2025年1月期 TBS日曜劇場「御上先生」より、心に残った台詞をまとめました。
*鑑賞時に書き起こした台詞を記録しているため、表記や文言は脚本と異なる場合があります。恐れ入りますがご了承いただけますようお願いいたします。
●作品情報
公式サイト
●名台詞集
第1話
その孤独を僕は見捨てない
第1話冒頭の御上のモノローグです。
この物語の軸に流れる御上の信念が伝わってくるようなメッセージでした。
力は弱くても戦い方次第で勝てる
御上が是枝にかけた言葉です。
文科省からの派遣で是枝に代わり担任となった御上。
御上にポジションを奪われるかたちとなった是枝に、御上は理不尽に担任の座を奪われたのだから戦うべきだとも声をかけていました。
志だけで変えられるならとっくに変わってる
御上がこの学校にやってきた理由について記事にして校内に流した生徒の神崎。
父親のような記者クラブぶら下がりの記者にはならないと息巻く神崎に向き合った御上が、生徒たちの前で言った言葉です。
そんな簡単に見えるものを闇とは呼ばない
御上と神崎の続きの会話です。
神崎は御上の過去から闇を暴いたと息巻き記事にしましたが、そんなものは闇ではないと、御上は淡々と言い放ちます。
真のエリートが寄り添うべき他者とはつまり弱者のことだ
御上と神崎の会話の続きです。
何の痛みもなく人は人を殺すことがある
放課後、あらためて二人きりで教室で話した御上と神崎の会話です。
第2話
人生に大切じゃない時期なんてありませんよね
生徒の神崎の様子を気に掛ける是枝に、御上が言った言葉です。
良い教師像はそのテレビドラマシリーズに支配され続けています
御上が是枝に言った言葉です。
伝説とも呼ばれる有名な学園ドラマを制作したTBSが、今現在の日曜劇場で、この台詞を御上に言わせる。
背景も含め、この物語に賭けるもの、時代や教育に向き合う覚悟を感じる台詞でした。
バージョンアップではなくリビルド
御上が神崎に言った言葉です。
バージョンアップではなく、抜本的なリビルド。
教育のみならず、あらゆる仕組みに必要なことですね。
霞が関文学が漏れちゃってましたか
職員室での御上と溝端の会話です。
霞が関文学。
くだらないと嫌いながらもその世界で粛々と仕事をしてきた御上が感じられる、松坂桃李さんの絶妙な言い回しとお芝居でした。
今回は永田町文学ですかね
不倫スキャンダルで学園を辞めた元教師の冴島の息子が先日発生した殺人事件の犯人であると世間で騒ぎ立てられ、生徒たちへの説明のために教室へ向かう御上と是枝。
嫌味を言う溝端に、御上が返した言葉です。
この直前、校門前に殺到するメディアを前に、自分がかつて書いたフリンスキャンダル記事がきっかけになったかもしれないと考える神崎が立ち尽くしていた時、御上は後ろからやってきて、「おはよう」とだけ声をかけ、神崎の背中に手を添えて、教室へと向かって行きました。
裁判でもお前は犯罪者だから黙ってろって言うのかな
御上の赴任以来立て続けに様々なことが起こり、勉強に集中が出来ないと意見した生徒の櫻井。
櫻井や生徒たちに、御上が言った言葉です。
自分を過信しないほうがいい
「ハゲワシと少女」の写真を黒板に投影しながら、御上が言った言葉です。
生贄の羊なら下等な生き物がいいだろうと選ばれただけ
教室での話し合いにて、御上と神崎たちの会話です。
優秀な生徒たちが集まるこのクラスでは、無駄に騒いだり噛みつくような生徒はおらず、先生の話はきちんと聞くし、自分の頭を使って何事も考える聡明さがある。
御上も、偉ぶったり権力を振りかざしたりするタイプでもなく、クールだが生徒達に無頓着なわけでもない。
"学園ドラマ"としてはとても新しい生徒像であり教師像。
今後の展開がますます楽しみです。
そのままにしておくと感染症が蔓延します
教室での話し合いを終えて職員室に戻った御上と溝端の会話です。
どこか含みを持たせた御上の言い方でした。
以上、ドラマ「御上先生」の名台詞集でした。