目黒蓮さんの英語がちゃんと学んでいる人の英語だと感銘を受けた話
2024年6月15日にイタリア・ミラノで開催された、FENDIの2025春夏メンズコレクション。
日本から参加された目黒蓮さんの映像や画像を追いながら、とても感銘を受けたこと。
彼の英語、とても進化していますよね。
多忙な中、しっかりと意志をもって勉強されているのだろうなということが伝わってきて、本当にこの人はどこまでも努力する人なんだなと感心しました。
そのご自身の努力によって、より多くの可能性の扉をまた開いていくような、そんな姿を目の当たりにして、これからのご活躍もますます応援したいと心から思いました。
FENDI 2025SS Collection 公式サイト、インタビュー動画
目黒さんの英語の進化
Harper's BAZAARの動画などで少し拝見出来ますが、目黒さんの英語、前回と比べてとても進化していますよね。
まだたどたどしいところもあったりで、流暢とは言えないかもしれませんが、ちゃんと英語を学んでいる人の話し方だなと感じました。
もともと目黒さんは、多分英語に対しては苦手意識があった方。
バラエティなどでは英語が分からないことをネタにするようなところもあったりしたので、英語は決して出来るとは言えない方だったのだろうと思います。
前回のミラノコレクションに参加された際も、自己紹介程度の英語はお話しされており、コレクション参加に向けて英会話を習ってきたのかなという印象を受けましたが、その時はまだ、覚えてきた英語をしっかり話すという段階なのかなと思いました。
ああいった場で堂々と英語を話すって、それだけでもすごいことです。
そこからおそらく、今回のコレクション参加までに、さらなる勉強を積まれたのではないでしょうか。
発音がより良くなっただけでなく、話しの仕方が、ちゃんと自分で言いたいことを英語に変換して自分で喋っているような印象を受けました。
少し言葉に詰まったり、語の落ち方とか、やや日本語が混ざる感じだったり、逆に日本語インタビューで一瞬混乱して言葉に詰まりかけたり、そういうちょっとした様子が、ちゃんと英語を勉強している人が上達するまでの過程で通るリアルなそれの感じを受けたんですよね。
これ、英語を話せないところから勉強して仕事などで使うように努力してきた経験のある方なら、共感していただけるポイントだったんじゃないかなと思います。
語学は努力の積み上げでしか上達しない
学校のテストで点数を取るとか、受験に使うとか、読み書きが出来る、といったところではなく、「英語をコミュニケーション手段として使って誰かと通じ合えるようになる」というところを観点に考えると、そうなるのって本当に、自分の努力の積み上げ以外に道がないものだと思います。
私は、勤めていた会社での異動により突然英語が必要になり、慌てて勉強をしてから約10年ほど英語を用いた仕事に携わった経験があります。
配属当初は、中学~大学までは学校の授業で英語を習った程度で、就活用に受けたTOEICも特に履歴書に書いてアピールになるほどの点数でもなく、文系だったので英語は好きではあったけれど、別に得意ではない、そんな人間でした。
そんなレベルから、仕事で必要になったことをきっかけに約3ヶ月間ほど英会話レッスンを受け、あとはもう現場で、ひたすら仕事で英語を使って使ってなんとか食らいついていくうちに慣れていく、といった感じで過ごした経験があります。
その時に学んだこととして、やっぱり読んだり書いたり聞いたりする語学と、使う語学というのは別物だということ。
言語は、誰かとコミュニケーションをとるためのツールであって、英語のテストで満点をとれたからといって、人と通じ合えるわけではない。
例えば日本語を話せる日本人が皆、日本人同士で完璧に意思疎通し分かり合えるかというとそうではないし、日本語を話せる人が日本で仕事がデキル人かというとそうではないように。
もちろん、基礎として文法や語彙力は必要ですが、だからといって英語を"使える"ようになるためには、それなりの切羽詰まった必要性や、強い意志を持って学び、自分の伝えたいことを伝えたい相手にいちばん伝わる方法で話しを出来るようにならなければ、なかなか難しい。
ある程度の場数、経験値も必要ですが、私は、この必要性や意志というのがとても大切だと考えます。
なんのために学ぶのかが明確だと伸びる
たとえば、「英語を話せるようになりたい」と漠然に思い、テキストを購入して1ページ目から順番に学んでいく。
