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「助けてほしい」高校生の私が大人たちに伝えたいこと【遺書】

今日はちょうど自分と向き合って、他人に少し自分の過去を話す機会があった。
そんな中で自分に熱が入ってしまうのがやっぱり、小学生の時の事件だ。

この年になっても、やはりニュースをみたり、人に話したり、ふとしたきっかけで思い出す。

今日は素直に自分と向き合って書いてみようと思う。


先に言っておくが、いつまでも被害者意識で生きていくつもりはない。
慰めの言葉もいらなければ、「私かわいそうでしょ」という意識もさらさらない。
そのフェーズは往々に人生を歩んでいく中で消えた。


私はただ私にしか語れない事実を伝えたい


私と同じような少女たちの為に

少なくともこれを遺書として残しておきたいというだけだ。

「助けてください!私たちはここにいます!」

知らない人の為に簡潔に話すと、
私は小学校4年生、10歳の時に登下校中誘拐されてレイプされた。
これだけ聞くと、ドキッとする人がいると思うがそんなに重くかわいそうに捉えなくていい。

みんな大小辛いことは人生の中でつきものだから、比べるようなものではないのだ。

私以上に辛い思いをしている人は世界中に五万といるし、私自身自分の事を、本来見ることのできない視点を持てたラッキーな人間だと思ってる。


だからこそ言わせて頂きたいことがある。

今日友人に素直に話してしまった内容だが、私が薬剤師を辞めた理由の一つがここに繋がる。

私の中で薬剤師を辞めなくちゃいけないと思った大きなエピソードがある。


あるとき私はいつも通り薬局で業務をしていた。

するとお母さんが小さな子供を連れて薬を買いに来た。
母「この子が花粉症で。薬が欲しくて。」
私「お姉さんはおいくつですか?」
娘「10歳です。」

親子は薬を手に取り、手を繋いで笑顔で帰っていった。


その5分後の昼休み、私はバックヤードで号泣した。



忘れているはずだった。

でもそんなことない。

とてつもなく苦しかった。

その女の子は「守られていた。」

「私も守って欲しかった。」

「私も助けてほしかった。」

その時心から出てきた言葉はこれだった。

「助けてほしい」と感じてもずっと言葉にすることはできなかった。

自分の中のもう一人の幼い自分がそうつぶやいたのだ。

そして同時に、「この子の笑顔を守りたい。」

「絶対に自分と同じような運命をたどってほしくない。」

「そんなクソみたいな未来あってたまるか。」

「私がいるべき場所はここではない。ずっと薬局の中で過ごすことではない。」
という強い気持ちがわいて薬局を去って今だ。

そんなことを今日は話していたのだ。話はここで終わってしまったので少し続きを書き足そうと思う。

そんな右も左もわからないままひとりになった私を「助けてくれた」のが加奈子さんが出演してるビジネス系のYouTubeだった。
私が無くしたい「クソみたいな未来を変える」ことだったのだ。
心から応援したいと思い直接アポを取り今だ。
この話は長くなりそうだから、「おまもり女子ch」を見て頂けたらと思う。


そして今日は、勝手ながら、
私の中の少女がみんなにずっと言えなかった「助けてほしい」を言いたいそうだから聞いてあげてほしい。

「助けてください!私たちはここにいます!」

「皆さんこんにちは、高校生の少女なつみです。私はいまあなたの助けが欲しいのです。

私は今なお過去の事件で苦しんでいます。

私は事件のとき自分の身に何が起きたのかも、時効という言葉すらも知りえませんでした。

家族すら時効も、被害に遭った私にどう接していいかも、警察や犯人に対してもどう対応したらいいのか、何もかも知らなかったのです。

無知の代償はこんなにも大きいことなのかと感じています。

高校生のいま、初めて時効という言葉を知ったと同時に、もう犯人が捕まらないことを知りました。時効って本当に辛いものですね。

犯人が今なお私のそばにいるかもしれないってこんなにも怖いことなのですね。どうして精子があったのに犯人らしきひとが捕まったのに、障害があるからそんなことはできないと見過ごされてしまったのでしょうか?マジックミラー越しで男性を見たときどうして小学生の私は「この人が犯人です。」って言えなかったのでしょうか。悔やまれます。助けを求められない、然るべき対応がされないことってここまで絶望するものなのですね。携帯で私の事件を何度も調べたのです。しかしその痕跡は一つも見つかりませんでした。いま私の事件はカウントすらされていない、なかったことになっているのだと感じています。悔しいです。すごく悔しいです。悔しいことに悔しいことが重なって大人や未来、社会、世界に絶望しています。
ニュースになっている事件が羨ましくすら感じます。
私の事件、なかったことにしないでください。

実はきっとこれは皆さんの身近な生活の中でもあるのではないでしょうか?

会社や学校の中でのパワハラ、セクハラ、いじめ、性被害、離婚、DV、治安のよいとされる日本の中でも影はひしめいています。
そしてそれらは全ては蜘蛛の糸のように見え隠れしながら繋がっています。

全ては繋がっているのです。


どこか、「誰かがどうにかしてくれる」「自分とは正直関係ないこと」「どうしようもできないことだ」「変えられない」と思っていないでしょうか?私の事件に関しても。

今の大人たちは、私たち子供にそんな未来を与えたいと本当に思っているのでしょうか?

日本社会の闇の根本は、

「当事者意識の低さ」「無意識の傍観」という加害に尽きると思っています。

声を上げることが怖いのは私自身痛いほどわかっています。
こんなことを書くのも正直怖いです。

「よく思わない人から誹謗中傷されたらどうしよう。」
「そんなこと自分が発信したところで世界は何も変わらないだろう」

「偽善者ぶるのなんて恥ずかしい」

よくわかります。


でも本当にそれでいいのか私と同じ高校生の自分に、穢れのない素直な気持ちで問うて欲しいのです。
それで救われる人がいるのか。

どういう未来を私たちに継承するのか。

もし自分が同じ状態になったときに、自分が、家族が、子供が、大切な人がどうなる未来があるのかよく考えてほしいのです。


私はこれを読んでくれた大切な皆様を「無意識の傍観者」という加害者にしたくないのです。

自分が何を選ぶのか、何にお金を使うのか、何を良しとするのか、何を拡散するのか、何て言葉をかけるのか、皆さんの行動一つ一つが気づかないうちに社会を作っています。

いきなり「世界を変えろ」「政治家になれ」「デモを起こせ」なんてことは言いません。

ただ、どうか気づかない振りだけはしないで欲しいのです。

「会社や学校が忙しい。」「人にかまってる暇ない。」

よくわかります。

そんなとき視野が狭くなり、人は周りに優しくできなくなります。
現在の過労な働き方も無意識に加害者を生んでいるのです。
自分の手の届かないところまでしようとしなくていいのです。

マザーテレサの有名な言葉でもあるように、
心は行動となり未来や運命までも変えます。

そして皆さんの行動はひとりの少女を救うパワーを持っています。


だからせめて、自分が見たもの、聞いたもの、自分の目の前にいるもの、生き物、人々に優しい目を向け自分の心に素直になって、恐怖に負けないでほしいのです。

これがわたしが皆さんにお願いしたい「助けてほしい」です。



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