JO1さん紅白出場おめでとうございます
まず最初にJO1さん、JAM(JO1のファン)さん、第73回NHK紅白歌合戦へのご出場おめでとうございます。
そして私自身も今本当に嬉しく思っています。
実はこのnoteの記事は公式発表より先にスポーツ紙の飛ばし記事が出たのと推しのツイート(後述)を読んだときの感情の勢いのまま書いたのですが、公式発表ではなかったため先走るなと言い聞かせ数日置いていたものです。
JAMじゃないくせにいいね稼ぎの記事じゃんと思われてしまわないかと少し心配していますが違うんですとだけまずは言わせてください。
オーディション時代の話
私はOWV(オウブ)というグループのファンをしています。
JO1を応援している方ならご存知の方も多いかもしれませんが、彼らと同じオーディション番組(Produce 101 Japan)出身の元練習生4人で構成されたボーイズグループです。
私はオーディションをリアルタイムで見ていました。
当時の私の推しは本田康祐くん(現OWV)、川尻蓮くん(現JO1)、白岩瑠姫くん(現JO1)、豆原一成くん(現JO1)、男澤直樹くん(現ソロアーティスト)の5人でした。
(オーディションやJO1に詳しくない方に説明するとこのオーディションで選ばれた11名が現在JO1として活躍している彼らです。
他の練習生も後々別の事務所からデビューをしたりしていますが、あくまでこのオーディションの中でのデビューはJO1のみ)
特に本田くんと蓮くんは最後まで投票し続け、ファイナル放送中の最後の1票をどちらに投じるがめちゃくちゃ頭を悩ませたのを覚えています。(結局悩みに悩んで本田くんに投じました)
ファイナルで名前を呼ばれたデビュー組の彼らが歓声に包まれながら花道を歩き、眩しいくらいに輝くメインステージで抱き合いながら喜ぶ姿を見て一緒に涙し心から祝福しました。
しかしデビュー組の彼らがどこか眩しすぎてまっすぐ見られない自分がわずかにいたことにも気付きました。
応援していた5人のうち3人もデビューを決めた私はめちゃくちゃ嬉しいはずなのに(いや実際に本当に本当に嬉しかったのは紛れもない事実です)、名前を呼ばれずセンターステージに残されたままの彼らから目が離せずにいました。
気付いたら私は本田くんの姿ばかりを追っていました。
(男澤くんはファイナリストには残れていないのですでにオーディションにはいませんでした)
JO1爆誕
オーディションが終わりすぐに開設されたJO1のファンクラブに即日入りました。
彼らの出演する番組なども追っていましたしCDやグッズも買っています。
瑠姫くんのプラメ(登録したメンバーからメールが届くシステム)に今も入っています。
ただ、JO1が爆誕してからちょうど4ヶ月後、本田くんたち現OWVのメンバーからグループ結成のお知らせがあってから私の比重はOWVへと傾いていきました。
番組やコンテンツなどJO1の活躍と供給量はめざましく、だから段々と情報を追いきれなくなってしまいJAMですと言えるほどの熱心な応援はできていないと思いますが、それでも今でも彼らの活動を応援しています。
めざましい活躍の一方で、コロナウィルスの影響で彼らが思うように活動できなかったことが多々あったことも知っています。
オーディションのファイナルの時点では当たり前のようにファンは声を出して応援できていたはずなのに、あっという間に世の中の状況が変わり、有観客のライブもオフラインイベントもできなくなってしまった。
それどころかあの時期はテレビ局の番組の撮影自体も多くがストップしている事態で、もしかしたらJO1も私の知らないところで予定されていた番組やいろんな企画などが消えてしまっていたのかもしれません。
実際、JO1の事務所の社長がインタビューでデビュー後に渡米する計画があったが叶わなかったことや何度も計画されては消えていったライブの予定などについても語っており、“たられば”を言っても仕方のないことだとは分かりつつ、もしコロナ禍でなければ……と考えてしまうこともあります。
その後もCDリリースの時期と緊急事態宣言がかぶってしまい店舗での売上に大きく響いたり、2022年にL.A.で出演するはずだったKCONの時期にメンバーにコロナウィルスの感染者が出て渡米とイベント出演を断念したことなど、本当に困難も絶えず、決して彼らが易々と今のポジションを得たわけではないことがわかります。
スキル面を見ても、元々は未経験からオーディションを受けたメンバーもいた彼らがデビュー組というポジションに甘んじることなく歌もダンスも必死でスキルを磨いてきたことが新しいパフォーマンスを見るたびに伝わってきました。
あくまでオーディションでのデビューはスタートであり、目指すのはあの中でトップになることではなく、もっともっと高みを見据えてることがいつもJO1の真剣さから伝わっていました。
NHK紅白歌合戦の話
そしてようやく本題のNHK紅白歌合戦出場の話。
もちろんJO1デビューのときから私も「いつかは紅白に出ないかな」と心の中で願っていました。
今のJO1や若い世代のファンたちに「紅白歌合戦」というものがどれくらいの価値観で見られているのかは分かりませんが、少なくとも私くらいの世代だと多くの歌手が大きな夢として掲げる場所でした。
民放だと地方によってはそもそも放送局が全局はない地域もあったりします。
当たり前に日本全国で放送されてると思われている番組が地域によっては流れていないなんてこともあるわけです。
その点NHKは日本全国、なんだったら世界もカバーしています。