そうした学び方自体は否定しませんが、それよりも、もっと具体的な目標や必要性がある場合に、語学はグンと伸びると思います。
たとえば、漠然と「英語」と言っても、使う場面が旅行なのか、ビジネスなのか、ビジネスといっても接客なのか、契約なのか、など、場面により必要なスキルやレベルというのは変わってきます。
また、「何か月後の旅行で英語の演劇を観劇したい」とか、「いついつに英語でプレゼンをしなければならない」といった具体的な目標があると、その目標に対して必要な勉強というのが具体的になります。
大人になってから語学を学ぶ必要性が生じる場面って、上記のようにある程度具体的な何かが迫っている状況が多いと思うのですが、そういう時に、英語に対して苦手意識があるとなおさら、「何から勉強すればいいんだ」「絶対に無理だ」と弱腰になってしまったり、諦めてしまったりするものです。
そこで一歩踏み出してトライするマインドを持てるかどうかと、コツコツ必要な学びを継続する忍耐力を持てるかどうか。
ここが結構大切な第一関門、分かれ道だと思います。
多分シンプルにFENDIへの想いで学んでいる気がする
話を戻して、目黒さんの英語について。
おそらくきっと、SnowManとして、そして彼個人としての今後のプランの中に、"世界" "海外"というものは常に視野に入っているのだと思います。
個人的には、SnowManの皆さんがおっしゃるそれは、単純に海外に活躍の場を増やしていくということだけではなく、より広く多くの人と接点を持つことで、日本のSnowManひいてはJ-POPの価値を上げていくという想いがあるように感じるので、今回目黒さんがインタビューの中で「"J-POP group"のSnowManの目黒蓮」だと名乗っていたのには胸が熱くなったのですが。
目黒さんが英語を勉強する大きな目的には、そういった海外進出というものももちろんあると思います。
ですが、今回のFENDIコレクションでの様子を見ていると、今の目黒さんは、もしかしてとてもシンプルに、「自分を起用してくれたFENDIに対して自分がアンバサダーとしてすべきこと、出来ることをもっとしていくため」に、今はただそのために、英語に取り組んでいるんじゃないかなと感じました。
声は聞こえてこなくとも、現場でスタッフやセレブリティ、メディアとコミュニケーションを取りながらお仕事をされている姿を見て、しっかりと相手の言うことに耳を傾けて、理解して、自分が話すべきことを自分の言葉で話しているような姿が印象的で。
頼るべきところは通訳さんに頼ったり、英語が追いつかない場面では日本語でしっかりと話す。
それも、英語を話すこと自体が目的ではなく、英語をツールとして使って伝えたい思いがあるからこその態度で、素晴らしいと思いました。
自分がよく見られたいとか、英語を話せる印象をつけたいとか、世界に注目されたいとか、そういう欲ではなくて、FENDIのアンバサダーに起用されこのコレクションに立つという機会を得ている自分が、今FENDIの魅力を伝えるためには必要だから英語を学んでいるし、学びたい。
そんな印象だったんです。
職人さんやFENDIの方々へのリスペクトもすごくあるようなので、彼らが自分に伝えてくれることをもっとちゃんと直接理解出来るようになりたいという、誠実さと熱心さもあるんじゃないかな。
正直、英語ペラペラ風にしたいのであれば、もっと文章を準備して暗記したものをスラスラとかっこよさげに喋ることも出来たと思います。
でも彼の英語はそうではなくて、伝えたい事やその場で感じた事を、自分の言葉でしっかりと表現出来るように、そしてその相手が日本語以外の言語を話すのであれば、出来るだけその言語で届けたい、そういうシンプルでまっすぐな想いがある方の話し方に聞こえました。
言語はコミュニケーションツールでしかないと言いましたが、相手が発する言葉に込められた熱とか心って、ちゃんと伝わるもので。
どんなに綺麗な英語でも、温度が伝わってこなければ響かない。
逆に、どんなにつたない英語でも、温度を感じ取れると、受け取りたいと思うもの。
キャッチボールですからね。
どんな言語であれ、やっぱり最後は人です。
人柄や姿勢が、人に伝わって、心を動かすと思います。
音として発した言葉を通じて何が相手に伝わるか、が、一番大切だと思うのですが、まだたどたどしくとも誠実な英語を話す様子の目黒さんを見て、きっと今彼には目の前の具体的な目標があって、そのために意志をもって英語を勉強しているんだろうなと感じました。
