誰かと比べてしまうあなたへ
SNSをやっていると良くも悪くも他人の姿が目に入りやすい。
比較するつもりはなくてもつい誰かのことがうらやましくなることは、めずらしいことではないだろう。
この人ってすごく成功してるなぁ
この人ってすごく周りから愛されてて人望あるなぁ
この人ってしあわせそうだなぁ
目に入る人、目に入る人、どこか自分より良く見えてしまう。
けれどSNSに発信されているのはその人の一部分だけだったり、そもそも自分とは全く違う道を歩んできたりしている。だから本来は「比較」しようがないこと。
娘の預け先となる保育園を選ぶために、とある保育園へ見学に行った去年の夏。
そこでは園長先生が見学に来ていたお母さんたち数名に、園の特徴や取り組みを優しく教えてくれた。
その日の最後に少し、談笑した時のこと。
園長先生はこう言った。
「お母さん、自分の子どもと、他の子どもを比べなくていいですからね。その子だけを見ていたらいいですからね。」
脈絡もなく、突然言われた言葉にその場にいたお母さんたちは小さくうなずくだけだった。
私ももちろんそうだった。
けれど、何か、もそもそっとする空気が流れたことは、皆、感じていたと思う。
他人の子どもや、育児書に載っている成長過程と比較してしまうことは誰にでもあること。
「比べなくていいよ」
と言われてその場にいたお母さんたちは「あ…。」と思い当たる節があったに違いない。
生まれて間もない赤ちゃん。
学歴もないし、何の経歴もない。
なんもない赤ちゃんですら比較することなんてないんだから。
こんなにも長く生きた我々はもっと、比較する必要なんてない。
皆、それぞれ全く違う道を歩いて、全く違う経験をして、全く違う考えを持って生きてきたのだから。そもそも比較しようとしても正しく比較することなどできない。
比較できないものをわざわざ比べて、自分のことを下げてしまう必要なんて全くない。
私は来月から3ヶ月間、webコピーライターの野口真代先生主催の「ライティングカレッジ」で講義を受けることにしている。
40名以上いるまだ見ぬ同期たちは、当然経歴も、育ちも、考え方も、肩書も、性格も全く違う人だちだろう。
でも私は、きっと彼らと自分を比べてしまうだろうなと感じている。
上手くいかなければいかないほど、誰かの輝いている部分をよりまぶしく感じてしまうのではないだろうか。
誰かと自分を比べる必要はないよ。
と、まだ講義が始まる前の自分なら冷静に言える。
これは来月以降の自分に向けて書いた記事。
誰かと比べてしまうあなたへ(私へ)
誰かと自分を比べなくていいですからね。あなたは自分のできることをやっていきましょう。
どうしても比べちゃう時は
「うえーーい!すごー!わたしはわたしで!がんばろーーー!!」
って思いましょう。
ほれほれ。