投稿はたくさんあった。

今回はマシュマロが一因になったと言われ、早々に解除されたマシュマロ公式も流れ弾をちょいと喰らったりしていた。
しかし今回の原因は、マシュマロという企業ではなくて

AIが誤ったフラグを立てて誤凍結したアカウントに対して迅速な対処ができない状態で、AI判定をエラー防止システムを十分に用意せずに適応するようなシステムでサービス運用していること
(たとえ用意していると主張したところで、何度となく凍結まつりなどと呼ばれる騒動が繰り返されている時点で十分なシステムが構築できていないということになるだろう)

インシデントを超えたトラブルである。
実際今までも同様のことを繰り返してきたのを知っているし、今も繰り返している。そのことをTwitter社はどう考えているのだろうか。再発防止策を立てているのだろうか。
医療関係者は安全について職業柄、エラー防止に対する施策がどうなっているのか気になってしまう。
Twitterは今やかなりライフラインに近いSNSである。
安易な誤凍結はライフラインの切断にも繋がりかねないということでもある。
私のような日常の話をしているのがメインのアカウントであれば、精神的疲労はあれど金銭的損害はない(精神的苦痛を蔑ろにする気はない。実際私も結構辛かった)。
作家やクリエイターはTwitter経由で仕事を受けたり、仕事の告知をしていた。今回の誤凍結によって実害が出ているアカウントも少なくない筈だ。
また災害の多い日本では、地震などの際に必ずトレンドに「地震大丈夫」が上がる。安否確認にも使っているという表れだ。
今回の凍結騒動は奇しくも3.11を挟んだ。
もしもあの時こんなことが起こっていたら、安否を確認できないフォロワーも出たのだろうなと思わずにはいられなかった。

CEOが替わり、色んな事があったTwitterだが、今回の凍結騒動がメディアに取り上げられなかった不思議さを覚えている(今回に限らず、これだけ繰り返しているならそのことが問題視された記事があっても良いと思う)。
代替のSNS~みたいな記事はあった。
けれどもTwitter社の姿勢に対する記事がなかった。これは自分たちがBANされるのを恐れたということだろうか?

今まで凍結まつりをひぇっとは思いつつも対岸の火事だった私。
つまり明日は我が身かもしれない、ということなんですよね……長々と読んで頂き有難うございました。
ちょっとモヤモヤしたままですが、全ての誤凍結されたアカウントが永久凍土の異世界から無事に帰還できるよう祈るばかりです。

Twitter社はAIの誤認識で永久凍結したアカウントを認め、凍結を解除してください

※初稿から多少の修正を入れました。

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