見出し画像

わたしの13歳

noteを書くにあたって改めて自分の今までの人生を振り返ってみた。
まだまだ24年の積み重ねしかないわたしの人生を章に区切ろうとすると、大きくは死と恋愛だった。

13歳 叔父が自死
17歳 2個上の彼氏の浮気
18歳 中学時代の元彼の事故死
19歳 泥沼の地獄の恋愛から脱出
20歳 今の彼氏と出会う

みたいな。
こう振り返ってみると今んとこ波瀾万丈のおもろい人生やなと思うわけです。みんなそれぞれ全員が波瀾万丈なんやろうけどね。

今日は13歳の叔父の自死について。わたしの母の兄ね。

わたし、凄い好きだった叔父のこと。本当に優しい人だった。
いつも目の奥から微笑んでくれる人だった。
ボーナスが入るとわたしら姪や甥を食べ放題に連れて行ってくれる人だった。わたしらがモリモリ食べるのを眺めてニコニコしてる人だった。

思い返すと最後に会った日、元気がなかった。
違和感はあったのにわたしは何も言わなかった。

母が震えながら泣きながら誰かと電話をしてて、電話を切った後裸足で外に駆け出そうとするのを父が止めて、
その状況を見て中1のわたしは何かとてつもない事が起きていると悟るわけです。

子を亡くした親(わたしにとっての祖父母)や兄弟を亡くした母の姿は見てられなかった。
今まで風邪を引いてるところすら見たことなかったシャカリキな祖母は高熱に1週間うなされた。
朗らかで凪のような叔父と同じ目をしてた祖父の目は死んでた。
母は泣き喚き、父は静かに母の背中を撫でる。
わたしは泣けなかった。私より悲しいであろう人を前に簡単に泣いちゃいけんと思った。

そこからその年のお年玉で自分の数珠を買い、毎日祖父母の家へ行き覚えたての般若心経を唱える。それがわたしの中1。


叔父は悩み苦しみ、自らを殺めることにより解放されたのだと思う。それを責めることはわたしにはできない。

ただ、親より先に死なない。それが一番の親孝行だと思うようになりました。順番は守ること。幼い時に誰もが親から教えてもらうことだと思います。

一切皆苦。この世の全ては苦しみである、人生は思い通りにいかないものである。
この教えを13歳のナツキちゃんが知ったことでこの後起こる沢山を乗り越えれたんだと24歳のナツキちゃんは思うんです。
おじちゃん、教えてくれてありがとうね。

いいなと思ったら応援しよう!