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ヒグチアイ【ALL TIME BEST TOUR 元気じゃなくてもまた会いましょう】名古屋THE BOTTOM LINE ライブ備忘録2025.2.15

2024年12月14日 東京国際フォーラムで開催された【ヒグチアイ 元気じゃなくてもまた会いましょうALL TIMEBEST LIVE】から2ヶ月ーー

華やかで、メモリアルで、荘厳で、素のままで、何よりもステージと客席の親和性から織りなされた奇跡の一夜は、ヒグチアイのライブの真骨頂であり、集大成として、「ライブを通常運転からどこまで拡張できるか」「どこまで自分の10年間を表現できるか」、そして、何より「双子ちゃんたちに満足してもらえるか」を追求したライブだったように思える。

そんなライブを皮切りに始まった2025年の全国ツアー【元気じゃなくてもまた会いましょうALL TIME BEST TOUR】は、あの東京での感動をどのように全国に届けてくれるのだろうか?バンドとソロに分かれて、それぞれどんな、手を変え、品を変えて、感動を更新してくれるのだろうか?

期待を込めながら過ごした2ヵ月間は、自分の中でも長い2か月間だったように思う。乗り越える壁が多く、失敗や挫折も多く、喜びを喜びと感じられる暇がないほどに、日々のプレッシャーに追われ、体調面もギリギリな毎日で、心は常に疲弊していた。

そんな時に、ふと目に留まるのが

“元気じゃなくてもまた会いましょう”

今回のツアーのタイトルでもあり、ライブの都度、アイさんが最後の口上に添えてくれる言葉の温かさ。自分の心の傷みを常に表現してきたアイさんだからこそ、決して、口先だけにはならない優しい響きがある。

2025年2月15日
名古屋公演の当日

2月の大寒波が続いた週末は束の間の寒さの緩みもあって、快晴と日差しの温もりで外の気温はお昼頃には10度を少し上回っていた。名古屋はきっともっと温かいのだろうと、着る物を迷いながら、出発したのはお昼過ぎとなる。節約生活(これも、『かぞえうた』に影響されて笑)を意識して、高速道路を使わずに会場まで車移動を試みたおかげで、開場時間ぎりぎりの16時30分に会場となる名古屋THE BOTTOM LINEのすぐ隣にある駐車場(奇跡的に数台の空いたスペースが!)に到着する。

自分にとっては10年ぶりのボトムラインであって、前回訪れたのが、トライセラトップスのツアーだったことが少し感慨深い(トライセラトップスは2024年に活動休止)。まだ、アイさんに出逢っていない10年前、「三十万人」がリリースされ、今回のツアーの基軸となった年でもある。
“その頃に出逢えていたなら、きっと感動もまた違うんだろうな”と、そんな世界線に思いを馳せながら、ボトムラインの看板と、入口の“HIGUCHI AI”と表示されたゲストネームを見つめる。
2ヶ月ぶりのライブ参戦に実感が湧く。

高まる期待感とともにいざライブ会場へ

会場へ入ると、2ヶ月前にお逢いしたSNSの双子さん(アイさんファンの愛称)たちにすぐにお行き会いすることができた。こういう時間も嬉しいもので、やはり、皆さんと同じ時間を共有して、こうして、元気に会場で集まれる幸せは何より尊いものだと実感できる。
時間の都合で、まともなご挨拶もできずに開演を迎えてしまったこと、終演後もバタバタだったことも、若干心残りだったけれども、とてもありがたい、嬉しいひとときだった。

席に着くと、最前列のステージを正面に左側通路寄りという、これまた特等席をいただいて、感謝の気持ちでいっぱいになる。

ステージを見上げる感じの(首が痛くもなる)神席


シートにはアンケート用紙もあり、時計を見ると開演15分前・・・慌てて、アンケートの項目を目で追いながら、うす暗い場内での記入に苦戦しつつ回答していく。
質問項目は【出身地・年齢・ニックネーム】に始まり、【ヒグチアイに出逢ったきっかけは?】 【ヒグチアイに共感することは?】【一番好きな曲は?】【最近感動したことは?】【今日のライブの感想や自由記述】などだったように思う。短時間で書くには、取りとめのない質問だらけで、それぞれどのように書いたかはあまり覚えていない。
ただ、【一番好きな曲】の項目で『言葉のない手紙』を挙げて、「次回、長野公演に行くので、どうしても聴きたいです」という無茶ぶりリクエストをしたことだけは覚えている。密かな?期待を込めて・・・

