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📗子どもと絵本 | ⑤DAISO『こどもしゃしんブック』(1歳0か月)


息子の興味関心ありのままをまっすぐに、見つめたいと思っている。

男の子だから乗り物好きだよね、とか
やっぱり親子だね、とか
先入観をもたないこと、フィルターをかけないこと、誘導しないこと、おもちゃや絵本が特定のものに偏らないこと。
一応、そんなことを意識してはきた。
それでも人間だもの、全く偏らないなんてないと思うけれども。



1歳になって、好みが出てきた。
出てきた、というか、表情や反応を見ると、これが好きなのだなとわかるようになった。

好きなものはコレとコレって、書くことも決めつけになるかもしれないけれど…(←気にしすぎ?笑 フィルターを外すことが最近の自分のテーマだもんで…)

・バス、電車、タイヤのついている動くもの全般
・木、花、鳥
・ちょうちん🏮

お散歩中にそれを見つけたとき
テレビにそれが映ったとき
絵本に出てきたとき
洋服の模様がそれだったとき

指をさして「ん゛ー!」と声を出して、
いい顔して、伝えてくれる。



そんなこんなで絵本も、
乗り物系、身近な動植物系のを読む時間が長くなった。


前回の記事でも書いたように、立派な図鑑を友人にいただいて、図鑑デビューをしたのだったが、
息子がひとりで自由に楽しむにはまだ少し、大きいし重いし情報量も多いので、親と一緒に広げて見ている。

けれどほんとうは、いつでも手の届くところに置いて、息子が自分でめくって楽しめるといいなあと思っていた。
たまたま、ぴったりのものを、薬局に置いてあったのを見つけてその足でDAISOにGO!


100円ショップDAISOの『こどもしゃしんブック』だ。

ラインナップは、「のりもの」「どうぶつ」「うみのいきもの」「はたらくのりもの」の4種類。100円(税抜)。


100円?!!
ボードブックだし、角は丸いし、鮮明な写真に最新の情報。これで100円なんて、すごすぎる、DAISO。

店舗では「のりもの」と「うみのいきもの」が売っていたので、2冊購入。
息子はすぐに「のりもの」の表紙のバスに釘付けとなり、レジまで大切に抱えていた。

帰り道、抱っこ紐の中で図鑑を広げながら、図鑑のなかの「じてんしゃ」と通りに停めてある本物の「自転車」を見比べていたのがおかしかった。
ちっちゃな博士くん。



DAISOの書籍、印刷物などの企画、制作、出版、販売を手がけているのが「大創出版」なんだって。

大創出版・西田大社長のコメントをネット記事で見つけて、感謝感激したのでご紹介。


「お子さまが絵本を噛んだり、落書きをするのは成長の過程で自然なことですが、値段の高い絵本や図書館で借りた絵本だと『丁寧に扱わなければ』という意識から、お子さまを伸び伸びさせてあげられないジレンマがあった。『100円本なら』という気軽さが、子育てする上での心の余裕につながったというコメントはとてもうれしかったですね」

大創出版 西田社長

「…立派な体裁の高額な絵本はこれからも存在し続けてほしいと思っています。一方でもっと生活に身近な絵本があってもいいと思うんですね。赤ちゃんにとっては絵本だっておもちゃなんですから、どんなにボロボロにしたっていい。でもそのためには、やっぱり100円でなければいけないんです。…」

大創出版 西田社長

ダイソーの『100円絵本』に熱い支持、価格維持にこだわる出版社の熱意「ボロボロになってもいい、そのための100円」2022/1/31 ORICON NEWSより


はあーーー。ほんとうにそうだ。

絵本は決して安くない。頂きものならなおさら大切にしたいけれど、息子の思うように自由にさわらせてもあげたい。でもそうすると、破れるのは必至。

その親のジレンマを、100円という安さが解消してくれる。

自分でめくって、好きなページを開いて、やっぱりかじってみて、踏んづけてしまっても、
今まで「大切にして!」と言わずにおれなかったところを、見守っていられる心の余裕。


大切にするとは、
汚れないように破れないように丁寧に扱うということだけれど、
そのモノを思い切り遊び尽くすこと、制作者の想いを知って受け取ることも、「大切にする」ことだと思う。


ありがとう、DAISOさん。




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