【間違いだらけの辺野古新基地建設ゴリ押し工事に携わる罪深き土砂運搬船団(ガット船団)全21隻の動きと位置】
皆様、本年もよろしくお願いします。
コロナ禍が深刻な事態となり、菅政権の無能・冷酷ぶりが、ますます露呈している昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか。
今年は記事の更新頻度を上げていく所存ですので、お付き合いくだされば幸いです。
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まずは、1月9日(土)朝の速報を中心に、画像をまじえての報告。
◇許されざる公共事業における莫大な税金無駄遣いの実態の「一端」の可視化◇
※写真は、1月4日に撮影した大浦湾の様子。スクリーンショット画像は船舶位置情報アプリ「Find Ship」及び「Marine Traffic」より。
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このところ心と時間の余裕がなくて、なかなか報告できていなかったけれど、船舶位置情報アプリは毎日複数回チェックしている。
特にこの2~3日、全国的に気象海象状況が悪化しているのは周知の通りだが、沖縄の海も荒れているのだろう(わたしは1月7日午前中から東京滞在中)。罪深き船たちは動きたくても動けない、という事態に陥っていることが察せられる。
現在大浦湾に居残っているガット船は、「第八丸喜丸(長崎)」1隻のみ。
Facebook投稿で既報の通り、1月5日朝、土砂を積んだまま大浦湾を素通りした「第八丸喜丸」は、金武湾の例のポジションで1泊した後、大浦湾に侵入し、3泊したことになる。
昨日の午後大浦湾を出た「國喜18(高知・須崎)」は、やはり金武湾の例のポジションで1泊し、いまも停泊中。
琉球セメント安和桟橋。
琉球セメントは、このところ本業そっちのけで、辺野古埋め立ての赤土土砂を搬出することによって荒稼ぎする「罪深き企業」のイメージが定着している。
しかし、安和桟橋には、1月4日の夕方から、本業のセメント製造に関わる石炭等運搬船「Ocean Symphony」が着岸し続けているので、土砂運搬のガット船が近づく気配はない。
それでもこの間、琉球セメント安和桟橋構内には、近隣鉱山からダンプカーが運んできた赤土土砂が、たっぷりと積み上げられたに違いない。
本部塩川港。
ここは特に、海の荒れ具合で作業が左右されやすい港(2018年の台風で埠頭のコンクリート護岸が何ヵ所も破壊されたことは記憶に新しい)なので、ダンプカーとランプウェイ台船による搬出作業や港の近くの沖合いでの瀬取り(ランプウェイ台船からガット船への土砂積み替え)の作業は、最小限にとどまっている模様。
ゼロでないことは、船舶位置情報からも見て取れる。
動力なしのランプウェイ台船は船舶位置情報アプリ上には表示されないのだが、これを引いたり押したりするタグボートの動きは、画像として把握できるのだ。
例えば、1月6日の朝、東栄丸と第三十八呉屋丸の2隻のタグボートが、本部塩川港の南側の「辺野古行き土砂搬出」のポイントに着岸したことに気づいたので、スクリーンショットも残した。
さて、今朝の時点では、この本部塩川沖~名護安和沖に、18隻のガット船が待機停泊中。全21隻の船たちのほとんどが何日も動かないのは、やはり珍しいことである。
ここまで数えて20隻。
あと1隻は?というと、じつは「美鍛丸(香川・丸亀)」が現在、奄美大島と加計呂麻島の間の大島海峡の古仁屋港沖に停泊中だ。
「美鍛丸」は、1月6日午後に大浦湾を出ると、米軍港ホワイトビーチ沖の例のポイントへ移動し、しばらく停泊してから(ここに来る船は給油目的と思ってほぼ間違いない)北上を開始した。
船舶位置アプリ「Find Ship」の無料検索では、1月6日20時52分、国頭村安田沖を通過したあたりで情報が途切れてしまったが、「Marine Traffic」の有料検索で確かめたところ、1月7日朝6時すぎ、大島海峡でアンカーを下ろしたことがわかった。
思うにこの「美鍛丸」は、地元の四国あるいは瀬戸内海のどこかでドック入りする予定になっていたものの、北上中に気象海象の厳しさを考慮して、大事をとって大島海峡に避難したのではなかろうか。ちなみに大島海峡は、台風の度に、罪深きガット船団の約半数が待避する場所である(残りの半数は、本部半島の一角の羽地内海=名護市で避難)。
さらにわたしの推理では、昨年12月半ばに「聖祐(広島・大崎上島)」が尾道の向島ドックで船体を塗り替え、船名・船籍港を「鶴美丸(香川・丸亀)」と変えて沖縄に戻ってきた謎も、「美鍛丸(香川・丸亀)」がこのタイミングで船団から離脱することと関係があるかもしれない、ということになる。いや、あくまでも推理だが…(苦笑)。
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久しぶりに、いつも抱いている思いを書き添えておこう。
船団の乗組員一人ひとりには、何の恨みもないが、あなたたちは、歴史によって断罪されることが明白な、愚かな罪深い仕事をさせられている。
生活のためだから仕方ない、という言い分は、結局あなたたちの魂を傷め続ける。
立ち止まり、引き返す勇気が必要だ。
その勇気が求められているのは、もちろんあなたたちだけではない。
一番悪いのはアベ➡️スガ官邸や防衛省・外務省だが、国土交通省も、さらには農水省や環境省までが、この愚かな事業に加担させられているというほかない惨状だ。
現場で働かされている作業員、ダンプカーやミキサー車の運転手、重機のオペレーター、海上・陸上の民間警備員、防衛局に雇われた格好で自らの漁船を警戒船として現場に出している漁師、海上保安官、機動隊員を含む警察官…、すべての関係者の「罪」は重い。
そして、次のこともまた、毎日でも強調しなければならない。
様々な観点からみて間違いだらけの、ただただ莫大な税金無駄遣いを続けるだけの、このデタラメな公共事業=辺野古新基地建設は、全国の納税者の良識と怒りで、一刻も早く止めなくちゃ駄目だ。
また、司法の大問題もある。間違いだらけの安倍~菅官邸に裁判官が圧力をかけられ忖度判断しかできなくなっている深刻な事態も、看過できない。
裁判官たちよ、目を覚ませ!
つまるところ、本年の総選挙がいかに大事か、である。
わたしたちは選挙に参加することで、狂った政治を変えていくしかない。わたしもあらためて、そのことを強く肝に銘じたい。
全国の皆々様、この期に及んで、間違いだらけの自・公・維新なぞに票を与えてはなりませんぞ。
政府の沖縄に対する蛮行を、莫大な税金無駄使いを、みんなの力で、必ず止めよう!