「夜の女たち」を観て
(※昨年9月に書いた文書を掲載しています。)
前田敦子さん、通称あっちゃんが踊っているところを観たい!という大変ミーハーな気持ちでチケットを取りました。
ところが意外や意外、かなりヘビーな内容で、私も考えさせられることが多かったので、記録としてnoteを書いています。
(感想が主ですが、観に行く方はネタバレになるかもしれません。ご注意下さい。)
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端的に言ってしまうと、自分が女であることを思い出させられました。しかも、それは喉にナイフを突きつけられるように。お前は女なんだぞ、って。
戦前は当たり前のように考えられていなかった女性の権利。それが戦後、占領下でようやく考えられるようになった。ただそれは自分の命を守るとか、貞操を守るとか、現代の私たちにとっては最低限のこと。
辛いことがあっても、悔しいことがあっても、それでも過去を背負って、前を向く。そんなお話でした。
こんな風に書くと明るい雰囲気に伝わるかもしれないけど、それはそれはそんなことはなくて、近頃多い女性をエンパワメントする系ではありません。そこがまたいい。
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私は普段の生活で"女だから"しんどい、苦しいと思うことはほとんどありません。そりゃ会社は男社会だし、多少は気をつかうけれど。それ以上に周りも気をつかってくれているのだと思います。
だからついつい忘れがちになる。忘れる訳じゃないけれど、自分が女であることを改めて自覚することって少ない。
だけど夜道を歩くときは、後ろを振り返る。男性と個室で2人きりにならない。毎朝パンツスーツから下着の線が出てないことを確認する。数十年間生きてきた中で、身についたことだ。
そういうこと。
そういうことなのだ。忘れていたけど、もう無意識になっているけど、女として生きるとはそういうことで、私も女なんだ。
今までエンパワメント系の映画とかみても、うん、がんばるよ?がんばるけど、別にそれは男女関係なしに人としてがんばります。って感じで、どこか他人事のように思ってた。
だけど今回は違う。偉くなりたいとか地位が欲しいとか、そういうことじゃないけれど。私も1人の女として、胸を張って、生きていきたい。
もちろんあっちゃんの踊ってる姿も、めーーっちゃくちゃかわいかった♡♡
大満足!!!
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