自分の出演した番組が日本の隅々まで放送され多くの人に見てもらえるということ、特にそういう放送局の少ない地域に家族や親戚がいるアーティストなどはNHKの歌番組に出るということが“出世の証”であり“ひとつの到達点”だったんだと思います。
※
話は少し飛びますがジャニーズ事務所という芸能事務所があります。
もちろん説明不要なくらいの、日本の芸能界におけるボーイズグループの最大手の事務所と言っていいと思います。
きちんと統計をとったわけではないので以下はあくまで私の主観であり体感の話ですが、ジャニーズ事務所に所属している(していた)タレントさんの多くは東京・大阪かそこにアクセスの良い地域の出身の方が多いように見受けられます。
東京や東京にアクセスのいい千葉、神奈川、埼玉。
あとは関西だと大阪・兵庫出身の方など。
もちろんそれ以外の地域出身の方たちもいらっしゃるのは知っていますが、そのあたりの出身の方が相当多いのではと感じています。
これは“ジャニーズジュニア時代”のデビューにいたるまでの期間に事務所やレッスンに通ったり、番組やコンサートのお仕事に出たりという面でそれ以外の地域の人たちは圧倒的に困難だからではないかと私は考えています。
ジャニーズジュニアといえばおそらく小学生~中高校生くらいがボリュームゾーンでしょうか。
事務所や仕事場から遠い地域に住む子どもたちが毎回そこに通うのはかなり大変なことで、地方に暮らす子どもたちにとってはハードルが高いことだと思います。
もちろんジャニーズ事務所以外の事務所からデビューしたボーイズ(または男女混合)グループ、男性アイドルもいらっしゃいます。
しかしジャニーズ事務所以外ではあまりテレビに出られない時代が長く続きました。
ライブや海外やバラエティなど様々な場所に活路を見い出し、その高い壁を打ち破ってこられた偉大な先達ももちろんいます。
しかしやはりジャニーズ事務所という強大な事務所を相手に多くの人たちが長年苦戦し続けてきたのではないかと考えます。
そうなると、やはり地方出身のボーイズグループを目指す子どもたちにとってはデビューというものがハードルの高いものであったのではないでしょうか。
あ、あくまで私の主観が入りまくりの想像ですので「それってあなたの感想ですよね?」くらいに受け取ってくださいね。
そんな中でひとつの「壁」を壊したのがProduce 101 Japanというオーデションだったのではないかと思います。
応募規定が16歳~30歳(シーズン2では16歳~27歳)と小中学生には応募できないきまりとなっていますが(おそらく合宿などがあるため)、それまでボーイズグループでのデビューを夢見ながらあまり門戸が開かれていなかった地方の人たちにも希望のあるオーディションのひとつだったのではないかと勝手に想像しています。
実際このオーディションでデビューを掴んだJO1のメンバーたちは東京都出身の白岩瑠姫を除いた10人が地方出身者。
(愛知2人、大阪、京都、滋賀、奈良、兵庫、岡山、福岡、沖縄)
これはひとつの希望だと私は感じました。
(このテーマに関してはOWVの佐野文哉について触れた下記の記事にも書きました)
そして紅白歌合戦。
2020年はジャニーズ事務所から7組(ただしSnow Manはメンバーのコロナ感染により辞退)、2021年は5組、そして今年2022年は6組のグループが出場を決めています。
過去2年で見ればDISH//やGENERATIONS、今年で言うとBE:FIRSTなどジャニーズ事務所以外のグループからも出場は果たしているものの、他事務所のいわゆる“ボーイズグループ” “男性アイドル”にとっての壁はまだ随分厚く感じられます。
そんな中JO1が先達に続いてまたひとつ壁を壊し紅白歌合戦に出場するという実績もこれから芸能界を目指す人たちへの希望になり得るのではないかと思いました。
※
私の応援しているOWVと同じオーディションの練習生だったJO1。
オーディションの最終回でデビュー組として名を呼ばれ歓声に包まれながら花道を歩き眩いステージに立っていた彼ら。
今も努力を重ねながらすごい勢いで進む彼らの姿を、今私は心底嬉しい気持ちで見つめ、応援しています。
それは他のグループやそれを応援するファン、アイドルを目指す人たちにとっても様々な壁を越えることが無理ではないことをひとつひとつ証明してくれているから。
派生グループを応援している私にとってもJO1はひとつの光なのです。
私の推しであるOWVの本田康祐くんがこうつぶやいていたのも、ただただ純粋に嬉しかったのだろうなと感じました。
(何に対しておめでとうと言っているのかは触れられていませんが、タイミング的にきっと紅白出場の記事を見たのだと思います)
もちろんオーディションでJO1としてデビューできなかったときの気持ちや、今同じアーティストという立場で彼らに思うことがあるかもしれません。
(ないかもしれません。)
でも紅白出場のニュースを受け取った瞬間の彼にとってJO1はただただ大好きな友達であり、同じオーディションを戦った戦友であり、同じボーイズグループの道を歩む良き『仲間』でしかなかったのではないかと思います。
もちろんこれはすべて私の勝手な想像であり本当の気持ちは本人にしかわからないことですが、深夜の3時46分に「JO1おめでとう」とつぶやかずにはいられなかった本田くんのツイートを見てきっとそうだと感じました。
JO1の皆さん、JAMの皆さん、紅白歌合戦出場決定、心よりおめでとうございます。
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