新NISAした方が良い?女医のお金の勉強。
40代の女医なつです🌱
こんにちは。
今回は女医のお金の勉強シリーズです。
今年始まった新NISAの話をしたいと思います。
皆さんはNISAしてますか?
NISAしていなくても、今年から始まった新NISAのニュースや本などもたくさん出てるので気になってる方もいるかもしれませんね。
でも医者のマネーリテラシーのなさは折り紙つきですので「NISA?なんだっけそれ?」っていう先生も多いのでしょうね。
日本人の2024年3月末時点でのNISA口座数は約1,456万口座であり、2023年3月末から2024年3月末 の1年間で約1.3倍となったらしいです。また、2024年1~3月期における新規口座開設件数は約170万件であり、前年同期と比較して約3.2倍となった。(日本証券業協会より)
新NISA影響で確実に投資を始める人が増えてますね!しかし日本人口は1億2000万、、、。実質投資している人は全人口の12%くらい?
個人的には医師の口座開設率も知りたいですね。
勤務医の口座開設率は世間一般より低い気がしています。
ところで新NISAって何?
その前に、NISAとは「少額投資非課税制度」でしたね。
投資して利益が出ても税金取られない節税口座です。
NISAの復習記事はこちらです。
新NISAというのは、今年2024年から旧NISAが変更された制度で、ざっくり簡単にいうと今までのNISA投資額が大幅に増額されました。
NISA口座は一般的に使用する特定口座より、お得な金融所得税がかからない節税口座ですので、その口座で投資できる運用額が増額されたということはとてもとてもお得になったということです!わーい!!
(うわ、、、文面だけ見るととてもとても怪しいセリフ、、、)
実際の新NISA変更後の枠はこのような感じになっています。
旧NISAはつみたてNISAで生涯800万、一般NISAで600万、そのどちらかでしか運用できなかったので、生涯1800万まで運用できるというのは大幅増額ですよね。余剰金があって早く投資したいという人は、年間360万投資できて最早5年で生涯枠を埋めることができます。
なんで新NISAは始まったのか?
今まで投資をしていた個人投資家なら、すぐさまこのお得すぎる新NISA口座を満額使用していきますので、国としては金融所得税の税収はかなり減る公算になります。
それではなぜ金融庁は新NISAを始めることにしたのか?
それはもともとのNISAを作った時と同じ。銀行口座に貯金するだけの日本国民に、その貯め込んだ貯蓄を投資に回してほしいからなんですね。
国民個人が投資をするとなぜ国に利益があるのか?お金が市場に回ることは経済の活性化につながります。また、投資することで経済や政治に興味も出たり自分でも投資を始めて損だったことはないと思います。まあ結局新NISAは、元々頼まれなくても自ら投資をしていた個人投資家からしたら、得しかない制度です(損益通算はできませんけどね)。
ネット上ではあまり投資をよくわかってない人が陰謀論を言っていたりしますが、何十年も金融投資している人々はすぐさま利用しているのが現状。今後、政府側は金融所得課税の増税を虎視眈々と狙ってくるでしょうから、そこは注意していきますが、全財産投資する人はあんまりいないと思いますので新NISAで1800万非課税枠があれば、日本のほとんどの人は十分なんではないでしょうか。
NISAをしててもしていなくても、しっぺ返しが来るんだとしたら、「今」お得な制度だったらやっておいた方がいいです。
個人的には「国」公認のお得制度は早めに乗っておけ、です。詐欺に引っ掛かりませんから。よっぽど民間会社の方が悪どいです。もし将来金融所得課税やNISAの内容が改悪したら、その時また考えを変更し対策すれば良いのです。すぐさまとって喰われるわけでもありません。
最近ではネット検索が得意なITリテラシーのある若者ほど、お金の勉強について詳しい印象があるので(医者でも30代の専門医より20代のレジデントの方がNISA口座解説してるイメージ)、1年後この新NISAの開設状況を知るのが楽しみですね。と思ってたらこんな記事が出ましたね。Z世代さすがです。
私の株式投資歴について、、、
興味ないかもしれませんが、私の株式投資歴は10年前後です。
私は子供を産んでから無性にお金のことが不安になり、お金の勉強をする中で株式投資を始めました。その時の話はこちらです。
個別銘柄投資もしますが、四半期ごとに決算内容を分析するわけでもないですし(言い訳として仕事と育児でとにかく忙しい)、初心者個人投資家の枠から抜け出せない女医です。
そもそも医師は株式投資が必要か?
