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女医が小1の壁乗り越えた感想

40代の女医なつ🌱です。
こんにちは。
小学生の子供を育てるワーキングマザーです。

以前この記事を書きました。

小1の壁とはなんぞや?
っていう人は、上の記事読んでみてください。

在宅勤務という概念があまりない、病院やクリニックの現場勤務する医療者は、子供のスケジュールや環境変化に柔軟に対応するのが難しい時が多いですね。
そんな壁を前に、色々考えたのが上の記事なんですが、

今回はじゃあ壁の向こうはどうだったか、
我が家の場合をお話をします。



思ったより大変じゃなかった。


前の記事でお話しした通り、
私は勤務形態が柔軟な配偶者も
育児を頼れるジジババもいない

持たざるワーママ女医でしたので、
子供が小学校入学前に

常勤医師を退職して週3回くらいの
非常勤医師へ転職し、
自分の時間に余裕をつくりました。

そのおかげもあって、
結論、小1の壁は
思ったより大変ではありませんでした。

ラッキーなだけだったかも.com

チャットGPTさんが答えてくれた
小一の壁の項目で、
具体的にみていきます。

1. 保育園から小学校への環境変化

前回の記事で我が家の場合は、保育園から小学校になると朝早くなり、帰宅が遅くなるとを書きました。(時短勤務が延長できたり、家から職場や学校が近いと必ずしも条件が悪くなるとは限りません、我が家の場合です。私の場合は常勤続けていたら、朝7時15分に別れて18時45分落ち会う想定になってました。)

保育園から小学校への変化で子供との触れ合い時間が少なくなる弊害は、私の勤務場所と時間を変えることで対応しました。

非常勤先を家から近い場所で探し、幸運なことに定期契約してもらえたのでその職場の勤務日は本当に楽です。

勤務終えたら自転車でそのまま子供の学童にお迎えに行けます。1時間くらいかかる前職場の関連病院も、人間関係のお付き合いで他の曜日に勤務させてもらっていますが、勤務時間は同じか短いのに通勤時間が長いので疲労度が全く違います。

やはり平日ワンオペワーママにとって、「通勤時間が長い」は弊害でしかないと、わかってはいたことでしたが、比較できたことで再度痛感しました。

また勤務がない日は、学童保育を利用せず子供にはそのままお家に帰ってきてもらいました。
(過保護で途中まで迎えに行ったりはしていました。)

特に小学校に入学直後、最初の2-3ヶ月は、
本人も新しい環境に適応しようと必死に頑張っている時なので、

早く家に帰ることができる日は、
徹底的にお家で好きなことをさせてあげました。

うちの子は寝っ転がって本を読んだりテレビ見たり、「THEインドア」なので、もうそれはそれは怠惰にゴロゴロしていました。

これは週3勤務に変化したからこそ、させてあげられたことで、個人的にはかなり満足度が高かったです。親の自己満足かもしれませんが。


2. 学童保育の利用と課題

週3勤務予定の私で、定員限りのある公立学童保育所の利用が適応となるかわからなかったのと、立地条件やお弁当外注可能に惹かれて、我が家は民間学童通所にしました。

もちろん公立学童よりお金は何倍もかかりますが、その分稼いだるわい、ということで選択しました。

公立学童相場 月 4000円〜8000円
民間学童相場 月 4万円〜10万円


(週5だと基本料金で月8万いきますね、都心調べです。
夏季休暇とか結構エグい料金いきます。)

民間幅ありすぎ、そして高い、、、com

民間学童だと学童にいる時間内で習い事(ピアノや英会話、クッキングにアート、そろばん、施設によって色々あります。もちろん追加料金有)もできるので、本人と相談して習い事も追加しました。

入学して蓋を開けてみれば、他の家庭では公立学童と習い事としての民間学童を併用していたり、みなさん都度柔軟に利用している印象でした。

また、学童登録がない子供でも放課後学校や公民館でで16-17時くらいまで遊ぶ場所を提供してくれる自治体や小学校もあり、(学童のように必ずその時間にそこにいるかどうか、までは管理はできないことが多いみたい)

