記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

ドラマ【ライオンの隠れ家】名台詞集

2024年10月期 TBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」より、心に残った台詞をまとめました。

*鑑賞時に書き起こした台詞を記録しているため、表記や文言は脚本と異なる場合があります。恐れ入りますがご了承いただけますようお願いいたします。


●作品情報

公式サイト


●名台詞集

海じゃなくてもウミネコはウミネコです

「海じゃなくてもウミネコはウミネコです。どこを飛ぶかはウミネコの自由です。ウミネコだって違う景色見たい時あります。」

「ライオンの隠れ家」第1話 - 小森美路人

ウミネコを見ながら美路人が洸人に言った言葉です。


すごい冒険をしてきたみたい

「みっくん。ライオンはうちに来るまでにすごい冒険をしてきたみたい。お母さんと一緒に家を出て、うちでかくれんぼしてるんだって。きっと怖かっただろうな。」

「ライオンの隠れ家」第6話 - 小森洸人

ライオンが家にやってきた経緯をXから聞かされた洸人が、美路人にそのことを伝えた時の言葉です。
美路人とライオン、二人ともに寄り添った、この物語らしい、洸人らしい言葉選びで、とても好きな台詞です。


ここまでほんとによく頑張ったね

-小森洸人「全部出来たの?」
-ライオン「うん。」
-小森洸人「そっか。頑張った。ここまで、ほんとによく頑張ったね。」
-小森美路人「頑張った頑張った。よく頑張りました。」

「ライオンの隠れ家」第1話 - 小森洸人

算数のドリルを全て終わらせたライオンの頭を撫でながら、ライオンのこれまでの過去への想いも込めて、洸人が言った言葉です。


まだ想いは続いてるんだよ

-小森洸人「この約束ノートに今日もうひとつ新しい約束を追加したいんだ。」
-小森美路人「約束ノート?」
-小森洸人「ライオンのお母さんが戻るまで、三人で笑って暮らすこと。そのために僕とみっくんでライオンを守る。そう約束する。」
-ライオン「でもママは破った。どっか行っちゃった。」
-小森洸人「そうだね。なんでだよって思うよね。でもライオンのお母さんはきっと諦めてない。まだ想いは続いてるんだよ。でも今すぐには難しい。だから僕たちに頼んだ。ライオンを守ってって。」
-ライオン「ママは洸人にそう言ったの?」
-小森洸人「この前そう頼まれたんだ。だから、三人で一緒にお母さん待とう。みっくんもいい?」
-小森美路人「僕とお兄ちゃんとライオンは、同じプライドの仲間です。安全なプライドです。」
-小森洸人「ありがとう。」
-ライオン「ママ次は会える?」
-小森洸人「うん。それまでに一緒にもっと強くなってよう。約束。  」

「ライオンの隠れ家」第6話 - 小森洸人

ライオンをこの家で守ると決めた洸人たちの会話です。
この作品は、泣かせよう、印象に残そうとしたいかにもな台詞がなく、丁寧に紡ぐ感情の動きや関係性の変化によってじんわりと泣かされ心が温まるような物語で、とても好きです。


結局は自分のために相手を縛ってる

-小森洸人「わかりたくないですよ!わかりたくないのに、きっと僕も同じ間違いをしているのかもしれません。相手のため、そう言いながら結局は自分のために相手を縛ってる。家族だから、家族だからって。」
-橘祥吾「何が言いたいんですか?」
-小森洸人「あなたも純粋に愛してきた時があったんじゃないんですか?素直な思いやりだけ持っていた時が。でもそれがどんどん掛け違って。あなたも本当は気付いてるんでしょう?」
-橘祥吾「だからあなたに何が、」
-小森洸人「楽ですよ、気付かないまま終わらせられたら。でもきっと、それじゃだめなんです。」

「ライオンの隠れ家」第10話 - 小森洸人

愛生に暴力をふるって監禁し、ライオンを連れて出て行った祥吾。
ライオンを祥吾から保護した洸人が言った言葉です。

いつか一人になる時の練習です

-小野寺武宏「みっくんはここに住みたいですか?」
-小森美路人「ここには住みません。お兄ちゃんとライオンと一緒に暮らします。」
-小野寺武宏「ずっとは無理です。いつかはみんな一人になりますよ。」
-小森美路人「一人になりません。お兄ちゃんがいます。お兄ちゃん一緒にいます。小野寺さんお兄ちゃんがいますか?」
-小野寺武宏「いません。弟がいます。」
-小森美路人「弟がいます?」
-小野寺武宏「東京に行きました。僕の事はめんどくさいです。僕には会いません。」
-小森美路人「めんどくさい?」
-小野寺武宏「今日は、いつか一人になる時の練習です。お父さんとお母さんがよく言ってますよ。」
-小森美路人「一人…。一人になりません。お兄ちゃんがいます。」

