シティリーグ2020シーズン1エクストラベスト4 三神チャーレム

-レギュレーション変更や環境の移り変わりにより無料公開にしました-

はじめまして。ナツと申します。
今回はシティリーグ2020シーズン1エクストラレギュレーションinトーキョーベイにて、予選4位、決勝トーナメントベスト4になり、せっかくなので記事を書いてみることにしました。

拙い文章とはお思いですがお読み頂けると幸いです。

今回使用した三神(アルセウス&ディアルガ&パルキアGX)チャーレムデッキについて簡単にご説明します。

まずデッキのメインアタッカーとなるチャーレム。

このポケモンは古代能力という特性とは違う能力を持ち、その古代能力「Ω連打」で1ターンのうちに2回技を使用する事が出来ます。

そしてアルセウス&ディアルガ&パルキアGX(通称:三神)

オルタージェネシスGXを使用することでバトルポケモンのダメージを永続で「+30」するという技を持ちます。
また追加で水エネルギーがついていれば、技のダメージで相手のバトルポケモンを気絶させると、サイドを通常より1枚多く取れるという破格のGX技を持ちます。
またアルティメットレイも強力で、ダメージを与えながら基本エネルギーを3枚まで自分のポケモンにつけることが出来る優秀な技も持ちます。

ざっくりと言うと、三神でオルタージェネシスGXを使用し、技のダメージ「+30」&サイドを1枚多くとる効果を付与し、Ω連打のチャーレムで技を1ターンのうちに2回使用してサイドを取りきるというのがこの三神チャーレムデッキとなります。

では何故今回このデッキを使用したか。

現在のエクストラの環境では、
非GXのウルトラネクロズマ

ゲッコウガ&ゾロアークGX

サーナイト&ニンフィアGX

この3つのデッキタイプが強力かつ多いと予想しました。
実際にはウルネクが大半をしめており、ゲコゾロ、サナニンフはそこまで数はいませんでした。
ただマッチングとしては、上記の3つ全てに当たったので読みとしてはそこまで間違っていなかったと思います。

ではその強力な3つを差し置いて三神チャーレムを使用したかです。

まずは3デッキ共に優位に立てるからです。

対ウルトラネクロズマ
このデッキは非GX主体なので低HPのポケモンが多く並びます。
そこをチャーレムで技を使用する事で1度目の技でバトルポケモンを倒し、新しくバトル場に出てきたポケモンを更に倒すことが可能で一気に相手の盤面を崩すことが出来ます。

対ゲッコウガ&ゾロアークGX
ここは相性でまず有利です。
またGX、EXのポケモンが並ぶので、オルタージェネシスGX使用後にGX、EXポケモンを2体倒すことで勝つことが出来ます。

対サーナイト&ニンフィアGX
このデッキは三神が弱点をつかれてしまうため、上記二つに比べて圧倒的有利とまではいきませんが、サナニンフを2回の技で倒すことで回復されるのを抑えながら勝つことが出来ます。

他にもゾロアークGX主体のデッキ、よるのこうしん、レシラム&ゼクロムGXなど強力なデッキはありますが大方優勢に戦うことが出来ます。

ただ最近はどのデッキにもポケモンレンジャーを採用されることが多くなり、若干の向い風でありました。

そういった関係で三神チャーレムはやや減少傾向にあるかと思いましたが、むしろそのお陰で対策を緩くされていると考え、ジョーカー的な立ち位置にあるこのデッキを使用しました。

ではこちらからはデッキ内容に移ります。
ここからは有料となりますので、お許しください。

こちらが今回使用したデッキです。

各カード毎に採用理由を説明します。

三神 2


基本的にはGX技を使用したらあとはチャーレムに頑張ってもらいます。
たまに通常技を撃ったり、一時的に壁としても使用します。
対戦中1体しか使わないのでサイド落ち考慮の2枚。

