イベスターZ 1巻〜5巻

突然、そうだ!投資について勉強しよう!と思いBOOK OFFにてまとめ買いしました。
勉強の為に読んだのに物凄く面白くて感動してしまい、投資の勉強をするはずが、この感動を書き殴る為noteに登録してました。加速が止まらない!!

勉強の為の漫画ではない。

簡単に1〜5巻までの内容をまとめると「中学生達が運営する投資秘密クラブに選ばれた新入生のルーツが実は秘密クラブ誕生と関係していた!!」
という中学生が株運用をしたり秘密組織だったり一行に要約してもぶったまげるの話なのですが、さらにこの投資クラブの運営した資金で学校の運営資金を賄っていたり、いきなり明治時代にタイムスリップしたりと読めば読むほど引き込まれて楽しい漫画になっております。
また投資の話はもちろん、お金に関する日本国内外の歴史や現代社会への影響に関して多く語られています。
私が好きなエピソードは、徳川家康が本能寺の変での部下からの裏切りを目の当たりにし、
下々より裏切られる事を恐れて、自分が天下を取った際に民衆が権力に逆らわぬよう、貧乏を美徳として普及しようと考えたのではないかというエピソードです。
最近北野武監督の『首』を観たばかりなのも相まって、私の中で説得力が増し増しでした。だって映画の中では裏切り・御法度何でもござれで、どうしたらあの世界で生き抜くことが出来ようかと本気で悩んで3日間くらいノイローゼ気味になるほどでした。
そこから日本人は投資より貯蓄が最善の策だと思い込み続けて現在に至るというなんとも鳥肌でものです。
こう書くとやはり教材漫画なのではないかと思われるかも知れませんが、違うんです!
冒頭にも申し上げましたが、主人公は小学生を出たばかりの中学1年生。
秘密クラブの部室は学校の地下に隠してありスパイ映画さながらのセキュリティーに守られています。(たまに何か悪魔みたいなのが出ます。)
そこで選ばれし秀才5人の先輩達と何億という歴代の先輩達が築き上げた資金を元に学校運営資金次世代へ受け継ぐ為投資に励む日々が描かれているんです。
設定だけでめちゃくちゃ面白そうですよね!ね!

投資に正解なんてない。人の数だけ道がある。

投資について調べていると、調べれば調べるほど「投資に正解なんてない」という文言を見かけ、絶望しませんか?私はいつも正解がないならバカは損するしかないじゃん!怖いじゃん!と涙で枕を濡らしております。
この漫画でも同様に「やり方も正解もない」と描かれているのですが、一つの正解はないけどまぁ何パターンかは見せてあげるよ。というなんとも仏なストーリー展開を見せます。
主人公の所属している秘密クラブには明確な目標数値が設定され一年間であげなければならない売り上げがあります。たらたらしてられないんですね。
なので短期投資の目線でいつも買う企業を選び売買します。
3巻でもう一グループ投資クラブが出てきます。それは主人公が在籍する学校創設者玄孫の女の子と友達+友達の母で結成した女子だけの投資クラブです。
こちらは特に期限付きの目標などはなく、自分の将来の為に資産を増やすこと、
話が進むと社会での女性の権限獲得の為に投資をする事が目的になってきます。
その為、長期投資を目的とした企業と取引をしていくわけなのですが、
主人公チームと同じ企業を分析していても目的の違いからまったく異なった評価にになるわけです。それがとても面白い。「正解がない」の言葉の意味がやっと理解できた気がします。

爆裂におすすめ

他にも、セリフ・心の中・セリフの3回同じ事を言ってみたり、主人公の情緒不安定なキャラクターだったりギャグ要素もしっかりあり面白いところは山ほどあるのですが、続きを読み終わったらまた書こうと思います。
投資に興味がなくても大変面白い作品だと思いますので、是非読んでみて欲しい。
やっぱり何か難しそうと思う方は、イベスターZのパロディー漫画的な「バカが考えた株の漫画」(https://bhb.co.jp/works/12869/)これだけでも読んでほしい。
無料で読めるし本当に面白いから!
パロでない方は令和6年の1月現在、Kindleにて50%割引で読める様なので、私は6巻から先は大人買いします!



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