その場所内でなら児童が事故を起こさないように、PTAや地域ボランティアの方が見てくれてますので、15-16時くらいに勤務が終わる方はこちらを使うのもありだなと思いました。

昨今の共働き時代を考慮して、思ったよりいろんな子育てサービスがあり感心しました。

(注:学校から家までの帰宅や時間は、児童本人と親に任されているので、本人との話し合い、理解、約束できることが前提です。そして自治体によってはないかもしれません。)

3. 保護者の負担増加

保育園時代は保育士である先生が、その日園であったいろんなことを、毎日送迎の時に教えてくれました。

今となっては本当に贅沢なことでした。

小学校では担任の先生に会えるのは面談の時くらい、あとは運動会、授業参観などで見かけるのみです。

細かな連絡は基本児童本人からです。
えぇ、何も教えてもらえません。

特に男児だと特に何も情報が来ません。

理解力も良いお話の上手な、大人びた女児のママ友から聞くまで、学校で何が行われているかよくわかりません。

もちろん学校側も遠足や運動会など大きなイベントの連絡はプリントやアプリを通して伝えてくれますが、細かな日々の連絡はありません。予定もすぐ変わるし、先生もそこまでやってられませんよね。

絵の具がいる、ドングリがいる、トイレットペーパーの芯がいる、紙コップがいる、モール?がいる、なんかの容器がいる
(なんかって何だよ!)

まあ大体前日の夜とか、当日朝に言ってきますよね、、、

ママはドラえもんじゃないんだぞ!!怒.com


不確実な子供からの連絡、足りない情報から一つ一つ割り出し生活面も学習面も整えていくのが大変で、小学校になると保護者の負担が上がると言われていますが、

大人だって忘れ物はよくするし、6-7歳が自分の管理を完璧にできるわけありません。そして保育園時代より情報は圧倒的に少ない。

無理じゃね?しょうがないよね?

ということで、

うむ。
私は「保護者の負担」は早々に諦めました!

だから負担の増加もない。
(自慢はできない。)

諦めの早い親.com

それでも親として子供に一応毎日、
明日必要なものや予定を聞いてましたが、

出てくる言葉は
「わかんない」「忘れた」「?」
(言葉さえ出てないじゃん、、、)

親はもらえた情報の中で、できることはやって支えてあげて

あとは自分の責任。

忘れて不便だったり怒られたりして
嫌な思いをしたら、それは自業自得。
その失敗から学べ!
という方針に、私はしました。

(まーこれは親によって子によってだいぶ違うでしょうねー。我が家も実は夫の方が子供からの聴取頑張ってます。私はすぐ諦める。)

4. 学習や生活習慣の変化

保育園と違って文科省管轄の小学校。
学習も小学生の大事な活動項目ですね。

勤務がない日は、学童保育を利用せず子供にはそのままお家に帰ってきてもらうことにしたので、この時間がある日に自宅学習など、子供がその時困っていることに付き合うことができました。

小学校上がってから、幸運なことに学習面生活面とも大きなトラブルが起きたり困る場面は今のところあまりないのですが、子供の微細な気持ちの変化はあります。

新しい人間関係に疲れていたり、やるタスクが保育園時代より増えてストレスを感じたり。

学習面より精神面のケアとして、余白のある時間に話したり、話さずゆっくり1人の自分の時間を取ってもらったりすることができたように思います。(うちの子はある程度1人の時間が必要な子のようです。私と一緒や、遺伝子ってすごいですね。)

また今後も何か問題が起きた時に、この余白は必ず役立つはずなので、親の私の中でだいぶ精神的保険になりましたね。


壁を乗り越えた感想は?


