普通に出来ないから長けている【Social・independence】
こんにちは井瀬夏実です。
ご存知ない方も多いと思いますが、
私は障害者です。
発達障害。
これは生まれつきなのか、PTSD後の後天的なものなのか、わかりませんが。(性被害や虐待後に同じような症状を示すことがある。)
だから、覚せい剤をマイルドにしたような重い薬を毎日飲んでいました。💊
うまく耳が聞こえなくて、
バイト先でも、予備校でも、恋愛でも、薬剤師になっても、
何回も何回も何回も、
「ちゃんと聞いているの?!」と怒られました。
「電話がなってるのになんで取れないの!」
「今言ったばかりじゃない!」
「ここで言いましたよね?」
授業を聞いているのに聞こえない。
一生懸命聞いているのに本当に聞こえない
何回も沢山の耳鼻科にいきましたが、原因不明。
でもそれは、
周りには全く伝わらない。
声も出ない
伝えたいことがあるのに、
それがなんて言う言葉なのかわからなくて、
情報処理に物凄い時間がいって、
答えを聞かれても、テストの問題を出されても、
タイムオーバー⏱
「あっあっ、、あっ、うっうっ、、!」
といううめき声しか出せない。
カオナシみたい。(笑)
そんな自分が不甲斐なくて殺したくなる。
上手く聞こえないし、上手く声に出せない。
「普通になれたらどんなに楽か。」
水の中で会話しているような、
この私の聞こえ方を、
水の中で溺れているような感覚を、
見え方を周りがわかったら、
どんなに救われるか。
なんでわたしが、
普通に目に見えないものまで見えて行動できるか、
それは
上手く聞こえないから
です。
目で絵として言葉を読み取っている
んです。
なんで、ダンスしてるか、
上手く言葉で伝えられないから。
ダンスというツールを使って、
頭の中の伝えられない言葉を
体で「表現」として昇華する。
今ここまで言葉で伝えられるようになってるのは、
すべては、技術だから
という考え方を持っているからです。
適切な知識と練習をすれば、時間差はあれど、
どんな人も成長する。
学校は絶対出来るようになるまで帰らない。
悔しくても恥ずかしくてもしがみつく。
どんなに人の目が怖くても、
SNSで毎日のように自分のことを言葉にし、
投稿する練習をして、
大人になってからも、
日本語、算数、理科、社会、歴史、生物、化学、考え方、コミュニケーション、医療、デザイン、哲学、心理、、、、
知らないことは何でも毎日勉強する!!
大人になってから勉強したものを片付けていたら、
なんとトラック1台分の紙になっていました😳笑
人より出来ないから、
人より3倍やる。
じゃなきゃ同じ土俵に立てるわけが無い。
未熟だから勉強する。
それでも頑張って頑張って薬剤師になっても、
生きやすくはならなくて
発達障害の薬の副作用で常に瞳孔が開き、
ホルモンバランスが崩れ、
毎日吐き気に襲われる。
子にこの苦痛が遺伝するかもしれない。
こんなんで子供を埋めるはずがない。
私に子を授かる資格なんかない。
でも薬をやめたら、薬剤師としては働けない。
どこに行っても解決策が見つからない。
私は一生幸せになってはいけない人間なんだ。
そんなとき、出会ったのが、
この障害者と健常者が一緒に暮らすシェアハウスです。
ここでの出会いや生活がなければ、今の私はいません。
そこで、
あまりにも美しい心を持つ障害者
に出会いました。
その人は70歳近くの障害者とは思えないほど、
少年のような素直で綺麗な心を持っていました。
私が「もう辛い死にたい」と仕事から帰ってくると、
心配して「辛いなら仕事減らしてもらうように言おう!」「相談してみようか!」と
素直に当たり前なことを言ってくる。
「それで変わってたらこんな苦しんでないよ。。🥲」
また別の日、
私「疲れたぁ、、ただいま」と帰宅する私。
🧔♂️『なっちゃんおかえり!!!』
と美味しそうなご飯を食べる障害者男性に、
「いいなぁ、
帰ってきてご飯があったら、元気になるのになぁ。」
と言って部屋に入ったんです。
そしたら、数時間後、
ドンドンドンドンドン!!!|Ꙭ)و゙
🧔♂️『なっちゃん!!見て!!!』
私「え?なに?なになに?wwwww」
🧔♂️『なっちゃんが元気が出ると思ってね!!
作ったんだ!!』
とキッチンへ。
でも、キッチンには何も無いんです。(笑)
「え?どういうこと???(笑)」
と聞くと、
炊飯器を指さして、これだよ!!と。
3合分の「ご飯」が炊かれていました。
しかもわたしのお米!(笑)
私「え?!どうしたのこれ?!😳」と聞くと、
🧔♂️『「‘’ご飯”があったら元気が出る」って言ってたから!』
🧔♂️『なっちゃんがこの前
ご飯の炊き方を教えてくれたから!
やってみたんだ!元気出た?』
と満面の笑みでいうおじいちゃん🧔♂️
「そのご飯じゃないけど😂😂ww
ありがとう、元気出た。泣」
家の中で手伝っても、教えても、
誰にも気づかれない、
褒めて貰えない、
でも、自分がやってきたことって無駄じゃなかったんだな。
と感じました。
子供を育ててないのに、育てている母のような気持ち。
なんか、完璧に出来なくても、これでいいんだと、心が暖かくなりました。
そのシェアハウスで障害者と健常者が一緒に暮らしているということそのものが、
存在価値
なんだと、強く感じます。
健常者と障害者の橋渡
そのシェアハウスで私は、自立サポートしてもらいながら、
毎日勉強
と
毎日自己分析
をしました。
自己分析は、私が変わった1番の要因。
今はカウンセリングの中で、
自己分析を一緒にして、
相談者の自立をサポート
しています。
障害者シェアハウスという共同生活で意識していたこと、
それは、毎日の
「おかえり!」と「ただいま!」
閑散としたシェアハウスに会話が生まれ、
笑顔がうまれ始めました。
その笑顔を近所の人に「おはよう☀️」と与える。
シェアハウスの小さな社会が、
今度は大きな社会へとなっていく。
「社会」ときくと、
みんな自分に関係ない物凄いことを想像するようですが、
社会とはみんなのこと。
あなたが何を買うのか、
あなたが何を選択するのか、
あなたが何という言葉を与えるのか、
家族、学校、会社、などの小さな社会、
あなたの行動が社会になっています。
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