「ライオンの隠れ家」第10話 - 小野寺武宏

アートグループのホームに一泊の入居体験をした美路人と、共に入居体験をする同僚・小野寺の会話です。


お兄ちゃん頑張りました

-小森洸人「明日、ライオンと一緒に帰れることになったよ。」
-小森美路人「ライオン?家に帰りますか?ライオンが家に帰りますか?」
-小森洸人「みっくんが力をくれたおかげだよ。」
-小森美路人「ライオンに会いたいです。」
-小森洸人「きっとライオンも喜ぶね。」
-小森美路人「お兄ちゃん頑張りました。お兄ちゃんがライオン助けました。お兄ちゃんおやすみなさい寝ます。」
-小森洸人「おやすみ。」

「ライオンの隠れ家」第10話 - 小森美路人

橘祥吾が逮捕され、ライオンを無事保護し、愛生の入院中に家で預かることになった洸人。
洸人がその報告を電話でした時の美路人との会話です。


似合ってるよ

-橘愛生「なんでいつも白なの?…あ、いや、別に言いたくなかったらいいんだけどさ。」
-柚留木「…母親が…、黒い服が嫌いだったんです。いや、嫌いというか…怖かったんです、黒が。」
-橘愛生「…白い色って、浄化とかリセットとか、過去から解放されるみたいな意味があるらしいよ。あと、純粋とか正義とか…あれ、違ったかな。」
-柚留木「…曖昧だな。」
-橘愛生「似合ってるよ。あなたは心の奥があったかくて素敵な人だと思うから。(盗聴器を返して) 私、しばらく弟たちの家にお世話になることになった。」
-柚留木「はい。」
-橘愛生「あの家にいると思う。だからさ、気が向いたらふらっと帰っておいでよ。」
-柚留木「帰るって、家族じゃないんですから。」
-橘愛生「(柚留木を抱きしめて) …ありがとう。」

「ライオンの隠れ家」第10話 - 橘愛生

幼い頃に父親からDVを受け、母とシェルターなどを転々としながら逃げてまわった経験のあった柚留木。
その過去を知った愛生が、最後に柚留木と会った時の会話です。

その分幸せになってくれよ

-橘愛生「こんなに幸せでいいのかな。」
-吉見寅吉「何言ってんだよ。今まで苦労してきたんじゃないかよ。その分幸せになってくれよ。」

「ライオンの隠れ家」第10話 - 吉見寅吉

夫から解放され、ライオンと一緒に洸人たちとしばらく暮らすことにした愛生。
吉見がお祝いにと持ってきた蟹を皆で食べながらの、愛生と吉見の会話です。


ずっと一緒にいてくれた人をそんな風に言うもんじゃないよ

-小森美路人「お兄ちゃん、僕がめんどくさいですか?お兄ちゃん僕がめんどくさいからいなくなりました?」
-橘愛生「何言ってんの。そんなことないでしょ。」
-小森美路人「お兄ちゃんは僕が...僕が...嫌いになりました?」
-橘愛生「美路人。ずっと一緒にいてくれた人をそんな風に言うもんじゃないよ。」
-ライオン「ママ怒ってないよ。」
-橘愛生「洸人はあんたのこと、いつも一番に考えてるから。」
-小森美路人「なんでいなくなりましたか?」
-橘愛生「そういう時もあるよ。」
-小森美路人「そういう時はいつですか?」
-橘愛生「大丈夫。今は一人になりたいんだよ、きっと。」

「ライオンの隠れ家」第11話(最終話) - 橘愛生

洸人が家を出て行ってしまったは自分のせいなのではないかと不安がる美路人に、愛生が言った言葉です。


新しいことに挑戦するのに今更とかないでしょ

-小森洸人「気付いたら昔通ってた大学の前にいて。色々あって中退したんですけど。」
-工藤楓「ふーん。自然とそっちに足が向いてたってことは、何か心に残ってることがあるとか?」
-小森洸人「どうなんですかね。」
-工藤楓「やり残したことがあるなら挑戦してみたらいいんじゃないですか?ほら、社会人になってからも学び直す人っていっぱいいるし。」
-小森洸人「いやでもそんなつもりで来たんじゃないと思うんですよね。今更って感じだし。」
-工藤楓「えー?新しいことに挑戦するのに今更とかないでしょ。ほら、思い切ってどーんと飛び込んじゃえばいいんですよ。」