17:00
場内が少し暗転して、開演を告げる。
温かい照明と拍手に包まれて、アイさんがステージに登場する。出で立ちは、12月の衣装と同じカラフルな10年分のステージ衣装のパッチワークドレス。それぞれがどの時の衣装なのか、10年の歩みをともにしたファンなら分かるかと思うのだけれど、自分は、やはりそこまでは分からず・・・残念。。。ただ、【誕生】の時の青を基調とした花柄?のデザインは印象深く、覚えていたし、パッチワークの中でも特に目を引いていた。

バンド編成のため、中央に置かれた、愛機の〈KAWAI MP11SE〉に歩み寄るアイさん。
いつにも増して厚底な定番のオニツカタイガーのスニーカーから、刻まれるリズムカウント。

オープニングは『かぞえうた』で、国際フォーラムと同様に和やかなスタート。ただ、導入の即興的なイントロソング(♪今日は来てくれてありがとう♪のような)は無く、本編に入ったように思う。カウントの「いち!」から、場内では、当然の如くカウントのレスポンス

“あっそうだった!”

自分は出遅れてしまうのだけれど
「にぃ!」から合流する。
会場から自然と手拍子も溢れ、のんびりとしたひとときは、バンドワンマンとはいえ、リラックスした雰囲気があり、会場とステージの距離感も、ここまでグッと近づけてしまうオープニングはほかに無いのではないかとも思う。
10年を経て、成功をおさめたヒグチアイが、まるで初心に戻るかのように“節約生活”時代の思いを綴った牧歌的な日常ソングを歌う。殺伐としたニュースが溢れかえる情報過多のこの時代にこそ、こんなオープニングが愛おしい。

ふと、アイさんの後方を見ると
《THE BOTTOM LINE SINCE1989》というステージ看板も目立つ。

《SINCE1989》

アイさんが産まれた年から続くライブハウス

10年の時の歩みを感じる、当時の曲『かぞえうた』と相まって、感慨深い時間だった。

フロントマンのヒグチアイが開演を告げる歌を弾き終えると、ステージの照明は青に転じ、バンドメンバーが登場する。
透明な“クラゲ傘”を手に、ステージ上を漂うように持ち場に着く、ギターのケイさん、ベースの御供さん、ドラムスの伊藤さん
国際フォーラムと同じ編成で、構成についても、同じ演出で進行していく
となると2曲目は間違いなく『ココロジェリーフィッシュ』しかない。
『かぞえうた』はライブの導入のような印象があり、真の本編スタートはこの曲ではないだろうか。10年の集大成の口火を飾るなら、“まずは、この曲でしょう”という、アイさんの意思も感じられる。
10年前のライブシーンを、今やYoutubeなどで見たい時に見られる時代性ではあるが、そんな、がむしゃらに走っていた、眩しい熱量を封じ込めた“動画”がどんなにリアルであっても、ひとつひとつを噛みしめながら、情熱をさらに内側に向けて込める、心の年輪の深い、最新の『ココロジェリーフィッシュ』が聴けるのは“今を生きる”この瞬間にしかない。
自分も、このツアーにおいて、〈KAWAI MP11〉で、この曲を歌うアイさんは見納めになるかもしれない・・・ひょっとしたら、本当の見納めにもなるかもしれない・・・そんな思いを抱きながら、その一挙手一投足を見つめていた気がする。

続く3曲目は、『猛暑です』
手拍子でいきたかったけど・・・この日の会場は、比較的、じっくり聴く雰囲気。
やっぱり、座席シートがあると落ち着いてしまう・・・。
『ココロジェリーフィッシュ』と『猛暑です』という“バンドで映える2枚看板”を序盤で惜しげもなく投入できる、この10年で築き上げた強みを感じる事も、今回のライブの意義である。

