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ドラマ【無能の鷹】名台詞集

2024年10月期 テレビ朝日 金曜ドラマ「無能の鷹」より、心に残った台詞をまとめました。

*鑑賞時に書き起こした台詞を記録しているため、表記や文言は脚本と異なる場合があります。恐れ入りますがご了承いただけますようお願いいたします。


●作品情報

公式サイト


●名台詞集

だって私がこの会社を必要としてるから

-鶸田道人「さっきの話、聞いてた?」
-鷹野ツメ子「うん。」
-鶸田道人「気になんないの?」
-鷹野ツメ子「うん。だって、私がこの会社を必要としてるから。」
-鶸田道人「私が?」
-鷹野ツメ子「そう。だから、会社に必要とされてるかは考えないようにしてる。」

「無能の鷹」第1話 - 鷹野ツメ子

"無能"の鷹野の扱いについて上司たちが苦慮している会話を聞いてしまった鷹野を気遣い鶸田が声をかけた時の、二人の会話です。
自分がこの会社を必要としているから。
そう思えることって、本当はとても大切で、重要なことかもしれません。


皆さんに気持ちよく働いていただくためには

「働きアリの法則をご存知でしょうか。アリの巣には必ず働かないアリが二割存在するそうです。もしそれを排除したとしても、また他の二割が働かなくなってしまう。皆さんに気持ちよく働いていただくためには、私のような存在が必要なのです。」

「無能の鷹」第1話 - 鷹野ツメ子

鷹野が朱雀部長に言った言葉です。


いい人すぎる先輩を誰か褒めてあげてほしい

「部下を褒めて伸ばすって育て方が主流だけど、部下に気を遣う、いい人すぎる先輩を誰か褒めてあげてほしい。」

「無能の鷹」第2話 - 鶸田道人

誰もが指導の匙を投げる鷹野を根気強く指導する鳩山を見ての、鶸田の言葉です。


ITが鷹野から仕事を奪っていく

「ITが、鷹野から仕事を奪っていく。」

「無能の鷹」第2話 - 鳩山樹

何時間もかけてやっと鷹野に教えることが出来たエクセルへのデータ入力。
それを一瞬で実行出来るAIシステムが開発された時の、鳩山の言葉です。


ちょっと安売りしすぎじゃない?

「あのさ、あなたのそういう優しいとこ、素敵だと思うよ。でもなんて言うか、ちょっと安売りしすぎじゃない?いい人っていうか、都合のいい人になってない?」

「無能の鷹」第2話 - 鳩山美沙

終業後も度々部下からの相談の電話に対応し、仕事の話から始まり気付けば実家の墓じまいの相談にまで乗ってしまう優しすぎる鳩山。
そんな彼を見て、妻・美沙が言った言葉です。


あの子たちはあなたの優しさの犠牲者なの

「鳩山くんのことだから、どうせ優しくしすぎてるんでしょ。あのね、優しくすればいいってもんじゃないの。こないだのクライアントの件もそう。困っているから助けたいっていう気持ちはご立派。でもそのせいで開発部の子たち大変だったんだから。それでも頑張ったのは、鳩山くんに頼まれたから。でも、ややこしい案件のせいでみんな疲弊しちゃって。あの子たちは、あなたの優しさの犠牲者なの。きっと鷹野さんもそうだと思う。手取り足取り教えて優しくすることが、本当に彼女のためになってると思う?優しくするだけじゃ、人は育たないの。」

「無能の鷹」第2話 - 鴫石郁

鳩山と同期であり良き相談相手の鴫石が、ストレスによる体調不良で病院を受診した際に偶然会った鳩山が鷹野の指導に悩む姿を見て、言った言葉です。


こいつ、いい人なんだろうな

「でも、こいつ、いい人なんだろうな。きっとこいつだけじゃなくて、この人も、この人も。俺は、いい人になったら損をすると思ってた。でもその結果、誰も周りにいなくなった。だけど、今からでも俺は、忘れちまった大切な何かを取り戻せるんだろうか。そしたらもしかして、前みたいに。」

「無能の鷹」第2話 - 鬼頭

外注先との打ち合わせにやってきた鳩山、鶸田、鷹野。
その三人の様子を見て、外注先の社長・鬼頭が心でつぶやいた言葉です。


一緒に仕事が出来るようになりたいんだよ

「鷹野と一緒に仕事が出来るようになりたいんだよ。」

「無能の鷹」第2話 - 鳩山樹

ダブルクリックの仕方、フォルダの開き方、エンターキーの押し方、ペン回しの仕方。
そんなこと?と思うレベルの指導を鷹野に対してし続けてきた鳩山が、鷹野に言った言葉です。
誰かを育てるのは、現状の業務をまわすためであったり、自分の仕事を振るためであったりもしますが、"あなたと一緒に仕事がしたいから"という想いは、忘れずに持っていたいものだとあらためて思わされる言葉でした。
もっと一緒に良い仕事をしたいから、あなたに育ってほしいし、私も成長を続けたい。
それこそが健全な育成であり、チームですよね。


