賢者の言葉18 何歳になっても、夢は生まれるし実現する

「天から降ってくるのを待つのではなく、
自分の力で作り上げることを喜び幸せとしなさい」

誰の言葉かといえば、
円谷英二さんの言葉。
7月10日は、「ウルトラマン」の
プレ放送が行なわれた日で、
「ウルトラマンの日」とされているとのこと。

実は戸籍上の円谷さんの誕生日に合わせていたそうですが、
本当に誕生日は7日だそうです。
ちなみに円谷さんはプロダクション社長として、
「監修」というクレジットになっています。

その誕生は1901年ですから、
もう120年前のこと。
最初から映画がやりたかったのでも、
ゴジラのような怪獣が好きだったのでも、
ウルトラマンのような
正義の味方に憧れたのでもありません。

もともと円谷さんは、
「飛行機乗りになりたかった人」なんですね。

といって時代は第一次大戦の頃で、
そもそも飛行機が飛び出した時代です。
日本にも養成学校ができ、
さっそく15歳の円谷さんは
親の反対を押し切って入学するのですが、
当時1台しかなかった練習機が事故で墜落したそうです。

学校は創業停止になり、
あっという間に、夢は潰えることになりました。

ところが、この経験は無駄になりません。
社会人として映画会社に入ったあと、
「飛行機を使って空から撮影する」という
当時では画期的なアイデアが持ち上がったのです。

でも、みんな怖がって撮影に参加したがりません。
そんな中で、
「やらせてください!」とノリノリで志願したのが
円谷青年でした。
それを機に「飛行機の撮影といったら彼」ということで
存在感を発揮していったんですね。

そして太平洋戦争が始まると、
円谷さんは「パイロット育成のための教材映画」の
作り手として日本軍に用いられます。

それで名を売るのですが、敗戦後は当然ながら
映画界から放逐されます。

それから「特撮映画」をひっさげて、
撮影の世界に戻ってきたわけですね。
「ゴジラ」を創ったのが50代、
「ウルトラマン」が60代でした。

いつまでも自分が追いかけるものを信じれば、
新しい夢を実現する機会は訪れる。
オッサンになって「怪獣!」でも、
じいさんになって「ヒーロー!」でも、
全然いいんじゃないか!

もっと面白い夢を考えていきましょう!!

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