「ライオンの隠れ家」第11話(最終話) - 工藤楓

突発的に家を飛び出し、気付いたら東京の大学の前まで来ていた洸人。
東京で工藤と飲んだ時の会話です。


想いは言葉にしてちゃんとぶつけないと

-橘愛生「何かお悩みなら話だけでも聞きましょうか?」
-小森洸人「姉っぽいね。」
-橘愛生「お姉ちゃんさせてくださいよ。」
-小森洸人「この前一人で色々考えてたんだけど、これからの自分とみっくんを想像した時に、みっくんには絵を描くっていう武器があるけど、僕には何もないから、何か見つけたくて大学の前にいたのかもしれないなって。」
-橘愛生「なるほどね。」
-小森洸人「将来のことを考えてみたら離れてみた方がいいかもしれないけど、現実はそう簡単じゃないと思うし、これも僕の勝手な考えかもしれないし。今回のことで、やっぱりまだそのタイミングじゃないのかなって。」
-橘愛生「洸人が家を出て行ったのは自分のせいだって思ってたみたいだよ。」
-小森洸人「え?」
-橘愛生「自分がめんどくさいからお兄ちゃんは嫌いになったんじゃないかって。そんなことないよとは言ったけど。どれだけ近くにいても、お互いが何を想ってるかなんてわかんないってことだよ。」
-小森洸人「…うん。」
-橘愛生「想いは言葉にしてちゃんとぶつけないと。」
-小森洸人「...そうだね。」

「ライオンの隠れ家」第11話(最終話) - 橘愛生

洸人と愛生、姉弟二人の会話です。


この先もずっとずっと自慢の家族です

「僕は...僕は、自閉スペクトラム症という障害を持つ弟のことをあまり人に話すことはなくて、聞かれてもなんとなく、言葉を濁してきました。でも、家族への感謝の気持ち、愛する気持ちは、しっかり言葉にしなければいけないと、貞本家の皆さんから教わったので、今日はこの場をお借りして、弟に伝えます。美路人。僕はみっくんの優しいところが大好きだし、みっくんの描く絵が大好きです。僕には何の取り柄もなくて、今までみっくんの才能に嫉妬したこともあったけど、今みっくんのことを心から尊敬しています。これまで、本当に色々なことがあって、僕一人ではどうにも出来ないようなことも、みっくんのおかげで乗り越えることが出来ました。僕にとって弟は、この先もずっとずっと自慢の家族です。ありがとう。」

「ライオンの隠れ家」第11話(最終話) - 小森洸人

貞本の結婚十周年パーティーでのスピーチの機会に、洸人が共に参加していた美路人に向けて言った言葉です。


僕たちのプライドはずっとここにあるから

-小森洸人「みっくん。お兄ちゃん、東京の大学に行って勉強し直そうと思う。」
-小森美路人「東京の大学?」
-小森洸人「うん。家を出て、東京で一人暮らしをしようと思うんだ。ずっと迷ってたけど、この絵を見て決めた。みんなと離れて暮らすことになるけど、僕たちのプライドは、ずっとここにあるからね。離れていても、ずっとプライドの仲間だよ。...いいかな?」
-小森美路人「...はい。同じプライドの仲間です。」
-小森洸人「ありがとう。」

「ライオンの隠れ家」第11話(最終話) - 小森洸人

東京へ行くことを決心した洸人が、美路人にそれを伝えた時の会話です。
美路人は洸人の決断を、笑顔で受け止めました。


不安だけどわくわくしてる

-小森洸人「みっくんも明日から新しい生活始まるね。」
-小森美路人「はい。お兄ちゃん、東京行きます。東京、行くのは、怖いですか?」
-小森洸人「不安だけど、わくわくしてる。みっくんは?」
-小森美路人「不安だけど、わくわくしています。」
-小森洸人「一緒だ。」

「ライオンの隠れ家」第11話(最終話) - 小森洸人

東京での暮らしとグループホームでの暮らし、それぞれの新生活に向けて準備をしていた時の、兄弟二人の会話です。


あとはよろしく

-小森洸人「じゃあ、あとはよろしく。」
-橘愛生「何それ。行ってらっしゃい。」
-小森洸人「行ってきます。」

「ライオンの隠れ家」第11話(最終話) - 小森洸人

出発の日、見送る愛生に洸人が託した言葉です。


またね、ライオン

-小森洸人「じゃあ、ここでバイバイ。またね、ライオン。」
-小森美路人「ライオン、さよなら。」
-ライオン「またね。行ってきます。」
-小森洸人「...よし。みっくん行こう。」
-小森美路人「はい。」

「ライオンの隠れ家」第11話(最終話) - 小森洸人

三人がそれぞれの場所へと出発した朝の会話です。


じゃあ。またね。

-小森洸人「みっくん。」
-小森美路人「はい。」
-小森洸人「じゃあ。またね。」
-小森美路人「はい。」

「ライオンの隠れ家」第11話(最終話) - 小森洸人

ラストシーン、洸人と美路人、それぞれの場所へ向かうためバスの前で別れた二人の会話です。
二人はいつものハイタッチをして、進んで行きました。





以上、ドラマ「ライオンの隠れ家」の名台詞集でした。

いいなと思ったら応援しよう!