プライベートジェットが立ち並ぶ街 vol.2
前回に引き続き、ジェットセッター達が集うAspenという街についてちょっと書いてみたいと思います。
コロラド西部のロッキー山脈の中にあるアスペン、冬は最高のサラサラパウダースノーの豪華な冬のリゾートとして大変有名なのだそうです。ニセコとかカナダのウィスラーとかも雪質の良さと豊富なコースに多くのスキーヤーが世界中から訪れますよね。でも、私はまだこちらで冬を越していないので、実際の冬の体験レポートはちょっとお待ちいただくということで、今回は夏のアスペンの街の雰囲気をお伝えしたいと思います。
下の方に見える小さな街がアスペンです。そこから、ゴンドラが出ています。頂上の標高は3500m以上、富士山よりも高いです。当然ながら、空気は薄いですので気をつけてください。こんな感じで、スキーも上級者レベルとかじゃないと難しそう?初心者には無理なコースしか見当たりませんでした。。。涙
下界に戻りまして。もともと19世紀末は銀鉱の街として栄えたアスペンの街。恐慌などで廃墟と化してしまったそうです。しかし、第2次大戦後、その当時の建物と良質の雪を利用して高級スキーリゾートとして開発し、発展したそうなのです。その為、今もなお当時の雰囲気を生かしつつ、自然に溶け合う街作りが徹底されています。4階建以上の建物も禁止。(行ったことないけど、スイスっぽい感じ?勝手なイメージです。)
プライペートジェットでセレブの皆様も遊びにいらっしゃるとのことで、多くの有名人もこのエリアに別荘をお持ちだそうです。約6500人足らずの街に、なぜかルイヴィトン、ディオールやモンクレールなどなどの高級ブティックに、セントレジスやリトルネルという超高級ホテルも建ち並びます。芸術も盛んで、数々のアートギャラリー、音楽学校、オペラハウスもあるという充実ぶり。(食に関してはワールドワイドのレストランがあるようですが、レストランのお味は??な噂しか聞きませんが。。どうでしょう。)
ちょっと、ステータスの塊みたいな街に思えてしまいますが、歩いている人々は意外とそんな気取った感じもなく、優しいです。リゾート一帯で大人も子供も楽しめる無料のイベントが夏は毎週開催されていますし私のような子連れ一般家族でも遠慮なく楽しめる感も満載です。
(ルイヴィトンもこんな感じで馴染んでます。)
こんな山の中にセレブな町があるとは思いませんでしたが、人々も気取っている感じもなく、本当に自然と共存した街づくりで、空気も街もクリーンで安全、子供もペットも安心して過ごせるエリアです。なにせこのアスペンとその周辺の田舎町、アメリカにいながら犯罪率が超低く、安全面A+の評価なのです。
バスも便利でアスペンと隣のスノーマスというエリアを結ぶ無料バスは夜中2時まで運行しています。夜は怪しい人はいないけど、熊には気をつけてねと、冗談のような本気の注意を受けたりします。
確かにここでは自転車も鍵かけずに停めて買い物とかしてる人もいるし、カバンとかもポンと置いて食事してる人が多いのです。これ、ハワイなら、自転車は厳重に鍵かけてても、分解されて持ってかれちゃうことも多々あるし、カバンの置き引きなんてかなり多発してました。だから、ハワイでは「まったく幸せな日本人は。。」という感覚の人も多かったと思います。でも、ここはアメリカ。「すみません、あなたアメリカ人ですよね??」と質問をしたくなるような光景に何度も驚きつつも、ああ、アメリカを一括りにしてはいけないなとも思ってみたり。。
とにかく、それだけ安全なんだなあと感じるのです。もちろん、このご時世どこにいても何が起こるかわからないから危機管理は重要ですので気を抜いて良いというわけではありませんが。。。と言いつつ、IDを紛失した私!(→無事どなたかが届けてくれていました。。ありがとうございます。一番危機管理能力の低いのはワタシです)
何はともあれ、アスペン、そしてこの周辺のエリアは本当に美しい大自然で囲まれています!夏は避暑地として最高の気候ですし、これから来る秋は紅葉、冬はスキー。これからとても楽しみになってきました。また、ここでも写真など挙げていけたらなと思っています。
最後までお読みいただいた方、おつきあいありがとうございました!