率直な感想として自分が常勤勤務のままでは、

小一の壁は無理だった。
私には前職場の退職は正解だった。

考えて行動して、私の場合はよかった。

上にも書いたけど、現在も家から遠い前職場関連の勤務の日は全てがギリギリになる。週1だからどうにかなっているけど毎日は無理。

裏を返せば家の近く勤務場所で常勤勤務なら、私でも小1の壁も乗り越えられたかもしれないなと思った。

医局内でそのタイミングで、家の近くの関連病院に変えてもらえたり、自分の住む場所を動かせたらそれもいいのかもしれないですね。

何度も言うけど、他者からの育児協力がない持たざるワーママで、在宅勤務できない職種は

「住居勤務場所が近い」は
大きなアドバンテージ
ですね。

とにかくいろんなトラブルを小学校入学前に想定したけれど、
我が家の子供は思ったより上手に新しい環境に適応してくれました。

親も子も初めてのことで、
楽しいこと嫌なこと辛いこともあったと思うけど、
本当によく頑張ってくれたように思います。
大人より適応能力高いですもんね。
信じてあげるのも大事ですね。

そして親たちも
本当に偉いね、頑張ってるね、そんなことできたなんてびっくりだよ、誇らしいよ、と率直に気持ちをよく伝えた1年生だったと思います。

もちろん忘れ物や、聞き忘れ、自己管理面では親もいっぱい怒ったし
色々やらかしてましたけどね。

ただ、大きなトラブルなかったのはうちが運が良かっただけで、やっぱり同じ学年で不登校の子もでたりしてましたし、公立学童内でいじめのような話(低学年はいじめという認識もなさそう)も聞きましたし、いろんな想定をしておいて無駄なことはないとは思います。

医療のリスクマネージメントと同じ考えです。

しておけば良かったな、と思うこと

毎年定員一杯一杯でどうせ申し込んでも落ちるでしょ、と、週3勤務予定だった私は公立学童の申し込みをせず、民間学童しか申し込んでなかったんですが、

小学校入学してから周りを見渡せば、私より働いてなさそうな週3短時間パートの方の子も学童に入っていたり、公立学童の申し込みは最初から諦めずに申し込むだけ申し込んでみてもよかったかもしれないなと思いました。

周りのママ友も子供の意見を都度聞きながら、公立と民間のミックスをさせたり良いとこ取りをして、(公立週3民間週2だとかかる費用もグッと抑えられる)結構皆柔軟に利用している。

保育園と違って、公立学童は通所するかどうか毎年申請するし、低学年の方が入所しやすいから1年生だけでもお試ししても良かったかも。

地域にもよりますが、今は共働き時代で公立学童に行く子が多数派なことも多いので、公立学童に行ってない子達が、学童を羨ましがる場面もよく見ました。うちの子も、仲が良いお友達が公立学童なので、友達と一緒におもちゃや漫画読みに行きたかったなー、と言ってました。


まとめ


我が家の小1の壁は、私の勤務体制を大幅に変えたので、余白ができて、かつ子供も大きなトラブルなく過ごしてくれましたので、結果

そんなに大変じゃありませんでした。

ただ、親も子も新しい環境、わからないことがいっぱいで不安になる日は結構ありましたし、

わざと作った余白があることで
救われた日も多かったです。

今はもう慣れましたが、小学校入学してから保育園の時と違って、親として子供のために把握できることが少なく、それ故に力になれなかったり困惑することが増えました。

当たり前ですよね、子供の人生は子供のもので、親ができることなんて限りがあります。でしゃばっても子供の成長機会を奪うだけで、子供にとっては余計でしかない時もあるでしょう。
これが子離れの小さな第一歩なのでしょか。

小学校1年生はとにかく後ろでオロオロするしかないと痛感しました。
(いや後ろで見て支えればいいだけで、オロオロしなくてもいいんだけど、不安で心配でどうしても変な動きしてしまう。)

親。

「木の上に立って見てる」

この解釈親になってから染みる.com


親の漢字の成り立ちは本当は違うんですが、良いように解釈して、(見、木、辛からできている。)

この解釈通りちょっと離れたところで見守って、心配してオロオロし続けようと思います。なんか最近オロオロするのうまくなってきたように思います。まぁちょっと木の上にはもう登れる気がしないアラフォーですけどね。

小1の壁で不安を感じている
どなたかの参考になれば嬉しいです。

それではまた。


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