お産オタクが出産したら、初めまして
こんにちは、Natsuhoと言います。
愛知県在住、スウェーデン人夫と10ヶ月の息子を育てています。
日々感じていることを言葉にしてみたい、と思いnoteを始めてみました。
主に今一番心が惹かれている”お産”のこと、
子どもと暮らす中での気づきが多くなると思います。
この投稿では、お産オタクの私のことを(最近周りからも「良い意味でヘンタイ」と言われるようになりました。
オタクができあがるまで
「出産したらお産が大好きになった!また産みたい!」というママにInstagramで発信をするようになってからよく出会います。
*嘘のような本当の話、世の中には「お産は心地いい!快感だった」という人がいるんです。
自称お産オタクの私、実はその歴史は妊娠前に遡ります。今日で26歳になりますが、記憶にある限りではオタク歴は約22年ほど。
なぜ私がお産に惹かれるのか、そんなお話をまずは。
<気づいたら>
物心ついた頃から、妊婦さんを目で追うようになっていた2、3才の頃。2才下の妹を妊娠中の母、を見たからなのか、そのきっかけは何だったか全く覚えていません。最初は、艶やかさを感じるその体が好きだったのかもしれません。
<体が反応する>
その次の記憶をたどってみると、覚えいてるのは年中から小学校低学年だったかも。父が録画したNHKの番組だったり、笑ってコラえての「こんにちは、赤ちゃん」(こんなタイトルだったかな)で、出産の映像をよく見ていました。
そのとき毎回、体がなんとも言えない感覚になるんです。
ぎゅーっとなって、心地よくなるというか。
のちに気づきます。一番近い例えは、好きな人と抱き合ったりとかキスして求め合う、感覚。
子宮のあたりが きゅーってなるんです。
最近、ベテラン助産婦さんに出会いました。
その方がこう言っていました、
「私は子どもを産んだことがないんだけれど、でもお産のときは体の感覚を頼りにしていて、それが活きてくる。子宮で感じる、って言うか」
それを聞いていた、別の方がこう言います。
「かの有名な○○さんもそう言っていた。お産のときは子宮がぐわんぐわんするの。」
え、私が体験していたのはこういうことなのかもしれない!
出産の映像を見ているとき、
「あぁー痛い痛い」と言っている人もいれば
うっとり心地よく産む人もいるし
野生動物が唸るように産む人もいます。
どれを見ても私には、その女性の表情や声にうっとりするし、またあの感覚が体を襲ってきます。お産の”虜(とりこ)”そんな表現が近いでしょうか。
<産んでみたいが渦巻く>
そんなに魅せられているものだから、スマホを持つようになると片っ端からYoutubeで出産の動画を見るようになりました。私が見始めた頃は、まだアップされる動画の本数自体が今に比べては少なかった。だからしばらくすると、日本語の動画は「見尽くした感」がありました。
そこで今度は英語で「Birth」と検索して見始めます。
するとある時から疑問が生まれました。
痛いと思っていたはずの出産
海外の動画の中には、
どうして気持ちよさそうに産む人がいるんだろう?
本当は痛くないのでは?
ここから心地よいお産への探究心が生まれます。
気づくと「Home Birth」「Water Birth」「Natural Birth」「Orgasmic Birth」
そんな単語で動画を漁っては、
やはりお産は怖いものではないんだ、を実感し
どんな要素があれば、快感を感じるんだろうか?ということを真剣に考え
まだパートナーもいなかったけれど
早くお産を経験したくてしたくて仕方がなかったです。
オタクが出産したら
<ココロオドル>
さて、話は飛びますがその後結婚し、妊娠します。
あんなに体験してみたかったはずの出産。
だけど出産が近づくにつれ、「痛さはどれくらいのものなのだろう?」と小さな恐怖心が拭いきれません。そんなとき、見つけたのがヒプノバーシングという米国の出産準備メソッド。
ヒプノバーシングは、「本来、出産には強い痛みは伴わない」という考えが根底にあります。
出産は怖いものだという恐怖心や不安が、体の中で反応を起こし、その結果出産が長引いたり・痛みを強く感じたりするとしているのです。
これは至って当たり前の考え方で、
人がレモンを想像すると、そこにないにも関わらず唾液が出たり、酸っぱさを感じる心と体の法則と原理は一緒です。
そのためヒプノバーシングのクラスでは、
出産のメカニズム、その時体に起きる仕組みなど正しい知識を学んだり
リラックス方法を身につけることでお産に対する恐怖心や不安を、取り除くことを行いました。
学んでいくうちに私の心は踊ります。
人は産む力・生まれる力を持っている!
そしてその仕組みは38億年の歴史をかけて私たちに組み込まれた非常に巧妙なものであり、それは私たちのコントロールの範疇を超えている!陣痛も含めて無駄なことなんて1つもない!!おもしろい!!!
出産を迎える頃には、すっかり怖いという気持ちはなくなり、私はどんな経験をするのだろう?と、出産の始まりが楽しみで待ちきれませんでした。
<やはりお産は味わい深い>
そうして迎えた出産は、「もう1人産んでもいいよ」と分娩台の上で、夫にこぼすくらい最高の経験になりました。
陣痛の波、腰に添えられた助産師さんの手のあたたかさを感じ
「なんて心地よい時間なんだろう、気持ちいい」と
喜びが体中を駆け巡り、幸せな気持ちに包み込まれる。
赤ちゃんがぐんぐん降りてくる
力強いエネルギーを体の中から感じる
やっと会えた我が子の鼓動を自分の胸に感じながら
お産の時を反芻し、「やっぱりお産は楽しかった」
と高揚とした気持ちになりました。
お産オタクの熱に火がついた瞬間でした。
<日々の営みであるお産>
私が出産のときに感じたこと。
それは、お産は特別な出来事ではなく
何だか”フツー”、日常の延長線上にあるものなんだなぁ、ということ。
なんだ、お産はうんちと一緒じゃないか。
人類が繰り返してきた営みであるという視点からも
出産を考えるようになりました。
<関心ゴト>
出産経験から、お産の沼にさらに深く引き込まれた私。
一方、出産祝いに来てくれる友人からは、もれなくこんなことを聞かれます。
「出産どうだった?痛かった?辛かった?」
うーん、、、、
出産は痛みや苦労だけで語られるものではないし(むしろ私は一度も痛いとは感じなかった)、何度も経験したいと思えるそんな経験であり
「私は産めた!!」というあの達成感は、出産後の私を支え続けてくれる大きな力となりました。そんなパワーを秘めている出産を怖いという思いだけで迎えるのはもったいない!
どうやったら味わえるだろうか?と考え、
私が出産はおもしろい!!と感じられた理由を
理論(体のメカニズムの視点から)× 感覚(自身の経験)で語ってみようとInstagramでの発信を始めました。
誰もが出産経験を語りたくなるようなお産を迎えられることを願って。
オタクな目線で♡
Instagramでは、お産が楽しくなるコツ・選択して産む力(⇦実はお産の満足度をあげる鍵はここ)について日々、発信しています。
お産の雑学みたいなのも好きなので、instagramではそんな話が多め。
だけど、見てくれている人からは「出産の捉え方が変わった!」「自分も体験してみたくなった!」そんな声をいただいています。
そして頻度はインスタ程ではないですが、noteにもこれから。
インスタやnoteを通して、
どんな視点で私がお産を見ているのかがわかったり
お産の楽しみ方をガイドするようなものになっているのかもしれません。
もっと頻度は落ちますが、子育て(あまり子を育てているという実感はないですが)で感じたことも書き綴ってみます。
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https://lit.link/natsuhobirth