そして、やはり、、
シューマイに“絶対”は欠かせない

続く『不幸ちゃん』
東京国際フォーラムに引き続き、バンド編成で聴くことができて嬉しかった曲のひとつ。
冒頭の早口の歌詞は、“よく噛まずに歌えるなぁ”と、感嘆・・・(そりゃ、プロだから当然でしょうと言いますが・・・笑)
ステージの照明もカラフルで、一瞬にしてパーティー会場となる。
冒頭の数曲で、ここまでめまぐるしく世界観が変わるのも、ヒグチアイの曲がどれだけ多様性に富んでいるのかを証明してくれる。
アイさんの歌声も、この曲の時にチャーミング感が解放されて“アイドルに憧れていた”少女時代のアイさんが、そのままのキャラクターで育っていたら?という世界線を味わえるこの時間も愛おしい。(歌詞はドロドロですケド・・・)
東京国際フォーラムでのコーラス隊の愛らしいコーラス(終盤の♪チュッチュッチュッ♪)部分を穴埋めするかのように、これまた愛らしい、ギターのケイさん始め、バンドメンバーのコーラスワークで十分すぎるくらい楽しいステージになった。

ここで、ようやくMCとなったが、

「名古屋SOLD OUTになりました!」
という嬉しい発表が・・・

「名古屋ってなかなかSOLD OUTしないんですよ~」

たびたび語られる自虐名古屋ネタは鉄板ではあるのだけれど・・・“やっぱりそんなイメージかぁ・・・”準地元の自分にとっても、ちと寂しい・・・

そして、話題は、ライブ前日の「バレンタインのチョコいくつもらったの?」テーマへ
「あまり挙手はさせませんが・・・」との前置きどおり、それほど深くは掘り返すことなく・・
思えば、今日のライブはMCが結果的に印象に無いほど少なかった気もする。
2時間近いライブ時間で、東京国際フォーラムのあのパッケージを全国にどこまで届けられるか?を念頭に、ぶっ通しの構成だったように思う。
アイさんもきっと、たくさんお話ししたいこともあっただろうけど・・・曲がたくさん聴ける濃密な時間であったこともまたファンは嬉しかったのではないだろうか?

「2026年もメジャーデビュー10周年なので、また10周年を続ける“10周年詐欺”になりますが(笑)その時も名古屋のSOLD OUTをお願いします」

コツコツと目の前の目標に向かってきたアイさんだからこそ、今のこの光景があるのだと思う。

MC明けは、電子ピアノの指定席から立ち、マイクをスタンドから外してステージ前に出る“ハンドマイクコーナー”へ

『悪い女』の身振り手振りで表現するステージングも魅力的で、妖艶で、前半の見どころのひとつとも言える。

歌い終えた、アイさんは再び愛機に戻る。国際フォーラムでは、そのままハンドマイクで披露していた『玉ねぎ』が、定位置に戻ったのは理由があったのだろうか?『悪い女』の演出がより際立つという計算もあったのだろうか?そんな疑問はさておき、ステージは温かく進行していく。

バンドメンバーがいつの間にか退場して、『まっすぐ』が弾き語りで歌われる。
国際フォーラムの“聖歌隊コーラスアレンジ”も凄く心を揺さぶられたが、シンプルなスタイルもまた、やはり心に響く。・・・ただ、正直に言うと、せっかくのバンドの機会なので、間奏のギターも含めて、オリジナル音源を再現したスタイルを期待していたのも事実・・・それは、いつかの夢として取っておきたい。

弾き語りコーナーは『悲しい歌がある理由』『わたしのしあわせ』と続いていく。

このあたり?で再びMCに
「皆さん、“デュオリンゴ”っていうアプリを知っていますか?あれに最近ハマっていて、ついつい課金してしまう」との話題

「お金が無い時代は通帳に本当にお金が無くて、ATMでも小銭がおろせなくて、銀行まで小銭を下ろしに行くのが恥ずかしかった・・・もうそんな自分に戻れないのかなぁとも思っていて・・・」

