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THE ONE合宿

今回のTHE ONE合宿、
一言で表すなら「悔しさ」。
これに尽きると思う。

楽しかった時間ももちろんある。
なんかようわからん寸劇やってみたり、
可愛さNo.1の砂の城を創ったり。

でも正直、
「合宿のハイライトは?」って聞かれたら
夜のミーティング。
楽しかったし、わくわくしたけど、
くっそ悔しいんだよね。
バースデーガールなのに涙が止まらなくなるくらいには。ばかほど悔しい。

今まで考えて固まったと思ってた演出が崩れたことが悔しいとか、そんなことではなくて。
というか、それは別に全然いい。
今まで考えたものがなくなるわけじゃなくて、1度考えたというのは確実に経験値にはなってるから。

ただ、何が悔しいかとなると、
圧倒的視点の足りなさ。

まずそもそも、
各シーンの演出がほぼ固まったここまで
だいちくんとの擦り合わせするという絶対的に必要な段階をすっ飛ばしてたこと。
(これは本当に1週間前にみっきーに言われるまで気が付かなかった視点。)
それに合わせて、
THE ONEという存在であったりここでのクオリティだったりが何か、を曖昧なまま、認識を揃えないまま、ここまで進んできたこと。
それに自分の演出も、
ストーリー性だったり見栄え的な面で考えすぎていて、実現可能性ってところに目がいってなかったこと。

もちろん上2つは、演出課全体の話ではあるから私だけのあれでもないけど、絶対もっと気が付けただろ、と。
あなごんに任せきりにし過ぎてただろ、と。
個人的な点に関しても、実際に舞台に立つ人たち、その背景を見てなさすぎ。
キャラバンメンバーも知ってるし、WS参加経験あるんだから、もっと現実的に考えられただろ、と。

何も周りが見えていなかった、
というのが悔しすぎるんだ。

このミーティングで話したこと、決めたことは絶対にもっと早い段階で話すべきことで、
なんなら演出を考え始める前の前提となる部分だったはずなのに。

そんな悔しさと、
それから当然に演出考え直さなきゃの焦りで。
ミーティング終わりから2日目もずーっと、
頭の中ぐちゃぐちゃぐるぐるでした。
それとワークショップ中の感情によって、
途中から涙が溢れて止まりませんでした。
また泣きながら皆とハグしました。
バースデーガールなのに、ね。


それから、実はもうひとつ、
この合宿には「悔しさ」があった。

これはその場で悔しいと感じたというよりも。
初めて自分の想いを口に出したことで、
これまでも持っていた悔しさが隠せなくなった、に近い。

それはね、夜のワークショップでの話。
後から合流で大迷子になってだいちくんに助けてもらったり、最後の最後で爆コケしたのはまた別の話なんだけど。

合流したらさ、トーキングサークル(巡り杯)が始まってて。
「This is me」がテーマって言ってたから、
THE ONE的観点での私の話をしようと思って。
でも、支離滅裂で上手く言葉にできてなかったような気もする。

私っていろんなところの自己紹介で
「舞台が好き!観るのも創るのも!」
って言ってるの。
でも本当はね、小さい時はね、
誰よりも舞台に立つのが好きな子どもだったの。
裏方よりも、名無しよりも、メイン役がやりたい、そんな子ども。

でも、私には才能も個性もない。
挑戦して折れるくらいだったら、立たない方がいい。

そんなことがわかってからは、
舞台に立つのが好きだなんて言わなくなった。
言えないのに思っておくのは心がつらい。
だから、思うことすらないように蓋をした。
裏方や周りの人間として支える/創る方が好きなんだって言葉で、上から抑えつけた。

もちろん、創るのが好きなのは嘘じゃない。
それが好きじゃなかったら舞台から離れてるから。

そう。これが私の「舞台が好き。観るのも創るのも!」の正体。

でも、レワールドと出会って
表現ってやっぱりいいなって思えて。
レワールドに参加し続けることで表現と触れ続けて。

もう一歩踏み出してみようってコモンビートと出会って。(こればっかりはキャストよりWCのが好きだけど)

ここまでは、
ただ表現好きって気持ちでやってて。
昔みたいにばちばちの舞台に立ちたいって気持ちじゃなかった。

でもね、実はね、
キャラバンのパフォーマンスを見る度に
奥底に眠らせてた「舞台に立ちたい」がちょっとずつ刺激されてて。
今回の合宿で何やら抑えられないものになりつつある。

