妄想のはじまり①
私の名前はナツ。
小さい頃から人懐っこい性格で、自分でいうのも何だが見た目も悪くない。
そのせいか女の子に結構モテた。
高校を卒業するまでに何人か彼女もできたし、当然女性との夜の営みも経験済みだ。高校生のときは昼間ばっかりだったけど。
ただどうしても彼女に夢中になることができず、いつもすぐに別れてしまった。
それもすべては、私の中で本当に好きな人が他にいたから。。。。。
そう、母である。
とはいえ、昔から母を女として見ていた訳ではない。
確かに母とは仲が良かったが、それはあくまで親子としての仲の良さ。
母を女として、ましてや性の対象として見るなんてありえない事だった。
そんな私が母を女として意識しだしたのは中学生のとき、多分2年生くらいだった。
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友達『〇〇(クラスの女子)めっちゃ可愛くね!?S〇Xする時どんな顔するんだろうなぁ💕』
なつ『お前〇〇めっちゃ推すじゃん(笑) それよりも今日はオススメのエロ本ねぇの???』
友達『あぁ~今日は持ってきてねぇわぁ。あっ!!でもスゲェの手に入ったから放課後ウチくるか?』
なつ『マジで!?いくいく!!!』
私も友達も性に目覚めたばかりで、会話の多くを性の話に費やしていた。
お互いスマホは持っているが、フィルタリングをかけられていて勝手にエロサイトを覗くことはできない。友達が親戚のお兄さんから借りたり、もらったりしたエロ本を共有してもらうのがこの頃の私のトレンドになっていた。
ちなみに周りの友達は好きな子や気になる子が出てきて、その子とエロ本を重ねて妄想したりしていたのだが、その感覚が私にはよくわからない。
誰か特定の人間とそういう行為をしたいという気持ちはなく、ただエロ本を見て欲望を吐き出していた。