『雀・三國無双』は本当にイカサマゲーじゃないのか
「ねとらぼ」クソゲー寄稿記事で「CPUはイカサマしてない!」と主張したんですけど、本当にやってないのか?という雑文。
『雀・三國無双』でGreen100%
久しぶりに起動して、全員に緑チェックを付ける(フリーモード・合肥の1局戦で全員を負かす)ということをやって時間を計測してみた。2時間44分かかった。
1時間程度で終わるようならRTA競技として遊びやすいと思ったんだけど、3時間はちょっと微妙。
考えてみたら48人もキャラがいて、1局数分かかるし毎局勝てるわけでもないんだから、150分でも短いほうだよな。
さて久しぶりに遊んでみた感想なんだが、やっぱり「CPU堅い!!」に尽きる。
初代天鳳位でMリーグ選手でもあり、今や押しも押されぬスター雀士・ASAPIN氏の格言に「形テンは勝負手」というものがあるんだが、『雀・三國無双』は流局間際にちゃんと形テンを取りに行かないと自分だけノーテンで3000点払いが全然普通によく起こる。
「う~ん、チーすれば形テンだけどダマで張るかもしれないしな~」なんて考えはヌルすぎ。『雀』はCPUが簡単にロンアガりさせてくれないので、3000点の支出は痛すぎる。
そんなわけで緑チェックを全員に付けようと思ったら、しょっぱなからこのゲームのヤバさを再度「分からされる」ことになった。
対局相手は左上から単純に選んでいくので、最初の相手は夏侯惇・典韋・許褚だ。
1局戦だからサクサク次戦に行けるのは楽しいんだが、全然アガれないまま(脳が雀向けに切り替わってなかったのと、配牌の速さが足りなかった)で、許褚がアガって終局。
誰にも緑チェックを付けられていないので、同じメンツで連戦したら、また許褚がアガって終局。その次も許褚が前に出るわ出るわ。
完全に忘れてたけど、このゲーム「爆発力」という謎のパラメータがあるんだった。
「爆発力」とは、ツイてるやつはさらにツキがちという「勢い」をゲームで表現したもの
だと思われる。
自キャラにも存在するのかは分からないが、対局相手の武将たち全員に設定されている。
そして重要なのが「爆発力」は、たぶん、リセットすると初期値に戻る。
逆に言うと、連戦する限りバカヅキを食らうことになって、すんげえムカつくのだ。のだ!!!!
(馬超とかにやられて「えーかげんにせいや!!」とキレた記憶が甦ってきた)
で、私は「とにかくチェックを付ける」ことだけを考えてめちゃくちゃリセマラをしていたので、怪我の功名として爆発をほとんど食らっていないのである。
リセマラ抜きでこのゲームと向き合ったら、「こんなの陰謀だああああ!!!!この世の全てはイルミナティが悪い!!!!!」みたいな発狂をしていたかもしれない。
なので、寄稿記事ではマジで本当に完全に忘れてたんだけど、このゲームは「ヒラで打つと誰もイカサマしないけど、連戦するとツイてるやつがさらにツイて無双される」(自分はやられる側)という、モブ武将追体験ゲーでもあるんだった。
ええと…既に何度も思ってるのにまた聞くのも野暮だけど…
こういう方向性の「ガチさ」って本当に求められてたのかな…?
リセット抜きで全員撃破は本当に大変だと思うし気が狂うと思う(そもそもストーリーモードのクリアが難しすぎる)ので、よほどメンタルを鍛えたい修行目的の人でもない限り素直にリセマラを駆使したほうがいいと思う。
『雀』は本当にイカサマしてないのか?に対するアンサーは、「麻雀でも無双ゲージを使ってくるのでやられる時はやられる」、つまり「やってる」が正しい…と思う…。
ただ、これもリアル麻雀でありがちなことをトレースしようとした結果の仕様だし、イカサマ無しの天鳳やってても同様のことが起きて発狂することは全然よくある(そして「くそつのだ」「つのだ○ね」のマントラがアンロックされる)(マントラを使用するかはキミ次第だ)。
なので、リセットを使わずに挑むスタイルも、より「ガチ」を求める人には良いのかもしれない。
しかし、麻雀に慣れていないプレイヤーこそ精神修養モード(リセット無しハードコア)に陥りがちなのは、どう考えてもよろしくないだろう。
鍛えられた麻雀打ち以外に、このゲームが厳しいという事実は変わらない。
キャラゲーとして本当によくできてるのに、三國無双ファンに全くオススメできない難易度、やっぱりすごくもったいなさすぎる!!!
逆に言うと、
買い切り麻雀ゲーで天鳳と同じくらいグツグツになりたい全ての人類にオススメ。
最高のゲームですよ!!