楽しむ余裕も出てきたのでは
多分ご自身の中で、前回より出来たこととまだ足りなかったものを振り返って、今後さらに進化していくための努力を惜しまない方なのだと思うのですが、今回は前回と比べて、きっと英語に対するストレスが少し軽減されたのもあって、楽しむ余裕が出てきているのかなと感じました。
もともと目黒さんって、きっと別に頭が悪い方ではなくて。
むしろ賢い方だなと、普段の姿を見ていると思います。
サッカーもアンカーだったんですもんね。
賢くないと出来ません。
歌とかでの英語の発音も結構よくて、多分目黒さんは耳が良いんだろうなと感じていたのですが、多分英語とか勉強を、"やっても出来なかった"というよりは、"やらなかった"、"やらないと決めた"、みたいな人なんじゃないかなと思います。
なので、本気で勉強をすれば、かつこんな風に直近で具体的な目標や必要性があれば、きっと英語はみるみるうちに上達していくんだろうなととても楽しみです。
今回、きっと周りが話す英語が以前よりも聞こえて理解出来て、コミュニケーションが取れるようになってきた実感が、ご本人にも湧いたのではないでしょうか。
表情やふるまいに、その場を楽しむ余裕のようなものが少し生まれてきているように感じましたし、笑顔もやわらかく、前回よりも生き生きとその場に存在していたような。
今回のルックとあいまって、良い意味で少し力の抜けた印象になったことで、彼のかわいらしさや誠実さがより多くの人に伝わったのではないでしょうか。
言葉が通じる、会話が出来る、という経験や実感は、人をさらに成長させますからね。
語学が出来なくて何が悔しいかって、自分の想いを全然伝えられなかったという、もどかしい経験ですよね。
もっと感謝を伝えたいのにthank youしか言えない、もっと感動したことを表現したいのに全然言えない、みたいな、そういう悔しさをバネに、ひとつひとつ乗り越えた時に得られる、「伝わった」「言えた」みたいな実感が、自分を楽にしてくれて、さらにコミュニケーションをとっていけるようになる。
そうなっていくと、その人らしさや人柄、魅力がもっと伝わっていく。
本当に今後のご活躍が楽しみです。
自分たちで蒔いた種に自分たちで花を咲かせる人たち
これまでミラノやパリではラウールさんや目黒さんがお仕事をされていましたが、毎回毎回きちんと実績を残されて、次の機会に自ら繋げていますよね。
そして今回さらに、渡辺翔太さんもミラノのスワロフスキーのイベントに参加されています。
ファッション関連に限らず、今や個人でのお仕事も多く多忙なSnowManの皆さんですが、"すべてはSnowManのために"みたいな、そんな想いが、本当に有言実行で形になっていくからすごい。
自分自身の次のステップに、そしてSnowManというグループの次のステップに還元するんだという姿勢で取り組まれているお仕事が、着実に実を結んで、かつては遠くにすら感じた夢を確実に引き寄せていく。
大前提にご本人の努力や覚悟があって、そしてそれを後押しするファンの応援があって。
そういうポジティブなパワーが飛び交う界隈を見ていると、なんだか本当に力をもらうし、素晴らしいなと感じます。
変な形で横やりを入れられたり、理不尽に傷つけられたり、体調を崩したりすることがなく、ますます自由に軽やかに活躍をしていってほしいと、心からエールを送りたくなります。
つまり何が言いたいかというとSnowManが好きです
やりたいことをやりたいと認めて覚悟する。
やれるための努力をする。
掴んだチャンスをものにする。
何かを叶えたり成功するために必要なこの3つに対して、腐らずに真正面から素直に向き合い、自分を大きく見せることもなく卑下もせず粛々と取り組んでいくことって、簡単ではなくて。
でもそれが出来る人たちなんですよね、SnowMan。
ご本人たちがそんな人たちだから、ファンも応援したくなって、それぞれが出来る努力と協力をして、さらにチャンスを引き寄せていく。
そんなんだから、応援したくなっちゃうんですよね。
推しが、大切な人が、世界や企業や誰かから大切にされている姿を見ることって、本当に誇らしいし、嬉しいし、よかったねって心から思う。
今回のミラノでの皆さんのご活躍と、盛大なエールを送るファンの方たちの様子を見て、本当にあたたかい気持ちになりました。
これからがますます楽しみですね。
私も何かを頑張ることをしたい。
そう背中を押されます。
とても良いものを見ました。