医師は勤務医でも開業医でも、一般的には高所得者が多いです。
「本人家族が浪費家」や「扶養する家族が大人数いる」などがなければ、家庭の収支は基本黒字で貯金できる状態だと思います。
毎月貯金できるお金がある、生活防衛資金(急に働けなくなっても自分、家族が生活を回せるお金)が1年分でもあれば、余剰金がでますね。大体余剰金があると思います。
(医者として普通に働いてきて余剰金がない人は今のうちに家計を見直した方が良いと思います。)
さて、余剰資金がある人で、もしその余剰資金は漠然と貯めていて当分使う予定がない時は、ある程度のリスクをとって現金ではない他のものに変えた方が資産価値は増えやすいです。
自分一代でローンを組んで開業医始めたばかりだったり、不動産投資や自己投資など現在ある剰余金は他の投資に使いたい、、、という人は、もう取るべきリスクをとっているので、そのままで良いと思います。
ただ、不動産投資は始めるハードルが少し高いですし、投資する先もなく、ただただお金を貯めている状態の方は株式投資が始めやすいと思います。(私は完全にこれでした。)というわけで、医者として10年目超えてるあたりの人たちは大体の人は少しは余剰資金があるはずなんで、銀行預金しておくくらいなら、まず株式投資をNISAで始めた方がいいと思います!!
若い医者の人たちも毎月収支余りがあるならどんどんNISAするべきだと思います。なぜなら株式投資の複利は長期投資すればするほど増えるからです、早めるのが肝心です。研修医の時リーマンショックらへんだった過去の自分に教えてあげたかった、、、。あぁ、過去に戻れたなら、、、。
リスクを少しもとりたくない人へ。
それでも株なんてやりたくない、リスクなんてとりたくない。
と、株にどうしてもネガティブなイメージがある人もいるでしょう。私の同期の友人も何回か話しても(と言っても軽く声掛けだけ)興味なさそうで、始めてません。多分私の親世代の影響が強いと思います。団塊の世代とその少し下の世代ですかね。
あの世代は本当に社会保険料も所得税率も何もかも税金が低くて、銀行の金利も高くて、銀行に預金していればリスク低く勝手にお金が増えたわけですから、株なんてやるわけないんですよ。(うらやまぴー)少しリスクとって勇気出して不動産を購入すれば不動産価値もメキメキ上がりましたし。羨ましい時代ですよ。
なのであの世代において株をやる人は、年利5−6%のリターンじゃ満足できないギャンブラーたちがやるものだったんですよね。そしてギャンブラーたちが失敗する。誰かが失敗するネガティブニュースは、世間の好物だかららテレビで拡散される、株は危ないものだと認識される。団塊世代の親たちが口を酸っぱく私たち世代の子供に株のようなギャンブルは絶対にするなと教える。それを守り続ける真面目な今の40−50代。
でもね、そのアドバイス、クソだから。
時代が違う人の昔の価値観で話してくるアドバイスはクソバイス。
クソバイスを律儀に守ってても、あなたの時代で得られるメリットはないかもしれませんよ。
低金利すぎてお金も増えない、むしろ手数料でむしり取ってくる銀行、年々重くなる社会保険料に高所得者への重税。現金貯金だけして日本円だけにに賭けるのってむしろリスク取ってない?と感じちゃうんですよね。
何が一番高いリスクになるんですかね?
もちろん人によって違いますよね。患者個々の治療方針を患者と相談して決められる先生なら勉強すればわかると思いますよ。自分と家族と相談すればいいだけですから。個々で選択は自由ですけど、自分の人生リスクについて今一度考えてみませんか?
おわり
というわけで、毎月の収支に余裕がある貯金できている医者でNISAやってない人がいたら今すぐやってください。毎月積立額は自由です。月3万でも5万でも30万MAXでも。(あ、でも初心者はメンタル的に少額をお勧めします。)
あ、あと高収入者ほどiDeCoもおすすめです!あとあと加入できたら小規模企業共済も。ここら辺もみんな大好き節税です!
また、やる気あれば書きますね〜
最近女医の友人からNISA、iDeCoを始めたいと相談あり、この本を進めました。
前もオススメした私の大好きな山崎元さんの本。
会話形式で図解も多く、活字苦手な方にも読みやすいです。
こちらは山崎元さんと水瀬健一さんの有名な「ほったらかし投資術」です。活字が苦手じゃなければこちらで是非。本も小さいので持ち運びやすいです。そして安い。