というのも、
キャラバンに応募してたから特になんだろうな。
さくらと一緒に応募して、オーディション動画も一緒に撮って。
私だけが落ちた。
いや、軽い気持ちで応募した私が落ちるのは当然のこと。
それはもちろん当たり前なんだけど、
落ちたことが悔しくなかったかって言われるとそんなことはない。
ちゃんと悔しくて。
平気な顔して、1人で何夜も泣いた。

そんなことが遥か前にあったから、
キャラバンのパフォーマンスを観るといつも
純粋なかっこよさへの感動と、尊敬。
それに加えて、ほんの少しの羨ましさと、でも絶対に私にはあそこに立てない悔しさ、立てないからって立てるように努力することもしない自分への悔しさ。

一度に感じる悔しさはほんの少しだったんだけど、やっぱりそれはちりつもで。
何で今なのかはわからないけれど飽和した。
努力もできない自分が悔しくてしかたない。

そんな巡り杯でした。
2日目のチャレンジングワークショップでステージに上がってる皆の挑戦に感動しながら、
そこでやはり挑戦できない自分への腹立たしさもあり涙が溢れました。


だからね、本当に、
この合宿での涙はいろんなものが混ざった涙だったのです。汚い涙。


最後に、この合宿であったいいこと。
それは「私の主張」に挑戦したこと。

誕生日だから頑張ろうって挑戦を決めて。
話したい内容は決まってたけど、
さりなとの1on1でこの内容でいこうって背中押してもらって。

原稿書いたけど、練習したけど、
緊張して怖くて直前は吐きそうだった。

でもね、名前呼ばれて、1人で前に出ていけた。
泣くことなく話し始められた。
途中で涙が込み上げてきたけど、
皆への、レワールドへの感謝を言葉にできた。
私の気持ち、伝わってたらいいな。


きっとこんな下の方は誰にも届かないだろうと思って、
レワールド3人への感謝はここでも言葉にしちゃお。

かずさん。
誕生日おめでとうございました、お互いに。
かずさんとはSHOWTIMEでね、家族でしたね。
その時もあんまり話せてなかったけど、なんだか家族ってだけで安心感がありました。
それは今も変わってなくて、視界にいると嬉しいしすり寄りたくなる感じがしてます、しませんけど。
照れちゃうからいつも何も話せないし、顔合わせる時は大体私が泣いてるからあれなのですが。
国創りで聞くかずさんのアートのお話が好きだし、纏ってる安心感も好きだし、楽しそうに笑ってるかずさんを見る(笑)のも好きです。
いつか、かずさんとたくさん話してみたいなって思ってます。
いつも、いつでも、ありがとう。

あなごん。
あなごんには本当にいつもいつもお世話になってますね。
SHOWTIMEに始まって、国創り、海外WS、OnStage、国創り、、、。
あなごんのいないレワールドには参加したことないです。
だからこそ、たぶん1番迷惑をかけてます。
メンタルは豆腐、体力は豆乳くらいに弱い私をいつも助けてくれて感謝しかないです。
あなごんのあたたかさが、愛が、私には心地よすぎるんです。
アーティストとしてではなく、レワールドのあなごんとして、ふわっと皆をあたたかさで包んでくれるところも、ノリで皆を巻き込めちゃうところも、好きです。
演出チーム、やり切れるように頑張るね。
いつも、本当に、ありがとう。

だいちくん。
こんな私を、いつもレワールドで受け入れてくれてありがとう。
衝撃的な初対面は、今でもトラウマです。
実はそのせいで、しばらくはだいちくんのこと苦手でした。
でも、いつも迷惑ばかりかけてる私にもふらっと声をかけてくれたり。成長したねとか、愛してるよとか、いつも大切な言葉をくれるんです。
そんな大切な言葉のひとつひとつで「ここにいてもよかったのかも」って思えてます。
この前まで学生だと思われてたくらいには深く話せてないので、(星空を見上げながら)もっと話してみたいです。
言葉では表せないくらい、本当に、ありがとう。


(表紙の写真は迷子の末行き着いた場所で見つけた景色笑笑)

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