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◇徒然なるままに独りごつが如きのご挨拶◇


写真は、旧暦1月5日(新暦2月16日)の月。
多くの人が、綺麗な三日月だね、というときの月は、だいたい五日目ぐらいの月のような気がします。
潔く葉を落として、来(きた)るべき新緑の「再生の季節」に備えているケヤキの梢との相性は、わるくありませんね。

さて、わたしも人生の残り時間をかなり意識する歳になりました。
そうしてこの旧正月を境に、何度目かの己の「再生の季節」を待つ態勢に入っております。

2020年は、コロナ禍と家族の事情の双方との折り合い方が難しく、さらには己のからだの悲鳴を聴くは(4月の肉離れ、9月の椎間板ヘルニア)、ちょっとした交通事故を起こすは(5月)、コロナ以外にもあたふたすることが多くて、予定が大幅に狂ってしまった年でした。
いえ、早い話がなーんにも手につかなかった気もしないわけではありませんが、今年は、己の能力のキャパシティに鑑みれば火事場の馬鹿力を出さないと追いつかないぐらい、忙しくなりそうです。

そう確信を持てましたのは、じつは、去る浦添市長選挙の期間中、一切の迷いを捨て、全力で応援&取材に集中させていただけたおかげです。

いろんな課題が鮮明に浮かび上がってきました。己の立ち位置(立つべき場所)も明確に見えてきました。

選挙結果は残念でしたが、あらためて、浦添新軍港問題や西海岸埋め立て開発計画を可視化させ、正々堂々とたたかってくれた伊礼悠記さんと、彼女を支えて奮闘した皆さんに、心から感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。お疲れさまでした。何度でも申し上げますが、沖縄の民意の練り直しという意味でも、わたしたちはようやく大切な出発点に立てたのだと思います。

選挙から10日ほどを経たいま、ありがたいことに、こころもからだもすこぶる活性化しているのを感じます。

とは言え、己の性質上、無理はできません。相変わらず愚痴をこぼしながら、弱音もしょっちゅう吐きながら、できることをコツコツとやっていくしかないのではありますが、いずれにしましても、数年来の仕事上の言い訳は封印して、葉を繁らせる年にせねばなりません。
関係各位、本年もご指導のほど、よろしくお願いいたします。

新年、雨水の声を聴く頃に 渡瀬夏彦


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