チャーレム 4


メインアタッカー
このポケモンで戦うので4枚。

アサナン 4


チャーレムの進化元
技も優秀であり、後述で紹介するカードと非常に相性もよい。
たまに進化せずに殴ります。

ディアンシー◇ 1


場にいるだけで闘ポケモンの技のダメージを「+20」出来ます。
非常に強力。

ひかるセレビィ 2


特性タイムリコールによりチャーレムが進化前のアサナンの技を使用出来ます。
そのおかげでこのデッキが非常に強力である所以でもあります。
サイド落ちも考慮し2枚。

ジラーチEX 1

カプ・テテフGXと同じ特性を持ち好きなサポートを山札から加えられます。
事故率を減らす為に採用。
ただ安易に出すと狙われ易くなるので注意。

タッグコール 4

可能な限り1ターン目に使いたいカード。
1枚が2枚のカードになるので、山圧縮、手札補充として強力。
このデッキのメインカードを引き寄せるのに重要なため最大枚数。

レベルボール 4

このデッキでは三神、ディアンシー以外を手札に加える事が出来る非常に強力なカード。
チャーレムに多く触れるために最大枚数。

バトルサーチャー 4

エクストラ必須カード。
トラッシュにあればいつでも好きなサポートを使用できる。
削る必要がないので最大枚数。

トレーナーズポスト 4

4枚しか見れないがその変わりグッズである願い星ジラーチ。
1ターン目にタッグコールに触れる可能性を上げてくれる。
デッキの潤滑油的存在。
とりあえず最大枚数。

グレートキャッチャー 1

コストはかかるが、ベンチのテテフやデデンネを呼び出して倒すために採用。
非GXには無力なので1。

かるいし 2

こちらもエクストラほぼ必須カード。
どんなに逃げエネが重くてもつけたら逃げエネが必要なくなる強力なカード。
3枚あると嬉しいが枠的に2枚。

こだわりハチマキ 2

タッグチームを2回の攻撃で倒すのに必須。
2回は使いたいので2枚。

ちからのハチマキ 1

こちらは非GX相手でも火力を上げられる優れもの。
120-130ラインのポケモンをワンパンするのに必要。
ここは相手次第になるので1枚の採用。

パソコン通信 1


2枚のコストを使用し好きなカードを持ってこれる優秀過ぎるグッズ。
状況によってサポートやエネルギーを持ってくる。
1枚しか入れられないので1。

フィールドブロアー 1


サイレントラボやダストオキシンダストダスにつけられるかるいし、タッグチームがつける闘魂のまわしを剥がしたり、使う場面は非常に多い。
枠的に1枚。

プラターヌ博士 2

手札を全てトラッシュする必要があるが、7枚も引ける強力なドロソ。
ハンドに残したいカードも多いデッキなので控えめの2。

シロナ 1

残しておきたいカードが多いので採用。
もっと入れてもいいかと考えたが、戻したカードが帰ってくることやサーチャーで拾えるのでとりあえずの1。

N 1

お互いは自分のサイドの枚数分山から引き直す。
自分が劣性時に相手を動きにくくしたり、普通にドロソとしても使用出来る。
可能なら早めにトラッシュに置きたいカードのうちの一つ。
1枚あれば充分なので1。

グズマ 1

言わずと知れた強サポート。
外す理由はなし。
サーチャーで拾えるので1枚。

オカルトマニア 1

エクストラ壊れサポート
特性全てを止めるのは非常に強力
ただこちらの特性も止まるため使うときは状況をしっかり見てから使いたい。

センパイとコウハイ 1

前の番に自分のポケモンが気絶していれば使えるサポート。
エネルギーを持ってきたり、次のターンに使うサポートを持ってきたりと用途は様々。
早めにトラッシュに置きたい1枚。

グズマ&ハラ 2

1ターン目に使いたいサポートナンバーワン。
このカードがあるおかげで先2、後1でオルタージェネシスGXが言いやすい。
このデッキでは追加効果なしで使うときもまれにあり。
2回使えたらいいので2枚。