どこかオープニングの『かぞえうた』の伏線回収ともとれるようなしみじみとしたエピソードトーク

10年という月日で、どれだけ、環境の変化が生じているのだろうか?
自分に置き換えてみると、“全然、変わってないなぁ”と思うのだけれど、価値観やモノの見方は少しずつ変わっていて、その変化も見過ごしていたり、忘れてしまったりしていることが、きっと山のようにあるのではないか・・・思い返す時間も、人生の中で、大切な作業なんじゃないかな、とも思えた。

「10年で細胞も変わるらしいけど、そう考えたら歯って凄くない?」

“・・・はいっ??”

相変わらず、ぶっとんだところからのキラーワード

「細胞も10年間で新しい細胞に引き継いでいる間で、悲しい記憶も良かった記憶に書き換えてるかもしれない。そんな良かった記憶が増えているような気もしている」

そんなようなMCのあとに歌われた『備忘録』がいつになく胸に響く
バンドメンバーもステージに戻り、終盤から、バンドも加わると、圧巻のフィナーレへ

『備忘録』はこの一連の“ALL TIME BEST”ライブの“へそ”なのかもしれない。ライブの中盤であることはもちろん、数あるライブの中のピークの基軸にもなっている。

ここから、終盤へ向かう怒涛の流れは、名古屋でもさらに磨きを増して繋がっていく

ここまで、ほぼ、国際フォーラムと同じ構成だったこともあり・・・“新曲はもしかしたら聴けないかも・・・”そんな不安を杞憂に変える、イントロのチェロの音!

後半のバンド編成の先陣を切って、最新曲の『雨が満ちれば』が満を持して登場!

圧巻!

とにかく、その一言に尽きる

“心”に抗い、“敵”に立ち向かう、攻めの姿勢を、そのままバンドスタイルに変換すると、ここまでカッコ良いものになるのか!?
これほどまでの表現力は2025年最初のディープインパクトというのか、赤い照明に染まって、電子ピアノ越しに見るアイさんに、何か“怪物”が憑依したかのようなオーラは鳥肌ものだった。

そして、『黒い影』へと続く。
様々なバンドメンバーの編成を経て、10年間引き継がれているこのナンバーもまた、ある意味、MCの言葉を引用するなら、“体の細胞が引き継がれていく過程でも変わらない歯のようなもの”みたいな稀有な存在にも思う。

続く、『ラジオ体操』には、グッときてしまった。
自分の中では、今回のライブで、一番印象に残ったベストアクトになった。歌詞の冒頭から、最近の色んな挫折や苦しみを思い出してしまって、そして、最初のサビの励ましのフレーズに差し掛かると

“あっ、これやばい・・・”

涙腺が崩壊してしまった

“このままじゃ1曲もたない”

それほどまでに眩しかった。
何よりも、すべてが温かかった。

“あったかすぎて・・・やばい・・・”

こういう経験はしばしばあるのだけれども、ここ最近では久しぶりで、忘れかけていた感覚でもあった。
アイさんが優しく、時に強く、心を込めて熱唱してくれる、このかけがえのない時間に、“ライブに行く”という行為の解答が全てつまっている気がした。

“だからこそ、自分はライブに行く”

“だからこそ、自分は逢いにくる”

“元気じゃなくても・・・元気じゃないからこそ・・・会いに行きたい”

いつの間にか、ツアータイトルの伏線も自分の中では回収されていた。

そして、バンドメドレーコーナーへ

国際フォーラムの大きな会場から、小さなライブハウスへと、この熱気を移すだけで、ここまで音圧が違うのかというくらいに迫力も増す。
ワンコーラスずつの『やめるなら今』『前線』『大航海』『わたしはわたしのためのわたしでありたい』も、当初は“もったいないなぁ~”という印象も少しはあったのだけれども、
“これはこれで、最高じゃん”と馴染んでくると、より深みが増す。
まるで、1つのテーマのように、この10年から、その先の“人生の果て”へと続く、ヒグチアイ自身へのメッセージソングのようにも聞こえた。

