あるいみ遺書
くそみたいな本番が終わった
唯一救われたのは大好きな人と同じ温度で生きていたと確認しあえたことだ。
ずっと雲の上の存在だと思っていた彼女とこんなにも話せる日が来るなんて夢のようだ。
才能があるんだからもっといい場所で芝居してほしい
最近言われることが増えた
褒められているのかけなされているのかわからない
(元)自劇団にいるとほめられることがない
自分はうまい芝居はできない
だから自分の出せる最大限を出している
毎日の生活をうまく回せるレベルで芝居をするだとかそんな器用なことをしている余裕がない
役が抜けないの~とかそんな気取ったことを言うつもりはない
ただどうしても脳内会議役員の一人にその役が居座るのだ
そういえば前回もこの役をやるとき何もできなくなっていたな
学校も行けなくて家事もできなくて何もできない自分がしんどくて当時の彼氏と死ぬほど喧嘩して家出したり涙が止まらなかったりとてつもなく死にたかったり
迷惑かけたなと思う
また私がこうなっていると知ったら彼は笑うだろうか
お芝居やめなよとかいわれるのかな
こうしている今も勝手に涙が出てくるし頭がぼーっとする
食べては吐いてを繰り返しても体重は減らないし嫌になってしまう
あなたの幸せを願っています
だからもっと都合よく私のこと考えてくれたらいいのに
あなたのストレスや責任の一部になることが今一番しんどい
そうならないための付き合わないという選択だと思っているけど、そうでもないのかな
もうわからない
1人でも生きていける分の力を蓄えながら何とか生きていかなくちゃいけないよな
あーあ好きなことしてるのに何でこんなにも苦しいのだろうか
お金になるわけでも自分が成長できるわけでもないのに
自分を待っているファンがいるわけでもないのに
自団体の活動を妨げてまで何してるんだろう
好きってだけで生きてていいのはいつまでだろう
社会的にというより自分で自分を許せなくなるほうが早そうだ
ああ、一週間ぐらい休みが欲しいな、一人で好きにできる一週間
あってもどうせ旅行とかしてヘロヘロで帰ってきちゃいそうだな
それはそれであり
もう全部やめて、普通の女の子として生きていきたいな
なんてね
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