シロナ&カトレア 2

タッグコールから触れるサポート枠。
追加効果で3枚引くのも優秀。
とりあえずの2枚。

記憶のほこら 2

ひかるセレビィのスタジアム版
特性が止められても使える
相手のラボを割るのにも使えるので2枚。

せせらぎの丘 1

グズマ&ハラで最初に持ってきたいスタジアム
2ターン使えれば充分なので1枚に。

ダブルドラゴンエネルギー 2

これがあるから三神が強い
サイド落ち考慮で2枚だが、2枚サイドに落ちたらだいぶヤバい。

ストロングエネルギー 4

闘ポケモンにしかつけられないが、つけただけでダメージ「+20」という壊れ
チャーレムに2枚つけることもある
当たり前の最大枚数。

基本闘エネルギー 2

アルティメットレイで張れるエネルギー枠。
まれに三神にも張ります。
そんなに使わないので2枚。

採用を検討したが見送ったカード

オクタン

特性が非常に優秀
ハンドが細くなりがちなので採用したかったが、ベンチ枠とデッキの枠の関係上外れた。
もし採用するなら采配ヤレユータンを入れたと思います。

カウンターキャッチャー

サイド先行されることが少なく使い所がなかったため

ネストボール

既存のカードで全て賄えたため

レスキュータンカ

タッグサポートでの手札コストで、泣く泣くポケモンを切ることもあるため一時期入れたが、無くても問題がなかったため抜けた。

あなぬけのひもorポケモンいれかえ

ショックロックやなぐってドロンなどの前がマヒさせられた時の対抗策にと考えたが、絶対数が少ないと考え不採用。

きあいのタスキ

一回技を耐えられるのは偉いが、受動的なため剥がされたら何も役に立たないので見送り。

アセロラorAZ

オルタージェネシスGX使用後の三神を盤面から退かすのに考えたが枠的に厳しく断念

ポケモンレンジャー

相手にオルタージェネシスGXを使われた際の返しにと考えたが打つ暇ないので不採用に。

基本的な立ち回り

先攻、後攻ともに最速でオルタージェネシスGXを撃ちに行きます。
その後チャーレムにストロングエネルギーを張り、相手のバトルポケモンを2回の技を使って倒して行きます。
単純ではありますが基本はこれだけです。

では最速でオルタージェネシスGXを撃つための動きを説明します。
前提としてはタッグコールが手札にあることです。
これだけで99%先2or後1でオルタージェネシスGXを使えます。
スタートしたポケモンにもよりますが、まずタッグコールで三神とグズマ&ハラを手札に加えます。
そしてグズマ&ハラを使用しダブルドラゴンエネルギー、せせらぎの丘、軽石を手札に加えます。
これでもうオルタージェネシスGXが使用できます。
非常に単純かつ強い動きです。
もちろんサイド落ちや初期手札の関係上出来ないこともありますが、今回のシティリーグで予選、決勝トーナメントを含めた9試合のうち相手とのデッキ相性を考え、あえてオルタージェネシスGXから入らなかった試合2回を除いて先2or後1でオルタージェネシスGXが使えなかったのは大事故を起こした予選最終戦のみで、それ以外の試合は必ずオルタージェネシスGXから入ることが出来ております。
単純に運が良かったとも取れますが安定した初動が行えるようにはなっています。

結果予選5-1の予選4位通過
決勝トーナメントベスト4

マッチングや運で勝てた試合もありますが、今回の結果だけを見れば非常に良い成績を残せたと思います。

11/6追記

シティリーグ以降もエクストラバトルの日やフリー対戦で使用して、シティリーグから少しデッキを弄ったのでそちらを紹介します。

まずは変更後のレシピです。

変更点は
in アクロマ1 じてんしゃ2
out N1 プラターヌ1 バトルサーチャー1
となっております。

まずは新たに追加したカードの説明を。

アクロマ

シロナを増やすかの択でしたが、最近の環境を見るとベンチを多く並べて展開するデッキが多く見受けられ、また自分自身もチャーレムを育てたり、ひかるセレビィ、ディアンシー◇等を置いてベンチを多く使うのでこちらを採用しました。

じてんしゃ

グッズで山から最大4枚引けます。
このデッキはグズマハラを必ず使用するので、手札が少なくなる事が多いです。
ドローサポートを増やす事も考えましたが、確定サーチ出来るカードを優先的に使いたい事もあり、グッズで手札を増やせるこのカードの採用に至りました。
可能なら4枚入れたいくらい強いです。
この枠はヤレユータンやオクタンでもいいのですが、現環境はウルネク(ラボネクやウルネクダスト)やオカルトマニアで特性を止められる事が多いので、特性で引けるポケモンよりこちらを優先しました。

抜いたカードについてもご説明します。

N
劣勢時には無類の強さを誇りますが、このデッキはオルタージェネシスGXの効果でサイドを先行することが非常に多く、手札に抱えている場面でサイドが2、3枚の状況が多かったので今回外すことにしました。
ただ相手の手札に干渉出来るカード数少ないカードなので、いずれ戻す可能性はあります。

プラターヌ
7枚ドローはやはり破格なのですが、エネを多く抱えている時に使いづらいため1枚減らしました。

バトルサーチャー
単純に抜くカードがありませんでした。

正直まだまだ改良点はあると思いますが、現状のレシピは以上となります。
また変更した場合は追記していきたいと思います。

ここからは最近のエクストラ環境で増えつつあるデッキに対しての自分なりの立ち回りを追記します。
ただどちらも相性が悪いデッキですので、若干の運要素が必要になる場合もあることをご了承下さい。

三神三鳥レシゼク

自分が出場したシティリーグの優勝デッキであり、自分が準決勝で負けたデッキです。
このデッキは三神を起点に、タッグをレシゼク、非GXを三鳥と幅広く見ることが出来非常に強いデッキだと思います。
詳しい内容に関しては優勝者の方が有料記事を出していましたので、そちらをご覧ください。

