*GOING STEADY
皆さんは「GOING STEADY」というロックバンドを知っているだろうか。
1996年に結成され、2003年には解散してしまったパンクロックバンド。
メンバーには、峯田和伸さんをはじめとする、現在の銀杏BOYZメンバーが所属していた。
20代半ばの私はどう考えても世代では無い。
現在30代後半くらいの人が世代だろうか。
しかし、私はGOING STEADYの曲で、
大好きな曲が2つある。今回はこの2曲を紹介したい。
ここから先は敬愛を込めてゴイステと呼ばせてもらう。
①もしも君が泣くならば
元々私がゴイステを好きになったのは②で紹介する曲がきっかけなのだが、そのあとたまたまTVで、sumikaの片岡健太さんが紹介していたのがこの曲だった。
それまでは「ふーん」という感じで聴いていたが、
好きな人の影響はすごい。
健太くんが好きな曲!しかもゴイステ!と突然私の中のゴイステランキングで上位に食い込んでくる結果となった。
まず、どストレートな出だしの歌詞が心に刺さる。
この曲は自分が落ち込んでいるときに聴くのはもちろん、大切な人が落ち込んでいたらそっと聴かせてあげたい曲でもある。(そもそもゴイステを知ってる人がいないのだけど)
そしてサビはこんな感じ。
出だしに引き続き、こんなにもストレートに相手を想う気持ちを叫んでいる歌があるだろうか?
「好き」とか「大切」みたいな言葉は一切使われていない。だが、命をかけて相手のことを大切に想っているということが、ビシバシ伝わってくる。
②銀河鉄道の夜
私がゴイステを知るきっかけとなった曲。
これは、私が大好きだったラジオ「オールナイトニッポンサタデースペシャル 大倉くんと高橋くん」のEDで毎回流れていた曲である。
このラジオは、関ジャニ∞の大倉忠義とシンガーソングライターの高橋優が、2人で毎週土曜日の23:30〜1:00まで、生放送でやっていた番組。2015年4月4日から2020年3月28日までの5年間放送されていた。
私の青春、と言っても過言ではないラジオ。
ここで少しラジオの話。
元々大倉くんは、1人でラジオをやっていた。
そのラジオは時間帯的に毎週聞けるものではなかったが、タイミングが合うと聞いていた。
そのラジオが終わると同時に始まったのが、「大倉くんと高橋くん」だった。私が高校2年生のとき。
最初は全然興味が湧かなかった。なぜなら高橋優というシンガーソングライターのことを知らなかったから。
では、何がきっかけで聞くようになったのか。
答えは簡単。
高校2年生のときに好きになった男の子が、高橋優のファンだったのである。(また好きな人の影響を受けてる)
こんな偶然があるだろうか?
こんな不純な動機で聞き始めたラジオだったが、
そこからはほぼ毎週かかさず聞いていた。
深夜の生放送なので、聞けない時はちゃんとradikoで。
その男の子とは付き合うことができたが、ラジオが終わるよりもずっと前に別れてしまった。
でも、別れたあとの数年間も、私はかかさず土曜の深夜はニッポン放送を聞いていた。彼がどうしていたかは知らない。
関ジャニ∞からメンバーが次々と脱退したときも、大倉くんはまっすぐな言葉をラジオの向こうにいるeighterに投げかけてくれた。あの頃、このラジオがなかったら、eighterを辞めていたかもしれない、とさえ思う。
かと思えば、深夜なのを良いことに、大倉くんがジャニーズとは思えないレベルの下ネタを嬉しそうに話したり、高橋くんが金八先生とマスオさんのモノマネをずっとやっていたり、小学生男子が遊んでいるようなラジオだった。
コロナ禍になり、先が見えなかった2020年3月に終わってしまったことがすごく残念だったが、最後の最後まで彼らはリスナーに前向きな言葉をかけ、そして、笑わせてくれた。
そんな、私にとって大事な大事なラジオ番組のEDで流れていたのが、ゴイステの「銀河鉄道の夜」。
この曲名を知ったのは、番組が終わる頃だった。
教えてくれてよかった。確か公式Twitterで呟いてくれていた気がする。おかげでラジオが終わってからも、この曲を聞けばあの頃に想いを馳せることができる。
正直、この曲に関しては、歌詞が意味不明である。
意味不明だから紹介できるところがあまりない。
しかし、「ハロー今君に素張らしい世界が見えますか」という歌詞で、「素晴らしい」ではなく「素張らしい」と表記しているところとか、最後に何度も繰り返される「あなたを想いながら」という歌詞が、私は好きである。
相変わらずヒトカラにハマっている私だが、これは毎回歌うようにしている。歌いながら、数年前の放送当時を思い出して感傷に浸ったりしている。
私はずっと、GOING STEADYの「銀河鉄道の夜」という曲を忘れはしない。
以上2曲が、私がゴイステで大好きな曲である。
ちゃんと音楽サブスクでも聴けるので、興味を持ってくれた人はぜひ聴いてみてほしい。
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