ちゃんと評価される社会になるといいね

-鳩山樹「都合のいい人だったとしても、今のままでいいかな。ほら俺、それしか出来ないしさ。」
-鳩山美沙「うん。いいんじゃない。でも、あなたみたいな人が、ちゃんと評価される社会になるといいね。」

「無能の鷹」第2話 - 鳩山美沙

悩みが少し吹っ切れて、晴れやかに樹が言った言葉に、妻・美沙が返した言葉です。


優しい人が損をするのが会社というものらしい

「いい人すぎる先輩は、きっと誰かに褒められることもなく、出世をすることもないのだと思う。優しい人が損をするのが会社というものらしい。でも僕はその生き方を、ちょっとだけ素敵だなあと思った。」

「無能の鷹」第2話 - 鶸田道人

鷹野がペン回しを出来るようになり、涙を流して喜んだ人のよすぎる鳩山。
そんな彼を見た鶸田の言葉です。


楽するための努力が得意なんだ

「あんたは、楽するための努力が得意なんだ。あんたみたいな怠け者が考えた技術が、案外、文明の進歩になったりして。」

「無能の鷹」第3話 - 鵜飼朱音

高校時代、同級生だった鵜飼と鵙尾。
板書をノートに取るのが面倒で写真で撮った画像を共有リンクにアップするという提案をした鵙尾に対して、その方が逆に手間なのではと聞いた鵜飼。
楽するためなら全く手間ではないと言った鵙尾に、鵜飼がかけた言葉です。


なんで出世したいんだっけ?なんで毎日頑張ってんだっけ?

「昔はあそこに座ってんの私だった。昔は、鵙尾の隣で笑ってんの私だった。なのになんでこうなっちゃったんだろ。…ああ、私が出世出世って言い始めたからだ。そしたらあいつ、私から距離取るようになって、私もあいつのこと下の名前で呼ばなくなって。大事な友達失ってまで、私なんで出世したいんだっけ?なんで毎日頑張ってんだっけ?…ああ、青島と室井的なこと?大事なことのために偉くなれ的な?え?私、会社良くしたいみたいなそんな崇高な気持ちあったっけ?なんで頑張ってんだっけ私。わかんない。わかんないわかんないわかんない。」

「無能の鷹」第3話 - 鵜飼朱音

出世を目指すようになってから、友人であり同期であった鵙尾との距離が開いてしまった鵜飼。
その鵙尾の横、かつて自分がいた場所に今は鷹野がいて、鵙尾と鷹野が楽しそうに笑っている姿を目にし、酔っぱらった鵜飼が泣きじゃくりながら言った言葉です。


ただただ頑張るのが好きなだけなの

-鵙尾弓「そういえばさ、鶸田くん聞いたよね?なんで鵜飼が出世のためにあそこまで頑張るのかって。あいつはね、ただただ頑張るのが好きなだけなの。出世とか偉くなりたいは二の次で、むちゃくちゃ働くのが大好きで、頑張るのが楽しいっていう、変な生き物なんだよ。ただそれをこっちに強要するからうざいの。今ぐらいに離れて見てんのがちょうどいいんだ。」
-烏森皇子「ああ、営業の鵜飼さんですよね。わかります、たまにちょいうざいですよね。」
-鵙尾弓「黙れ小僧。あいつの悪口を言っていいのは、世界で私だけ。」

「無能の鷹」第3話 - 鵙尾弓

鶸田と鷹野とランチをしながら、鵙尾が言った言葉です。


人の数だけ働く喜びが違う

「会社にはいろんな人がいる。その人の数だけ、働く喜びが違う。でもそれでいいと思う。だって正解なんてないんだから。」

「無能の鷹」第3話 - 鶸田道人

鵜飼と鵙尾、モチベーションも性格も真反対の二人のことを知った鶸田が、Xにつぶやいた言葉です。


部長の離乳食

-鶸田道人「雉谷さん、それは…?」
-雉谷耕太「ああ、部長の離乳食。」
-鶸田道人「離乳食?部長にお渡しする資料なのにずいぶん簡単ですね。」
-雉谷耕太「必要最低限でいいんだよ。アホなんだから。」

「無能の鷹」第4話 - 雉谷耕太

部長向けに内容を簡易にしたり文字サイズを大きくした資料を用意している雉谷の言葉です。


会社にドラマチック求めんな

「仕事に関してもそうだ。とにかくややこしいことに巻き込まれなければそれでいい。まあこんな俺でも、入社前は熱い想いを持ってたよ。入ってからもITっていう最先端の会社に誇りを持ってたし。ただ、やっていくうちに、仕事に期待するだけ無駄だってわかった。頑張っても報われない。本気を出しても疲れるだけだ。だから今では諦めと悟りの境地まで至った。いいか鶸田。会社にドラマチック求めんな。割り切れば、悩まなくて済む。」