このデッキは三神のアルティメットレイから三鳥にエネルギーを溜め、スカイレジェンドGXでHPが110以下のポケモンを総取りしてきます。

またGX技を使用後は山に戻るため、乗せたダメカンも無くなってしまうので非常に厄介です。
こちらは三神とディアンシー◇以外がHP110以下であり、このポケモンのHPが300と高い上に闘抵抗持ちと相性の悪さが目立ちます。
ただこのデッキはシェイミEXやデデンネGX等で展開をしてくるので、タッグチームは無視しつつ後ろのGXポケモンを倒すことが一番勝ちに近づくと思います。
そのためグズマ、グレートキャッチャーが非常に重要なマッチになるので、サイド落ちはしっかりと確認しましょう。

三鳥ミロカロス
こちらも三鳥を使用したデッキとなりますが、エネルギーの加速手段が違います。

ミロカロスの特性がこのポケモンが気絶する代わりにトラッシュからエネルギーを3枚自分の場のポケモンにつける事が出来る特性があります。
この特性を使用することで三鳥に加速して即座に技を使用するデッキとなってます。

このデッキはメインアタッカーが三鳥なので、このポケモンをワンパン出来ると非常に優勢に勝負を進められます。
ワンパンに持っていくには
ヨガキック30+オルタージェネシスGX30+こだわり鉢巻30+ディアンシー◇20+ストロングエネルギー×2枚40=150×2の300ダメージでワンパンとなります。
加速手段がミロカロスのため、三鳥を倒せるとミロカロスの1枚と三鳥を倒した4枚の計5枚のサイドを取る事が出来るので、相手はもうミロカロスを使用出来なくなります(万が一いのちのしずくが採用されていたら話は変わります)。
ただ三鳥に闘魂のまわしをつけられてしまうと非常に苦しくなりますので、フィールドブロアーがあれば大事にプレイしましょう。

オロヨノ

最近スタンレギュでも頭角を表しているオロヨノ。
エクストラでも非常に強く、エリートトレーナーからこちらの手札を減らしつつ、ナイトウォッチャーで更に手札を減らしてこちらの動きを制限してきます。

またこのポケモンも闘抵抗を持っているため、ワンパンが難しくなります。
このマッチでもストロングエネルギーを2枚つけてヨガキックを狙いに行くのがベターだと思います。
またこのデッキもシェイミEXやカプ・テテフGXから展開していくものを見てきたので、後ろを倒していくプランを取るのも一つの策です。
ただやはり手札を減らされてしまうので、とても厳しいマッチであることに代わりはないです。
まだこのデッキへの最善の解答に辿り着けていないので、今後も考察したいと思っております。

--11/6 追記終わり

まとめ

今回自分自身はエクストラレギュレーションでの大型大会出場は初めてでした。
その初出場の中でこの成績を残せたことを非常に嬉しく思います。
現在のポケカプレイヤーはスタンダードレギュレーションの人口が圧倒的に多く、エクストラレギュレーションの人口は少ないです。
更にエクストラレギュレーションは長年ポケカをやってきているプレイヤーが多く、経験値や所持しているカードの差から新規プレイヤーがなかなか入りづらそうにしているのをよく聞きます。
ですが全くそんなことはなく、最近はエクストラレギュレーションBOXの発売を皮切りに、カードショップでもエクストラのカードを置き始めた店舗も多く見かけます。
確かに貴重かつ性能も高い高額プロモカードなどもありますが、決してカードの値段だけで勝敗が決まる訳ではありません。
更に11月にはレギュレーションの変更があり、スタンダードレギュレーションで使用出来なくなるカードもありますが、レギュレーション変更後もエクストラレギュレーションでは引き続きしようする事が出来ます。
またスタンダードレギュレーションでは使用するのが難しくても、エクストラのサポート、グッズなどと組み合わせることで、大活躍させることも出来ます。
エクストラレギュレーションはカードが多い分、やれることがたくさんあります。
自分の好きなポケモンを存分に活躍させることが出来ます。
もう単純に言えばエクストラは楽しいです!(笑)

とても雑なまとめ方にはなってしまいましたが、この記事を読んで一人でも多くの方がエクストラを始めてくれると嬉しいです。
また11月にも同じカードプールでエクストラのシティリーグが開かれますので、それの参考になればとも思います。

拙い文章ではありましたが最後までご覧頂きありがとうございます。

何かデッキについての質問があれば(@natsu_pokeca)までお願い致します。
可能な限り対応致します。

本日はご購入頂きありがとうございます。

いつか別の記事を上げられたらそのときはまたよろしくお願いします。

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