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肩関節疾患の治療方針の判断について【肩関節疾患の理学療法介入 Vol.3】

こんにちは、運動器認定理学療法士のTakuです!

今回は、肩関節周囲炎の治療方針を決める上で一番最初に決めるといっても過言ではないポイント、「安静か運動か」を判断するポイントを紹介します。

ぼくが考えるポイントは以下です。

  • 安静時痛をすぐに炎症と判断しないこと

  • 痛みが出た時の抵抗感に一致性があるか

  • 抵抗運動テストの組み合わせ

どれだけ評価が上手で問題のある箇所を正確に見つけることができても、その問題を解決できなければ意味がありません。

その治療の初動を担うのは、安静なのか運動なのかの判断。炎症期なのに頑張って運動しては逆効果だし、拘縮期なのに負荷量を間違えるといつまで経っても改善しないですよね。意外と見落としがちなので解説します。

以下の内容は、肩関節周囲炎には炎症期や拘縮期などの病期がありそれぞれ適した介入方法がある、ということを知っている前提でのお話となります。

それでは行きましょう。

🔸安静時痛をすぐに炎症と判断しないこと

一般的に痛みを確認した時、安静時痛があると脊髄反射的に「炎症」と判断することがあります。確かに、その場合は多いのですが「必ず」ではありません。

多いパターンは以下の2点です。

  • 周囲筋の過緊張による阻血

  • 上腕骨頭のアライメント不良によるもの

それぞれ解説しますね。

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