本編はいよいよクライマックスの『祈り』
アイさんも、この日、最高の笑顔で、ラストのシンガロングでは愛機から飛び出し、会場の拍手と合唱に包まれながら、客席を見渡し、ステージを幸せそうに飛び跳ねる。そんな姿にこちらまで嬉しくなる。
ただ、この曲の冒頭で、やはり立ちあがってアイさんを迎えたかったなぁというのが、唯一の心残りである。この一夜を特別なものにしたい、という思いは、みんなが、あったと思うのだけれど、それぞれの楽しみ方があることもまたライブの本質でもあるので・・・心にしまっておこう。

本編ラストの『劇場』

《THE BOTTOM LINE SINCE1989》というステージ看板に改めて心を寄せる

《SINCE1989》

アイさんが、この世に生を受けてから続くライブハウスであり、文字通りアイさんの歩みとともに、多くの観客の夢や希望や涙や汗を内包した歴史の詰まったステージ

歌われる“一生”を“舞台”に変換し、歌詞のとおり、一本のスポットライトが差すステージ上のヒグチアイ

あまりにもシンクロが多くて、言葉を失う。
きっと、この偶然の演出を超えるものがあるとするならば、この先、もっとアイさんがステージに立ち続け、ご両親も含めて、もっともっと増えていく愛する人たちが客席から見守るステージ上で、この曲の最後のフレーズを歌う瞬間なのかもしれない。
そのステージは、大きくても、たとえ小さくても、感動はきっと変わらないものだと思う。

《パチパチパチパチ》

気が付いたらアンコールの拍手が会場に鳴り響いていた。

いつにも増して、アンコールまでの時間が長い(比較的、アンコールは待たせないアイさん)・・・きっと、ツアーグッズに着替える時間がかかっているのだろう・・・と思いきや、バンドメンバーとにこやかに再登場するアイさんは、ツアーグッズを着込んでいない・・・ツアーグッズ買ってねコーナーも無かった・・・さらにMCも無く、さっそく、ハンドマイクでアンコール1曲目の『悪魔の子』を披露する。

『悪魔の子』が本編ではなく、アンコールの位置になるのは、“ALL TIME BEST”ライブが初めてなのではないだろうか。どちらかと言えば、アンコール曲は“お客さんへのサービス曲”という理論?を信じれば、この曲も、ようやく、そのような立ち位置になってきたのかな、とも思う。アイさんがメディアで紹介されるたびに“『悪魔の子』で有名な・・・”“『進撃の巨人』の・・・”という最近の注釈は、脱却してほしいのだけれども、果たして、次の10年後にはどうなっているのだろうか?勝手に期待が膨らむ。

アンコール2曲目は、やっぱり『縁』
心のどこかで、もうひとつの最近の曲、『もしももう一度恋をするのなら』を期待していたものの・・・『かぞえうた』で始まり、この曲でしめくくる温かい雰囲気もまた、“ヒグチアイの10年”の答え合わせのような気もする。

手拍子に包まれながら、幸せな時間はフィナーレへ

“それにしても、みんな手拍子うまいな・・・”

リズム感の悪い自分は、この曲のたびに小さな劣等感を抱く(笑)

2時間にも及んだライブのカーテンコール

バンドメンバーを紹介する中で、お約束の『そして・・・(ヒグチアイ)でした!』の会場のレスポンスも期待していたけれど、これまた無かったのだが・・・やっぱり、色々と段取りが多くて大変なツアーなのかなとも感じてしまった。

「ありがとう!また会おうね~!」

アイさんとの約束はこれからもまた続いていくのだろう

「元気じゃなくてもまた会いましょう」

このテーマの深さを改めて実感する

ライブとは“人生における元気の源”である

改めて、当たり前だけど、ただごとじゃない事実に気付かされる

そして、その中で、アイさんの歌は何よりも心を満たしてくれる

そんなことに気付かされた最高の一夜だった。

「元気をいつもありがとう。また必ず会いましょう」

噛みしめる余韻とともに心に誓う

次の元気を求めて

それぞれ、人生をより豊かにするために




つづく

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