結局、女医ロールモデルはいた?
前々回の記事で
学会にロールモデルなんていない!!
って話しまして
じゃあどうするよ
って思ってたけど、でも、、、
教科書欲しいんですよ!!
思考停止の軍隊用日本教育受けてきちゃったから。
やっぱ女医ロールモデル欲しい!!
どこにいるのよ、私のロールモデル!!
というわけで、
子育てしながら必死にいろんな人の話
聞いたよね。
そのときは大学医局関連の市中病院にいたので
新しい非常勤の先輩女医さん見れば
仕事の休憩時間とかに捕まえて。
女医さんではなくても
比較的悠々自適にされてる大学医局に属していない医師を見かけると近づいたり(言葉にするとめちゃ怪しいやんけ)
あと女医を母にもつ研修医たちに母の生き方、働き方を子供視点から話してもらったり。笑
(皆様快く私の相手してくれてありがとう)
(その代わり仕事はフォローしたよ?常勤としてね)
そしたらさ
いっぱいあった。
大学医局ではあまり聞けない
医者のいろんな生き方が。
医者のいろんな生き方
以下医者のいろんな生き方。女性には限りません。
医局時代には見えなかったモデルがいっぱいいた
他にも書ききれないけど、本当に様々な医者の生き方があった。開業して個人事業主、法人経営、非常勤、長く休んで出戻り常勤、、、
自分が聞く耳さえ持てば、こんなに多種多様のモデルがいたんだ、ってことに、当時とても衝撃受けたことを覚えてる。
そして共通しているのは
が多かったです。
精神的に余裕がある人は優しいよね。
(急に色々個人的な働き方聞いても笑顔で教えてくれる人多かった。)
大学は疲れてギスギスして精神的に余裕がない人も多いから、ギャップもあった。
仕事以外でも運動や文化活動など趣味があったり、自分の人生楽しんでいる
といった印象が本当に強かった。医局の言うままではなく、自分の仕事量を自分で決めて、自分の今いる環境・報酬など納得して働いているからなのかな、と感じた。
あとは医療以外の勉強をされている方も多かった。不動産とか、事業主・法人経営とか、税金関係とか。
やっぱ医者だから一応どの方も知的レベルはそこそこあるからか、他の分野勉強してもけっこうすぐ知識習得するんだな、優秀だな、と妙に感心してしまった。
それまでは考え方が医局一色で、医局員たちと(医局員の仲は良かった、、と思う、、)医局人事について医局の隅で文句言ったり働き方改革などない時代だったから、
ブラック労働環境を辛酸舐め合いながら愚痴を言い合って
支え合って、結局抜け出せなくて、解決のない時間を過ごして、、、
(思考停止、、、)
みたいな環境だったので、視野を広げれば全然違う医者たちがいるんだ!とびっくりしたと共に、医療以外のことをなにも勉強せず、己の視野の狭さを目の当たりにしてかなりショックを受けていました。(THE・医者の世間知らず)
それで私のロールモデルはいたのか
というと、、、
正直今すぐこの先生みたいになりたい!!!みたいな、自分にガッチリハマる先生はいませんでした。(当たり前だよね、人間それぞれなんだしさ、、、。ほんと、、それがわかってなかった)
でも!!
と、色々刺激をもらい、心から思いました。学会では女医ロールモデル講演いくら聞いても全然思えなかったのにね。
そんなこんなで、そこから医療以外も勉強したいことをして、医師以外でもいろんな人の考え方を聞いて、
数年かかったけど、上記の自分のありたい姿を叶えるため、いっぱい考えたし勉強しました。それで思ったのはロールモデルを聞いて教科書のように、その通り進もうとするのは本当にただの思考停止だということ。
だから女医のロールモデルなんて最初からなくて良かったんです。
「学会で、こんなのロールモデルじゃないじゃん」とか文句垂れてるのがそもそもナンセンスなのだった。(学会が女医のロールモデル的に出すから悪いんだけどさ。宗教の洗脳と一緒だったのかな)
たぶん男性医師も同じだよね。男性医師の方が医師の生き方の同調圧力、強い気がする。しかし男性医師の生き方は私の管轄外。
というわけで
題名の女医のロールモデルはいた?
の答えは、
となりました。
わお、ふわっとして抽象的。
医局人は頑張り屋さんで真面目、常に働いてるから時間がない。加えて閉鎖的な社会。視野がどんどん狭まる。たまーに、女医はこうあるべき、私も苦しんだからあなたも苦しめ!タイプの呪いの古魔女医がいて圧かけられたりするしね。ロールモデルにすがりがちになる。
まぁでも、
あるのは医局と学会に都合が良いロールモデル。貴女の人生に対して真面目に向き合って考えてくれてる訳ないの。向き合えるのは自分だけ。参考になるかわかりませんが女医ロールモデル探しの話はここまで。
私が理想の自分・働き方に近づけるために、ここから自分の中で会議した話はこちらの記事。よければ読んでください。
その後に結局医局を辞めることにしました。退職理由の記事はこちら。
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