#2 英語の魅力を発見👀言葉が通じるって素晴らしい✨
こんにちは。Natsuです。
1話目を見ていない方はそちらからどうぞ✨続きのお話です。https://note.com/natsu_ins/n/nf6ce8c5178b3
さて、こうして私は海外アーティストや洋楽にはまっていったわけです。
そんな中、高校2年生の夏休み明け、始業式のことでした。
全校生徒に、今日から留学生が来ることが伝えられます。
メキシコから来た、メキシコと日本のハーフの女の子👧
大きな壇上にあがって挨拶をしてくれた。
その当時の私は、 「へえ~。留学生か。関わることないだろうな~。」
なんて他人事のよう。
それもそのはず、私の高校は1学年600人超え、全校生約2000人のマンモス校。
留学生がいるからといって出会える確率はかなり低いし、ましてや友達になれるなんてもっと希望が薄い。
そう思っていた。
そんな中、夏休みが明けて1週間くらいしたある日、テニス部全員が顧問に呼びだされた。
「始業式で紹介した留学生、テニス部に入りたいんだって。 みんなでサポートしてあげてね。」
(部活仲間全員)「(!?)…………、はいっ!わかりました!」
厳しい顧問を前に、挨拶だけは良かった(笑)
そしてその子が初めて部活にやってきた。
はじめて一緒に部活をした日。
テニス部の部室はなんとな~く、誰がどこに座るか決まっていて、先輩と後輩の場所もなんとなく分かれていた。
そこでたまたま私の隣が少し空いていたため、そこが留学生の定位置となった。
彼女の名前はレジス。日本語はあまり話せないようだった。
もちろんだけど、私は英語を話せないし、聞き取るのでも一苦労。
部活終わり、大体女子は身だしなみを整える。(当たり前)
隣にいるレジスが、
“Can I borrow the mirror?” (その鏡を貸してくれる?)
と言ってきた。
私はどきっとして、理解するのに一旦停止。
そしてもう一度ゆっくり言ってもらった。
よくよく聞けば、全部習ったことがある単語だ。
でも実際に口にされるとこんなにも焦ってしまうのか。
いままで、教科書や単語帳でしか見なかった英語たち。
こんなかたちでいますぐ必要になるとは…。
それから、レジスに英語でなにか聞かれるたびに、一生懸命答えようとはした。
でもなんども聞き返したり、身振り手振りでお互い必死に自分の伝えたいことを伝える努力をした。
言葉が通じないから生まれるぎこちない空気。
ある日突然、留学生が私の隣に毎日いるなんて思ってもいなかった。
それでも1日目、2日目、3日目…と日を重ねるごとにレジスのいる生活には慣れ始めた。
一回では何を言っているかわからないし、何度も聞き返しちゃうけど、一生懸命理解しようとする姿勢が伝わったのか、だんだんと英語を頑張って使う私に心を開いてくれた。
徐々に私たちの距離は縮まった。仲良くなっていった。
レジスが私に手紙をくれるようになった。(高校生らしいルーズリーフをデコったかわいいお手紙)
いままで見たことないかわいいデザインで、レジスは自分でカラフルなペンを使ってルーズリーフにデコレーションすることが本当に上手だった。
だからわたしも拙い英語で一生懸命手紙の返事を書いたし、
わたしの返事が遅いときは「ナツ~、まだ?」と文句を言われるくらいには距離が縮まった。
テスト期間には単語帳を開きながら、テスト勉強を教えてもらった。
その感覚が心から嬉しくて、楽しかった。
そして部活を一緒にしていく中でレジスが好奇心旺盛、前向きでポジティブ、物事を曖昧にしない。など彼女の性格も徐々に理解していった。
初めてすぐ側に違う言語を話す存在。もっともっとレジスと話したいし、話せるようになりたい。
いままでは全てインプットだったけど、彼女がいることでアウトプットができる。
つまり、英語を話せればもっとたくさんの人と仲良くなれるんじゃないか。
そのことに気づいた高校生の私は未来にわくわくしたし、勉強にもモチベーションが湧いた。
だって、将来絶対役に立つんだもん。
教科書だけでは伝わらない英語の面白さもレジスが教えてくれる。
「学校の勉強」ではなくて、実際に日常で使いこなしている人がいる楽しさ。
生活してて使うなら、得たもん勝ち!
いつの間にか、夢中になっていて楽しくて本気だった。
そして私にとって英語が初めて、「心から好きだ。」とおもえることだった。
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