自己流 自己肯定感の上げ方

もっと、サラッと気持ちを書きたい。

昨年12月末にオーストラリアから帰国後、何度もブログに向き合うものの、書けずにいた。


純度100%の気持ちを言葉に、なんて言っておきながら、少し気を抜くと、だんだん書く事を"ちゃんとしなきゃ"と思っている私がいる。

”気を抜くと、ちゃんとしなきゃと思ってしまう”というのは何とも矛盾した表現だと思うけど、自己肯定感の低い私は、どうしても"ちゃんとしないと認めてもらえない"と思ってしまって、自分へのハードルが高くなる。

完璧を求めてる意識はないけれど、失敗する事が怖くなって、そもそもチャレンジすることに足踏みする。

その結果、書いては消して、書いては消してを繰り返して、書けなくなる。

書きたいことはあるのに最後まで書ききれないから、下書きばかりがたまっていく。


自己肯定感を上げること。

これがこの半年程、私が意識している大きな課題だった。


そもそも私は、自分が自己肯定感が低いなんて自覚はなかった。

でも、小さなことでも悩んでしまう、考えこみすぎてネガティブからしばらく抜け出せない、なんてことは思春期の頃からよくあって、それが自分の悪い癖だと思っていた。


オーストラリアに留学してから、自分と向き合う時間が多くなり、自分自身に対する自信のなさを嫌というほど実感した。

自信がないから失敗が怖い。他人の評価が気になる。

自分と他人を比べて落ち込んでしまう。

時には、せっかくの人からの褒め言葉を素直に受け取れず、結果的に自分も相手も傷つことけてしまうこともあった。


変わりたい。強くなりたい。自分に自信が持てるようになりたい。と思うようになった。


noteを書き始めたのもその頃だ。

もちろん、言葉が好きというのは本当だけど、ブログを書いている理由のどこか片隅には、自分の好きなことをして他人に認めてもらいたいという思いがあった。他人に認めてもらうことで自分に自信をつけたかった。


変わりたい。


それが私の最初の一歩で、そこからどうにか毎日モチベーションを上げる方法や、自己啓発の方法、ネガティブな考えをポジティブに変える方法を考えたり、調べたりした。

馬鹿じゃないかと笑われるかもしれない。でも、本気で変わりたかったのだ。

YouTubeでメンタリストのDaigoさんの動画を見まくって、自分のメンタルの状態について理解しようとしたり、”ポジティブキャンペーン”なんて自分で自分に言い聞かせて、なるべくネガティブなことを言わないように努めた。

私の口癖は”良くも悪くも…”だったから、物事の悪い面だけ見るんじゃなくて、その結果得られた良いことが何かないか考えるようにした。



でも、これらの行動についてくる他者からの評価はすべて、”頑張ってポジティブに努めている自分”に対する評価だった。

そうじゃない。

自己肯定感を上げるということは、そういうことではないのだ。

これでは、頑張らないと他人からの評価が維持できない。

結局他人からの評価を気にしてしまっている。

本当の意味で自己肯定感を上げるとは、"ありのままの自分を受け入れること"なのだ。


それに気づいたところで、すぐにできたら苦労しない。

自信がない自分に対して、どう自分で価値をつけろというのか。

自信がないから変わりたいと思っているんじゃないか。



それでいい。


自信がなくて、変わろうとしている自分。
いいじゃないか。

変わりたいと思って行動した時点で変わりはじめている。
素敵じゃないか。

もうすでに価値は生まれ始めている。


私の小さな自己肯定感が生まれた瞬間だった。



小さなことでいいのだ。
結果が出せない自分がダメなのではない。
結果を出そうともがいている自分でいいのだ。

悩むことは悪いことじゃない。
考えることは成長の第一歩。

ポジティブに考えられない日もある。

でも、「あ、今自分ネガティブ思考になっているな」と気づけるようになった。


それでいい。


どうしても気分が落ちる日は、誰にだってある。
無理にポジティブに考えようとしなくていい。

「はーい!今自分ネガティブスイッチ入ってるよー!スイッチ切ってー!」

なんて、一度考えることをやめて、好きなことをしてみる。
本読んでもいい。寝てもいい。


特に夜は思考が落ちやすい。

だからそんなときは余程緊急でない限り、なるべく自分の気持ちに関わりそうな連絡は返さない。

一晩寝かせて、朝起きて、顔を洗って、朝日を浴びて、朝食でも食べながら、まだ悩みが頭を離れなかったら少し考えてみる。

案外それで解決策が見つかることもある。

解決とまではいかなくても、人間関係のいざこざが、自分のネガティブ思考によってさらに悪化することは防げる。

夜の疲れからくる苛立ちや、ネガティブ思考を引きずった返信を誰かにぶつけていいことなんて何もない。


気が付けば、そんな風に考えられるようになっていた。


さらにあともうひとつ。

自己肯定感の低い私が自己肯定感を上げるために使っている方法。

小さな自分の幸せを見つけるのだ。

1日1つでもいい、自分をほめること。
できればそれを文字として残す。

例えば、今日は朝ご飯しっかり食べた◎
一本早い電車に乗れた◎
部屋を掃除した◎
めんどくさかったけど買い物に行った◎
いつもより少し長く寝て、身体を休めた◎


こんな些細なことでいい。
えらい!と自分で自分に言うことで、自分を肯定できるようにするのだ。

1度にたくさん出してしまうと、次の日のハードルが上がってしまうので、多くても3つくらいでいい。

昨日と同じことでもいい。

夜寝る前に今日起こった良かったこと、楽しかったことを思い浮かべて、気休めでも、「あー楽しかった、今日も100点◎」と心の中で行ってみる。

もし私と同じように自己肯定感が低くて悩んでいる人がいるなら、騙されたと思ってやってみてほしい。

本当に、こんなに自分に対してハードル低くていいの?と思うくらいでたぶん最初はちょうどいいのだと思う。


大切なのはありのままの自分。

人間、変わりたいと思った瞬間から変わり始めている。

変わろうと行動してるだけ、充分すごいのよ、と自分をほめる。


私の自己肯定感はまだまだ低いかもしれない。でも、それでいいのだ。

完璧な人間なんて面白くない。

未完成だから面白い。

未完のみかんは、私の自己肯定感を上げる密かな合言葉。


#自己肯定感 #ありのままの自分 #未完のみかん





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