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ドラマ【東京サラダボウル】名台詞集

2025年1月期 NHKドラマ10「東京サラダボウル」より、心に残った台詞をまとめました。

*鑑賞時に書き起こした台詞を記録しているため、表記や文言は脚本と異なる場合があります。恐れ入りますがご了承いただけますようお願いいたします。


●作品情報

公式サイト


●名台詞集

それだけの人生が確かにあるんだよ

「東京都のさ、外国人居住者の割合って知ってる?アリキーノ。4.8%。パーセンテージだとたったそれだけ。でも人数で言うと68万人だよ?それだけの人生が確かにあるんだよ。シェンはこれから東京で暮らすのに、友達がいなくなっても誰も探してくれなかった、助けてくれる国じゃなかった、そう思いながら日本で過ごすなんて孤独すぎる。」

「東京サラダボウル」第1話 - 鴻田麻里

友人のキャンディが突然いなくなり戸惑うシェンの力になろうと動き出した麻里。
なぜそこまでするのか、麻里の想いを話した時の言葉です。

だからもっと世界と繋がらなきゃ

「アリキーノはさ、確かに通訳だけど、翻訳アプリじゃないんでしょ?AIでもない。自分の言葉がある。想いもある。だからもっと世界と繋がらなきゃ。」

「東京サラダボウル」第1話 - 鴻田麻里

とある過去を抱え、警視庁通訳センターの通訳として勤務する有木野。
自分はただの通訳に過ぎないからと線を引く有木野に、麻里がかけた言葉です。

色々違う人たちがそのまま存在してるサラダボウル

「東京はさ、人種のサラダボウルだよ。人種が溶け合うるつぼじゃなくて、色々違う人たちがそのまま存在してるサラダボウル。こんなに外国人がいるのに対応に慣れた刑事はまだ少なくて、言語が出来る刑事はもっといない。」

「東京サラダボウル」第1話 - 鴻田麻里

麻里が有木野に言った言葉です。

信念だけでやってたら引き返せなくなるよ

-鴻田麻里「ごめん。やらなくていいことやらせて危ない目にも遭わせたし、怒ってるよね、アリキーノ。」
-有木野了「怒るとかじゃない。あんた堕ちるよ。この組織で向こう見ずに信念だけでやってたら引き返せなくなるよ。」

「東京サラダボウル」第2話 - 有木野了

自分の信念に基づき、事件や人に寄り添おうと過剰に動いているように見える麻里に対して、線を引くべきだと懸念していた有木野が言った言葉です。


僕よりももっとかわいそうなやつに見えたから

「僕と同じで、故郷を離れて、家族とも離れて、友達もいなくて、ひとりぼっちで、毎日同じことで別島さんに怒鳴られて。だから、友達になれるって思っちゃったのかもしれません。僕よりももっとかわいそうなやつに見えたから。でもある時気付いたんです。」

「東京サラダボウル」第5話 - 早川進

職場の施設にやってきた後輩である外国人労働者のティエンについて、進が話した言葉です。


自分より下の存在ならいいけど脅威と感じたら追い出すの?

-鴻田麻里「早川さん。あなたはティエンさんに職場から出て行って欲しかったの?もし冤罪で施設を辞めることになれば、彼はもう国に帰るしかなくなるんですよ?」
-早川進「帰る場所があるなら帰ればいいじゃないですか。あったかい家族や友達がいて、帰国を待ってる奥さんもいる。周囲に期待されて、期待に応えられる能力もある。ティエンは日本で働けばベトナムの勝ち組みになれる。だけど僕には何も無いんですよ。」
-鴻田麻里「自分より下の存在ならいいけど、脅威と感じたら追い出すの?」

「東京サラダボウル」第5話 - 鴻田麻里

自分を庇って冤罪を背負おうとするティエンに対して話す早川進に、麻里が言った言葉です。


必要な存在として認めてほしかった

「僕がかわいそうな外国人に見えたからだと思います。でも同情だけでそうするのは本当の友情なんでしょうか。進さんには助けられてばかりだけど、僕もいつか助けられるようになりたい。お互いに必要だから。必要な存在として認めてほしかったんです。かわいそうだから隣に居させてもらうんじゃなくて。」

「東京サラダボウル」第5話 - ティエン

日本で働き始めた自分に親切に仕事や言葉を教えてくれた早川についての想いを話した時のティエンの言葉です。

敵視して排除しようとしてもあなたの居場所は守れないですよ

「ちょっといいですか。今後のために言います。外国人は働かせてやってるんじゃないです。私たちが彼らに働いてもらってるんです。日本は人口が減って子供が減って、今の社会を維持するための労働力も消費力も足りない。日本人だけじゃ、この国はもうもたないんです。外国人を無理に愛せとは言わない。でも、彼らを敵視して排除しようとしても、あなたの居場所は守れないですよ。同じ社会に生きる者として、せめて受け止めなきゃ。あなたが苦しくなるだけです。日本はもう、変わっていくんです。」

「東京サラダボウル」第5話 - 今井もみじ

職場に勤務する外国人労働者を敵視し高圧的な態度を取る別島に、今井もみじが言った言葉です。


よく決めたね、立ち向かうって

「よく決めたね、立ち向かうって。誰でも出来ることじゃないよ。」

「東京サラダボウル」第6話 - 織田覚

麻里が警察官になる前、居合わせた通り魔事件の現場で危険に晒された母子を守ろうと立ち向かった際に、助けてくれた警察官の織田。
犯人を取り押さえた後に麻里のもとに駆け寄ってきた織田が、麻里に言った言葉です。
この出来事が、麻里が警察官を志すきっかけになりました。




以上、ドラマ「東京サラダボウル」の名台詞集でした。

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