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ドラマ【マイダイアリー】名台詞集
2024年10月期 テレビ朝日 日曜ドラマ「マイダイアリー」より、心に残った台詞をまとめました。
*鑑賞時に書き起こした台詞を記録しているため、表記や文言は脚本と異なる場合があります。恐れ入りますがご了承いただけますようお願いいたします。
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●名台詞集
不安になった時に身近に十三度のものがないかなって探す
「十三度探しゲームをやりませんか?例えばほら、あそこに立ってる木。どんなに風が強く吹いても倒れないの、不思議じゃないですか?これは、根っこの張り出す角度が十三度になってるからなんです。他にも、電車のレール、僕たち人間の足の角度、あと、あれ、(駅の改札を指して)ピってやるやつ。これも十三度に傾いてる。十三度は安定感がある角度って言われてるんです。だからたまに不安になった時に、身近に十三度のものがないかなって探す。それが十三度探しゲームです。」
大学に編入し、一人で過ごしていた広海。
幼い頃から数学が好きで、一人でいることも多かった広海らしい遊びです。
私たちの心にも、そういう角度
「十三度か。あったらいいのにと思って。私たちの心にも、そういう角度。」
広海の「十三度ゲーム」の話を聞いた優希が言った言葉です。
孤立はしちゃいけない
-恩村優希「ずっと一人だったって、本当?ごめん、変なこと聞いた。今の忘れて。」
-徳永広海「孤独は誰にでもある。でも、孤立はしちゃいけない。」
-恩村優希「誰の名言?」
-徳永広海「両親です。だから、習い事とかはしてて。話し相手はいて。いたんですけどね。」
二人でのバスの帰り道、優希と広海の会話です。
我慢してあげてるって、心のどこかで多分、思ってた
-徳永広海「恩村さんだって優しいじゃないですか。」
-恩村優希「ごめん。」
-徳永広海「どうして謝るんですか?」
-恩村優希「私は優しくないよ。ポップコーンを…映画館のポップコーンを、自分の好きな量を好きなペースで食べたいのにって思ってたから。我慢してあげてるって、心のどこかで多分、思ってたから。なんでいつもこうなんだろう。優しい人でありたいだけなのに。ただそれだけなのに。…ますますごめん。」
-徳永広海「僕もよくわからないんですけど、優しさって、交換出来たらいいですよね。」
広海に優しいと言われた時の、優希の言葉です。
優しさ、ちゃんと返すね
「こんなことってあるんだね。こんなにぴったり食べ終わることってあるんだね。ありがとう、今日は。優しさ、ちゃんと返すね、今度。」
広海と映画を観ながらひとつのポップコーンをシェアして食べた優希。
元恋人とはいつも、彼に遠慮して好きな量を食べることが出来ず、ぴったり食べ終えることもなく、いつも残してしまっていたポップコーン。
広海とは、お互い気負わず好きに食べていたら、映画と同時にぴったり食べ終えたポップコーン。
空になったポップコーンの容器を見て、優希が言った言葉です。
一生懸命生きてきた人なんだなって感じただけ
-徳永広海「初めてだったので。歌うことも、あんな風に自然に受け入れてもらうことも。」
-恩村優希「ちょっと違うな。受け入れるとかそういうんじゃないと思う。一生懸命生きてきた人なんだなって感じただけだと思う。」
幼い頃からひとりでいることが多かった広海が、優希たちに誘われて初めて合唱をし、受け入れてもらえたと嬉しそうにしていた広海に優希がかけた言葉です。
ささくれ痛そうな人、放っておけなくて
-大川美鈴「なんで?なんでついてきたの?」
-和田虎之介「ささくれ。ささくれ痛そうな人、放っておけなくて。」
虎之介のバイト先のファミレスにいつも22時頃にやってくる客・大川美鈴。
ある日、大雨の中で傘もささずに閉店したファミレスの前で座り込んでいた大川を見つけた虎之介が、傘をさしてやりながら家まで送った時の、二人の会話です。
生きてるふりしてるうちに生きてるかわかんなくなっちゃった
「社会人になるってね、生きてるふりがうまくなることだよ。私はね、生きてるふりしてるうちに生きてるかわかんなくなっちゃった。生きてるかわかんないからポテトしか食べる気しなくて、夜もどうやって目瞑ったらいいのかわかんなくて、でも朝は来て、また生きてるふりをして。」
虎之介との会話の中で、大川がこぼした言葉です。
人生の道の途中に乗り越えられないくらいの物を置いたのは誰?
「人生に命題はないんじゃないかな。乗り越えるのが正しいとか間違ってるとか、忘れるのが正しいとか間違ってるとか、そんなの誰にだって決める権利ないんじゃないかな。人生の道の途中に乗り越えられないくらいの物を置いたのは誰?って。勝手に置かれた物になんで立ち向かわなきゃいけないのかな。」
過去を乗り越えられない弱い自分を打ち明けたまひるに、広海が言った言葉です。
同じ動きの繰り返しなのに同じ位置を辿ることはない
「同じ動きの繰り返しなのに、同じ位置を辿ることはないでしょ?なんかそれは日々の積み重ねっていうか、人生みたいだなって思って。」
遊園地でトルネードポテトを食べながら、人生をトルネードポテトに例えて広海が言った言葉です。
気付かせてくれた
「僕は変じゃない。ただ一生懸命生きてきただけなんだ。そう気付かせてくれた。自分の知ってる世界を誰かに教えるってとても楽しいことなんだと気付かせてくれた。人と触れ合う時間はこんなにも落ち着くんだと気付かせてくれた。大切な人が目の前で笑ってくれることの愛おしさに気付かせてくれた。自分の存在をちゃんと知ってくれている人がいる心強さに気付かせてくれた。」
広海が優希に宛てて書いた手紙の一部分です。
以上、ドラマ「マイダイアリー」の名台詞集でした。