「無能の鷹」第4話 - 雉谷耕太

どこか悩んでいる様子の鵜田をケアしてほしいと鳩山に頼まれ声をかけた雉谷が、鶸田に言った言葉です。


雉谷が俺の上司になるなら心から応援したいし嬉しいよ

「ただ俺、雉谷がうちいなくなったら、寂しいかな。なあ鷹野、雉谷がここに来た時も、俺が雉谷の教育係だったんだ。だから、昔からずっと思ってた。雉谷は、まあ、かっこいいし頭もいいし、特技も個性もあるし、だけど、自分の身を守るためにすぐシャッター閉めるところあるよな。でも最近、鶸田との関係を見て、わかるんだ。本当は面倒見もいいところあるしさ、あと、困ってる人のことをほっとけない優しいところあるの俺は知ってるよ。まあ、俺はもうこの歳だしさ、今さら出世は望まないけど、雉谷のような人が出世するんだろうなって思う。俺は、雉谷が俺の上司になるなら、心から応援したいし、嬉しいよ。」

「無能の鷹」第4話 - 鳩山樹

雉谷が転職サイトを見ているのに気付いた鳩山。
雉谷が新人の頃から見てきた鳩山が、雉谷にかけた言葉です。


俺は鳩山さんみたいにはなりたくない

-鷹野ツメ子「雉谷さん、鳩山さんは出世できないんですか?」
-雉谷耕太「いや…まあ、さっきはああ言ったけど、会社ってのは理不尽なもんなんだよ。俺は鳩山さんのこと好きだし、尊敬してるし、鳩山さんみたいな人に出世してほしいって思ってる。でも…俺は鳩山さんみたいにはなりたくない。」

「無能の鷹」第4話 - 雉谷耕太

鳩山について鷹野が雉谷に聞いた時の、雉谷の言葉です。


でもまあ明日もこの人たちとうまくやるか

「あーあ、すべてが面倒くせえ。でもまあ、明日も、この人たちとうまくやるか。」

「無能の鷹」第4話 - 雉谷耕太

第4話ラストの雉谷のモノローグです。


媚びた上はいずれいなくなりますよ

-鶸田道人「部長言ってました。肩書きは頑張ってきた証だって。」
-鵜飼朱音「そりゃその通りでしょ。肩書き掴むために下げたくもない頭下げてライバル蹴落としてきたんだから。」
-雉谷耕太「でも媚びた上はいずれいなくなりますよ。その代わり、蹴落とした人は自分がいなくなるまでずっといるし。結果。肩書きとか地位にこだわってマウント取り続けた結果が部長です。」

「無能の鷹」第5話 - 雉谷耕太

朱雀部長の"老害"について居酒屋で話していた時の会話です。


変わっちまったらお必ず言ってくれ

「ちょっとお前たちに頼みがある。俺は、偉そうに部下に命令して何にもしない上司が大嫌いだ。だからもし俺がそういう上司に変わっちまったら、必ず言ってくれ。」

「無能の鷹」第5話 - 朱雀又一郎

今は部下たちから"老害"だと煙たがられる朱雀が、かつて鳩山と鴫石の上司としてチームを組みながら仕事をしていた時に、当時の二人に向かって言ったことです。


その感謝がなくなることはないかな

-鷹野ツメ子「お二人は朱雀部長のこと嫌いなんですか?」
-鴫石郁「ん?いや全然。」
-鷹野ツメ子「じゃあ好きですか?」
-鴫石郁「昔は好きだったよ。尊敬してた。」
-鷹野ツメ子「今は?」
-鴫石郁「どうだろう。難しいなあ。」
-鳩山樹「でも、嫌いになんてなれないよ。昔クライアントに蹴り飛ばされた時庇ってくれたの朱雀さんだし、お酒が弱い俺の分までいつも飲んでくれてたの朱雀さんだし。」
-鴫石郁「私も。今の仕事全部教えてくれたの朱雀さんだし、その感謝がなくなることはないかな。」

「無能の鷹」第5話 - 鴫石郁

鷹野、鶸田、鴫石、鳩山の四人で朱雀部長について話をしていた時の言葉です。


価値が高いものは大きいものと思いがちですが

-雉谷国男「どうして鷹野さんはこの会社に入社したんですか?どうせ働くなら大手の人気企業の方が良くないですか?福利厚生の面もそうだし、なにより社会の流れの中心にいるっていう安心感があると思うんですが。」
-鷹野ツメ子「価値が高いものは大きいものと思いがちですが、海外では違うようです。」

「無能の鷹」第6話 - 鷹野ツメ子

学生向けの企業説明会に社員として出席した鷹野。
学生として参加していた雉谷のいとこ・国男からの質問に対する、鷹野の回答です。


小さい会社にも優秀な人はいて地に足をつけて良い仕事して満足出来る

「小さい会社にも優秀な人はいて、地に足をつけて良い仕事して、満足出来るんだなって。それに、みんなでサンキューサンキューって感謝し合っててすごく良い会社だと思った。わかってたんだ。もし大手に入れても、自分の存在までが大きくなるわけじゃない。でも就活すればするほど、社会の中での自分のちっぽけさが身に沁みてたから。でももういい。小さな会社にも鷹野さんみたいな人がいるってわかっただけで良かったよ。」

「無能の鷹」第6話 - 雉谷国男

大手思考で就職活動をしていた国男が、企業説明会で鷹野と出会い、考えが変わった時の言葉です。




以上、ドラマ「無能の鷹」の名台詞集でした。

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